消化器系症状と認知機能との関係を探索する 動力を提供する必要があります。(jessie / PIXTA)
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- 便秘はアルツハイマー病と関係がある
ある研究では、アルツハイマー病のマウスモデルを使用して、脳内のβ-アミロイドおよびタウタンパク質の蓄積と、腸内の特定の細菌の存在との間の関連性を調査しました。これらのタンパク質の増減は、アルツハイマー病の重要な特徴となります。
研究結果によると、脳スキャンによって発見されたこれらのタンパク質レベルの上昇は、腸管中の2種類の神経保護作用の可能性がある細菌、酪酸球菌(Butyricicoccus)と腫瘍胃球菌のレベル減少と関係があり、逆に、他の2種類の細菌、バクテリア・サイトバガ(bacteria Cytophaga)とアリストペス菌(Alistipes)はレベル上昇が観測されました。
「いくつかの既知の細菌の欠損は、腸からの漏れや脳への有害物質の輸送を促進する可能性があると考えられます。そして、その欠損がβ-アミロイドとタウタンパク質の沈殿を悪化させた」と研究著者の一人、グレンビッグス研究所アルツハイマー病プロジェクトのボクスター研究員、ヤニック・ワドープ(Yannick Wadop)氏はプレスリリースで述べています。
- 腸管菌失調すると認知能力も低下
- 便秘防止は認知低下リスクを下げる?
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