前回は、
アダムの息子であるシースという預言者(平安あれ)と、
悪魔がどうのような方法を使って人間を惑わすか
について書いてみました。
こんにちは、ファーティマ松本です。
アダムに始まり、そしてシースにつながっていった”預言者”という地位。
今回は、人類史上第3番目にあたります新たな預言者をご紹介したいと思います。
お名前は、イドリース(平安あれ)。
生きた場所は、古代都市バビロニアでした。
イドリースは、書く事を始めた最初の人間と言われています。
文字を書き始めた人というだけあって、かなり頭の良い人だった様です。
天文学の基礎をなした人でもありました。
天文学の歴史を調べてみると、面白い事に
古代都市バビロニアという言葉が出てきます。
イドリースの足跡を、チラチラと垣間見る感じがしますね。
彼の名前イドリースも、アラビア語のダラサ(勉強する)という動詞と同じ語源です。
そんな頭の良い預言者さんが残してくれた言葉がいくつかありますので、
ご紹介しましょう。
「自分の行いを、主への弁論者として任命する者は幸せだ。」
「アッラーからの恩恵に感謝を示す最善の方法は、それを他の人と分かちあう事だ。」
「人が持っている物に嫉妬してはいけない。なぜならそれらほんの少しの間の楽しみにすぎないのだから。」
「誰でも、浪費をする者は、それから何の益も得られないであろう。」
「この世の本当の喜びとは、英知(又は賢明さ)を持つ事。」
どうですか?
凄いお言葉の数々ではありませんか。
彼の預言者時代というのは、カビールから始まった”殺人”や
その後に音楽と共に発展してしまった”婚外交渉”という問題を抱えていた時代でした。
イドリースは、人々にその罪の大きさ、そのような行いを避けるよう伝え続けましたが、
彼の言葉に耳を傾ける人は少なかったそうです。
しかしながら、彼はそれでも忍耐強くあったそうで、クルアーンにはこう書かれてあります。
『またイスマーイール、イドリースとズ・ル・キフルである。全員がよく耐え忍ぶ者であった。』
(21-85)
他の箇所では、このような記述も、、
『またイドリースのことをこの啓典の中で述べよ。かれは正直な人物であり預言者であった。
そしてわれはかれを高い地位に挙げた。』(19-56、57)
神様は、彼に高い地位を与えたという事ですが、
これについて、預言者ムハンマドさん (平安あれ)は、とても興味深い事を
話されました。
預言者ムハンマドさん(平安あれ)は、生きている時に、天界に登って行った事があるのですが、
(もちろん、自力で登れるわけでなく、神様からのご招待という形で)
その時、4番目の天国で、このイドリースにお会いになったとおっしゃったそうです。
4番目の天国と言ったら、本当に高い高い地位です。
彼はただ頭が良かっただけでなく、正直で、忍耐深い、神様に愛された預言者さんだったのですね。
少しは見習わないといけないな、と思う怠惰な私でありました。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
次回はまた違う預言者さんに焦点を当ててみたいと思います。
どうぞお楽しみに。
===================================
アマゾンから電子書籍発売中!
『神様に一番近い人の頭の中身」
https://amzn.to/3rRmJlU
生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
「イスラム的現世の歩き方」
http://www.amazon.co.jp/dp/B01HQB2VPW/
イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
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アダムの息子であるシースという預言者(平安あれ)と、
悪魔がどうのような方法を使って人間を惑わすか
について書いてみました。
こんにちは、ファーティマ松本です。
アダムに始まり、そしてシースにつながっていった”預言者”という地位。
今回は、人類史上第3番目にあたります新たな預言者をご紹介したいと思います。
お名前は、イドリース(平安あれ)。
生きた場所は、古代都市バビロニアでした。
イドリースは、書く事を始めた最初の人間と言われています。
文字を書き始めた人というだけあって、かなり頭の良い人だった様です。
天文学の基礎をなした人でもありました。
天文学の歴史を調べてみると、面白い事に
古代都市バビロニアという言葉が出てきます。
イドリースの足跡を、チラチラと垣間見る感じがしますね。
彼の名前イドリースも、アラビア語のダラサ(勉強する)という動詞と同じ語源です。
そんな頭の良い預言者さんが残してくれた言葉がいくつかありますので、
ご紹介しましょう。
「自分の行いを、主への弁論者として任命する者は幸せだ。」
「アッラーからの恩恵に感謝を示す最善の方法は、それを他の人と分かちあう事だ。」
「人が持っている物に嫉妬してはいけない。なぜならそれらほんの少しの間の楽しみにすぎないのだから。」
「誰でも、浪費をする者は、それから何の益も得られないであろう。」
「この世の本当の喜びとは、英知(又は賢明さ)を持つ事。」
どうですか?
凄いお言葉の数々ではありませんか。
彼の預言者時代というのは、カビールから始まった”殺人”や
その後に音楽と共に発展してしまった”婚外交渉”という問題を抱えていた時代でした。
イドリースは、人々にその罪の大きさ、そのような行いを避けるよう伝え続けましたが、
彼の言葉に耳を傾ける人は少なかったそうです。
しかしながら、彼はそれでも忍耐強くあったそうで、クルアーンにはこう書かれてあります。
『またイスマーイール、イドリースとズ・ル・キフルである。全員がよく耐え忍ぶ者であった。』
(21-85)
他の箇所では、このような記述も、、
『またイドリースのことをこの啓典の中で述べよ。かれは正直な人物であり預言者であった。
そしてわれはかれを高い地位に挙げた。』(19-56、57)
神様は、彼に高い地位を与えたという事ですが、
これについて、預言者ムハンマドさん (平安あれ)は、とても興味深い事を
話されました。
預言者ムハンマドさん(平安あれ)は、生きている時に、天界に登って行った事があるのですが、
(もちろん、自力で登れるわけでなく、神様からのご招待という形で)
その時、4番目の天国で、このイドリースにお会いになったとおっしゃったそうです。
4番目の天国と言ったら、本当に高い高い地位です。
彼はただ頭が良かっただけでなく、正直で、忍耐深い、神様に愛された預言者さんだったのですね。
少しは見習わないといけないな、と思う怠惰な私でありました。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
次回はまた違う預言者さんに焦点を当ててみたいと思います。
どうぞお楽しみに。
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生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
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あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
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