【ブロガー殺人事件 第２７話】

過去の【ブロガー殺人事件】各話は コチラ→→→☆




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赤賀は感情を抑えつつも

『お忙しいところ無理に時間を割いて頂き申し訳ありません』

と切り出した。


『ホンマに忙しいんなら、こんな事しよる暇はないんじゃけどね』


いちいち突っかかる物言いをする男だと赤賀は思った。


『世の中不景気・・・と言うことですか。』

赤賀は自分の心を鎮めるつもりでそう言った。



すると岩津が


『で？あの人のこと聞きたいんじゃろ？何が聞きたいん？』


『言うとくけど、ワシャ前に来た刑事に話ししたこと以外はなんも話せんよ』



『いやいや、それで問題ないですよ。我々が確認したくお邪魔したんですから』

赤賀がそう言うと、岩津はそっぽを向きながら聞こえるか聞こえないかのような声で


『ホンマ邪魔じゃし・・・』と言った。



『すいません』


赤賀は自分でもわかるくらい、引きつった笑い顔でそう答えるしかなかった。


石原が言った。


『あの日、あなたはどこで何をされてたかが知りたいんだが？』



明らかに取り調べの時の口調だった。


岩津は一瞬【ふんっ】と鼻息を鳴らし


『あんたら部下から聞いたんじゃないん？ワシはあの日は釣りに行っとった。もちろん１人よ。』

『１人で夜釣りに行って、その日に人が殺された、それだけで犯人になるんかね？』



岩津はニヤニヤしながら石原に対して言い返した。


『なりませんね。我々はそれだけであなたを逮捕することもできません』


赤賀が言う。



続けて

『でも、あなたじゃない誰かが犯人だとすれば、我々は犯人に関する情報を得ると共に

あなたが犯人ではないかも知れないと言う事を確認したいんです。そのためにあなたにお会いしたわけです』

『しかし、あなたが我々に対しその様な態度を取られると・・・』

『はっきり言わせてもらえるなら【容疑者】としての疑惑は拭えなくなります。』

『現在のあなたの立場は【容疑者の１人】なんですよ！』


赤賀は、現段階で普段ではまず使うことのない【 容疑者 】と言う言葉を敢えて使い、

相手の出方を見た。




一瞬、カツヤ丸こと岩津の顔に狼狽の色が走った。



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さてここでお知らせです。


この『 ブロガー殺人事件 』ですが、今回の話で書き溜めたストックがなくなりました。

従い、この先は【 何か 】が降りてきて、続きを考えられるようになるまで、一旦お休みします。

１ヶ月で再開できるか、それ以上になるか・・・

まるっと目処が立ちません。


犯人はMr.ブーこと咲村なのか？カツヤ丸こと岩津なのか？

それとも、未だ聴取の出来ていない女将こと北川なのか？

はたまた、予想外の人物なのか。


再開を楽しみに・・・・・・してくれる人はいないかもしれませんが

少しだけ時間ください！

よろしくお願いします！！！





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