画像(左)は体制に異議を唱える活動家の柴松(さいしょう)氏の最近の写真。画像(右)は2023年2月21日夜に山東省済南市ワンダ・プラザの北側の壁に投影された「共産党を倒せ、習近平を倒せ」の文字。(受訪者より提供)
今から1年ちかく前のことである。中国民衆の示威活動である「白紙革命」や「花火革命」の先駆けとなった、2022年10月13日の北京「四通橋事件」から、およそ数か月後だった。
2023年2月21日午後8時過ぎ、山東省済南市の繁華街にある高層の建物「ワンダ・プラザ」の北側の壁面に「共産党を倒せ、習近平を倒せ(打倒共産党,打倒習近平)」と書かれた赤地に白文字の電子横断幕が現れた。
それは遠方の別の建物から角度をぴたりと合わせて、狙撃の名手のように投影された10文字であった。
- ビルの壁に浮かんだ「共産党を倒せ!」
- もう一人の「彭載舟」:柴松氏
- 入念なテストと「監視カメラ」も設置
- ついに行動開始「さらば中国よ」
- 「地球を半周」遠隔操作は大成功
- 「打倒共産党、打倒習近平」
- 決死の逃避行、血眼になる中国警察
- それでも、なぜ抗議をするのか
- 「中共による政治や国家など、なくていい」
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