先週半ばあたりから、急に暑くなりました。
我が家から最寄りの用賀駅には、駅ビルの中にパティオのような所があり、そこに小さな噴水とプールがあります。先週のある日、暑さの中、子どもが、そのプールに手を伸ばし、ピチャピチャやっていました。子どもは正直です。暑い時には本能的に、水に手を伸ばしてしまうのでしょう。そんな光景を横目で見ながら、駅ビルに向かうと、僕の足元に、何か黒いものがまとわり付くように動いたのです。
カラスアゲハでした。見事な青と緑の光沢を輝かせながら、地上低くをヒラヒラと飛ぶのです。しばらく見ていると、噴水の飛沫が飛び散った地面に降り、口吻を伸ばすのです。カラスアゲハは、給水に来ていたのでした。
翌々日の土曜日。気温が30度を超えました。
午前中に、このところ忙しくて、やれていなかった、チョウの調査をしてきました。チョウ相はだいぶ変わってきていました。最後の調査ポイントになる砧公園に来ると、足下からチョウが飛び立ちました。ゴマダラチョウでした。しばらく見ていると、再び地面に降り、飛ぶでもなく歩くでもない体勢で、せわしなく動き回るのです。しばらくすると、お気に召したのか、動かなくなりました。給水をはじめたのです。
同じ日の午後、地元の小学校の校庭にサッカーをしに行っていました。時間の取れる土曜日は、たいがいサッカーをやっています。練習前、スプリンクラーが盛大に水をまきはじめました。すると、どこからともなく、茶色いチョウが飛んで来て、校庭の土の上に舞い降りてきたのです。テングチョウでした。水がまかれた校庭で、テングチョウが早速給水を始めたのです。
残念ながらカメラを持っていなかったので、カラスアゲハとテングチョウの吸水の様子は写真が取れませんでした。どんな時でもカメラは持ち歩かないといけませんね。
今ログを書きながら、ストックしてある写真を引っ張り出してきました。古い写真で恐縮ですが、カメラ不携帯の失態をカバーさせていただきま。
カラスアゲハの写真を見ていて、その当時の事を思い出しました。北軽自然学校を開校していた時のことです。近くを流れる川の探検に行くと、岸辺にたくさんのカラスアゲハが給水に来ていました。子どもたちと一緒に、すこし上流に歩いて行くと、堰堤(土砂だめに小さなダム)がありました。堰堤から焚きのように水が落ちるすぐ脇に、何とカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの大群が集団給水していたのです。その数は、おそらく数百頭に及ぶものと思われます。僕はこんなに大きな蝶の群れを見たことはありませんでした。滝に向かって子どもたちがワーッと走り出すと、蝶たちが一斉に舞い上がったのです。見事でした。青緑の光沢を輝かせた黒いチョウが、ヒッチコックの鳥のように舞いあがったのです。感動しました。茫然と見守りました。手にしていたカメラの存在を忘れてしまうほどの出来事でした。それ以後、何度か同じ場所を見に行くのですが、いまだに、同じような光景に葉で会っていません。もちろん今年も見行くつもりです。
さて、場所は変わって、今度は多摩丘陵。もう6年も前に事にないますが、7月の暑い日、谷戸の用水脇で、モンキアゲハが給水をしているのに出会いました。
こちらは、吸水ではなくポンピングでした。ポンピングと言うのは、チョウが体を冷やすために、口吻から水を吸い上げ、お尻から排出する行動のことです。
2枚目の写真にご覧ください。お尻の先から、勢いよく飛び出す水柱を捕らえることができました。まるで…。
決してチョウのお○○○○なんて言わないでくださいね。
我が家から最寄りの用賀駅には、駅ビルの中にパティオのような所があり、そこに小さな噴水とプールがあります。先週のある日、暑さの中、子どもが、そのプールに手を伸ばし、ピチャピチャやっていました。子どもは正直です。暑い時には本能的に、水に手を伸ばしてしまうのでしょう。そんな光景を横目で見ながら、駅ビルに向かうと、僕の足元に、何か黒いものがまとわり付くように動いたのです。
カラスアゲハの吸水 2008-05-18 新潟県長岡市
カラスアゲハでした。見事な青と緑の光沢を輝かせながら、地上低くをヒラヒラと飛ぶのです。しばらく見ていると、噴水の飛沫が飛び散った地面に降り、口吻を伸ばすのです。カラスアゲハは、給水に来ていたのでした。
翌々日の土曜日。気温が30度を超えました。
午前中に、このところ忙しくて、やれていなかった、チョウの調査をしてきました。チョウ相はだいぶ変わってきていました。最後の調査ポイントになる砧公園に来ると、足下からチョウが飛び立ちました。ゴマダラチョウでした。しばらく見ていると、再び地面に降り、飛ぶでもなく歩くでもない体勢で、せわしなく動き回るのです。しばらくすると、お気に召したのか、動かなくなりました。給水をはじめたのです。
ゴマダラチョウの吸水 2014-05-31 世田谷(砧公園)
同じ日の午後、地元の小学校の校庭にサッカーをしに行っていました。時間の取れる土曜日は、たいがいサッカーをやっています。練習前、スプリンクラーが盛大に水をまきはじめました。すると、どこからともなく、茶色いチョウが飛んで来て、校庭の土の上に舞い降りてきたのです。テングチョウでした。水がまかれた校庭で、テングチョウが早速給水を始めたのです。
残念ながらカメラを持っていなかったので、カラスアゲハとテングチョウの吸水の様子は写真が取れませんでした。どんな時でもカメラは持ち歩かないといけませんね。
今ログを書きながら、ストックしてある写真を引っ張り出してきました。古い写真で恐縮ですが、カメラ不携帯の失態をカバーさせていただきま。
テングチョウの取水 2012-07-18 北軽井沢
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの吸水 2008-07-30 北軽井沢
カラスアゲハの写真を見ていて、その当時の事を思い出しました。北軽自然学校を開校していた時のことです。近くを流れる川の探検に行くと、岸辺にたくさんのカラスアゲハが給水に来ていました。子どもたちと一緒に、すこし上流に歩いて行くと、堰堤(土砂だめに小さなダム)がありました。堰堤から焚きのように水が落ちるすぐ脇に、何とカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの大群が集団給水していたのです。その数は、おそらく数百頭に及ぶものと思われます。僕はこんなに大きな蝶の群れを見たことはありませんでした。滝に向かって子どもたちがワーッと走り出すと、蝶たちが一斉に舞い上がったのです。見事でした。青緑の光沢を輝かせた黒いチョウが、ヒッチコックの鳥のように舞いあがったのです。感動しました。茫然と見守りました。手にしていたカメラの存在を忘れてしまうほどの出来事でした。それ以後、何度か同じ場所を見に行くのですが、いまだに、同じような光景に葉で会っていません。もちろん今年も見行くつもりです。
さて、場所は変わって、今度は多摩丘陵。もう6年も前に事にないますが、7月の暑い日、谷戸の用水脇で、モンキアゲハが給水をしているのに出会いました。
モンキアゲハの吸水(ポンピング) 2008-07-16 多摩丘陵
こちらは、吸水ではなくポンピングでした。ポンピングと言うのは、チョウが体を冷やすために、口吻から水を吸い上げ、お尻から排出する行動のことです。
2枚目の写真にご覧ください。お尻の先から、勢いよく飛び出す水柱を捕らえることができました。まるで…。
決してチョウのお○○○○なんて言わないでくださいね。
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