お城へ行こう!

気ままなお城めぐりの旅の記録と写真を公開しています。

賤機山城

2014-06-01 07:21:34 | 静岡県
 賤機山城

2014/5/4

静岡県静岡市のお城めぐり

 今川氏居館「府中館」の詰城

≪ お城の概要 ≫

城名: 賤機山城
よみ: シズハタヤマ
別称: 龍鼻砦
所在地: 静岡県静岡市葵区大岩・昭府町
現状: 山・賤機山公園
築城年代: 応永十七年(1410)
築城者: 今川範政
形式: 山城
遺構: 曲輪・土塁・堀切
規模: 500m×50m、標高180m、比高150m
文化財:
訪城日: 2014/5/4


≪ 訪城記 ≫

駿府城から徒歩で賤機山城へ向かう。

駿府城坤櫓から大手門跡を出て、静岡県庁前の御幸通りを北西に進み、浅間神社へ向かう浅間通り商店街を抜けて突き当りの大歳御祖神社へ入り、門を入った左側に賤機山古墳に登る階段がある。この階段を登り賤機山ハイキングコースを進み、賤機山古墳、麓山神社横を通り、約15分で慰霊塔のある広場着く。観世音菩薩像の右奥から下りのハイキングコースとなり、尾根道を約10分進むと深い堀切に出る。さらに登り道が右に曲がった辺りに土塁跡と削平地があり、左側の尾根を降りていくと出丸らしき尾根先の曲輪がある。右に曲がった土塁跡まで戻り、さらに痩せた尾根伝いに進むこと約15分で道の右側に土塁に囲まれた説明板と賤機山城塞阯碑のある小さな曲輪に着く。ここが本丸であまりに目立たないので通り過ぎてしまうところでした。本丸南側にも曲輪があり、道側に土塁跡、北側には二段の削平地と分かりにくい堀切がある。

浅間神社から100段の急な石段を登って賤機山古墳まで行くこともできる。ここからは賤機山ハイキングコースを登る。


≪ 歴 史 ≫

応永十七年~十八年 (1410-11) 今川氏四代範政が南北朝動乱期に南朝方の狩野氏の安倍城に備えて築城したと思われる。
永禄十一年十二月 (1568) 武田信玄の駿府侵入によって、その支配に降ったが、北条軍の援軍を警戒し武田軍は一時帰国する。
永禄十三年 (1570) 武田信玄が再び駿府侵攻、府中に籠る今川勢を下し、駿河を手中にする。
天正十年 (1582) 徳川家康の駿府入りによって賤機山城は廃城となる。


≪ 写 真 ≫


賤機山城本丸


賤機山城塞阯碑


本丸北側の土塁


本丸南側の土塁


南側の曲輪


北側一段目の曲輪


北側二段目の曲輪


北側の堀切


最初の深い堀切すぐの土塁


最初の深い堀切


最初の堀切


供養塔のある広場


賤機山古墳


賤機山古墳に登る階段登城口


大歳御祖神社


現地賤機山ハイキングコース案内図(リンク付サムネイル)

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線・東海道新幹線静岡駅からバスで約15分。赤鳥居バス停下車、賤機山ハイキングコースを約40分で本丸に着く。
<車>
東名高速静岡ICを降りて静岡IC入口信号を右折、インター通りを北西に進み、東海道新幹線とJR東海道本線の高架下をくぐり、南安倍交差点信号を右折、線路沿いの国道1号東海道を進み、静岡駅前信号を左折、御幸通りを北西に進み静岡県庁前に出る。付近に有料駐車場があるので利用すると良い。


≪ 位置図 ≫

賤機山城


登城口の大歳御祖神社


紹介したお城の数 224城




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