トランプ米大統領は、3月12日から全ての国を対象に鉄鋼・アルミニウムの関税を導入する。鉄鋼の関税は25%、アルミニウムの関税は10~25%に引き上げられる。ホワイトハウスは3月11日、例外や免除は一切認めない方針を正式に発表した。
今回の関税強化は、中国による過剰生産と市場への供給拡大が国際的な価格競争を歪めていることに対抗する狙いがある。
中国は、世界最大の鉄鋼生産国であり、2024年、中国の粗鋼生産量は5年連続で10億メートルトンを超えた。これはアメリカの年間需要の約10倍に相当する。この20年間で、中国の世界鉄鋼市場におけるシェアは23~53%へと急拡大した。この変化は、価格の不均衡を招き、中国の鉄鋼が市場を独占し、世界中で価格を押し下げたと言う。
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トランプ氏の鉄鋼・アルミ関税の背景 中共の長年にわたる不公正な貿易慣行
トランプ政権の鉄鋼・アルミ関税強化は、中国の過剰生産と市場への供給拡大が国際的な価格競争を歪めていることに対抗する狙いがある
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