米国では中国共産党による強制的な臓器摘出「臓器狩り」を阻止する動きが州レベルで広がっている(Photo credit should read PIERRE-PHILIPPE MARCOU/AFP via Getty Images)
米国では中国共産党による強制的な臓器摘出「臓器狩り」を阻止する動きが州レベルで広がっている。ユタ州上院委員会は21日、臓器狩りに対処する臓器移植修正法案を可決した。
法案(SB262)はマイケル・マッケル上院議員が提出した。中国共産党による臓器狩りに州民が加担することを阻止するため、中国で行われた臓器移植手術について、保険会社が手術や移植後の治療費を支払うことを禁じる。
マッケル氏は「(中国共産党が)強制、拉致、欺瞞、権力の濫用によって生きている個人から、臓器を摘出することを禁止するものだ」と法案の意義を強調した。
中国での臓器移植の待機時間は最短4時間、平均2週間とドナー制度が整う米国に比べてはるかに早い。こうした待機時間を理由に海外から多くの移植希望者が中国に渡っているが、人権弁護士デービット・マタス氏らが発表した調査報告書によると、臓器の供給源は投獄されている中国伝統気功の法輪功学習者やウイグル人だ。
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