韓国の公正取引委員会は中国発のECサイトTemuの調査に乗り出した(Photo Illustration by Justin Sullivan/Getty Images)
韓国の公正取引委員会は中国発のECサイト「Temu」の調査に乗り出した。同委員会は、Temuが電子商取引法に基づく消費者保護義務や、虚偽・誇大広告に関する広告表示適正化法の規定に違反していないかどうかを調査する予定だ。
近年、AliExpress、SHEINとTemuに代表される中国の廉価なアパレル通販が欧米に進出し、韓国や日本などのアジア市場にも急速に影響力を拡大している。Temuは日本市場において、App Storeの無料アプリランキングで1位を獲得している(4月9日現在)。6日のTBS系番組「オールスター感謝祭’24春」放送中、TemuとコラボしたCMが放送され、物議を醸した。
昨年7月の韓国進出以来、Temuは新規会員獲得のためにキャッシュクーポンを発行するなどの戦略をとり、ルーレットゲームやマルチ商法を利用したことで論争を巻き起こしてきた。一方で、配送の遅れや品質の低さに対する消費者の不満が殺到している。
消費者院(消費者庁)によると、昨年、韓国が受けたトラブル相談は673件で、2022年(228件)の3倍だった。 今年に入り、先月末時点でAliExpressに対するクレームが352件に達している。
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