今年度の私が担当している情報Bの授業で心がけていますのは、学ぶ内容について、生徒の”問題意識を浮上させる”ということです。
例をあげてみると、「情報技術が社会でどう活かされているか?」「ディジタルとアナログの違いって何だろう?」といったことをグループでミニ討論したり個人課題として与えたりして考えてもらいます。ネット検索したりするのではなく、自分が今持っている知識を総動員して考える・・・すると何がわかっていて何がわかっていないかが少し見えてきます。そこで、こちらから、「実はね・・・」といって解説していきます。
すると、そこに驚きやギャップを生徒達は感じるはずです。その新鮮な驚きとともに、スポンジが水を吸収するようにスーッと理解が進んでいきます。なぜなら問題意識が浮上してちょっと知りたいなという心理状態のところに知識が流れ込んでくるからです。
ソフトウェアの実習についても、天下り式にひとつひとつの操作をこちらが説明して繰りかえるのではなく、まずは見本をみせてしまって、「隣の人と相談しても、失敗してもよいから、なんとかこれと同じものをつくってください」と指示します。すると、ソフトウェアに表示されている色々なアイコンをいじりながら、あーでもないこーでもないと試行錯誤で生徒は課題に取り組みます。もちろん、うまくいくときもあればそうでないときもあります。しかしそうこうしているうちに、どのボタンはどんなことをしてくれるということがわかってき始めるわけです。そこで、「この部分は、実はこういう機能をこう使うとできるのです」と模範解答の操作をやってみせるわけです。 そうすると、「あーなるほど、そういう手を使ったのか」と”腑に落ちる”というわけです。
問題意識を浮上させることは、 ”ほーっ”と感心を呼ぶものとはちょっと違います。例えば科学実験で興味・関心をひきつけて、それを見て感動したとしても、その先につなげるためには、生徒自身の心の中に問題意識が浮上しなくてはならないでしょう。でないと、その導入は手品かエンターテイメントと変わりません。
今後の授業においても、いかに生徒の心に問題意識を浮上させ、知的好奇心を起こしていくか、探求したいという気持ちに持っていけるかを意識して授業デザインしていきたいと考えているところです。
例をあげてみると、「情報技術が社会でどう活かされているか?」「ディジタルとアナログの違いって何だろう?」といったことをグループでミニ討論したり個人課題として与えたりして考えてもらいます。ネット検索したりするのではなく、自分が今持っている知識を総動員して考える・・・すると何がわかっていて何がわかっていないかが少し見えてきます。そこで、こちらから、「実はね・・・」といって解説していきます。
すると、そこに驚きやギャップを生徒達は感じるはずです。その新鮮な驚きとともに、スポンジが水を吸収するようにスーッと理解が進んでいきます。なぜなら問題意識が浮上してちょっと知りたいなという心理状態のところに知識が流れ込んでくるからです。
ソフトウェアの実習についても、天下り式にひとつひとつの操作をこちらが説明して繰りかえるのではなく、まずは見本をみせてしまって、「隣の人と相談しても、失敗してもよいから、なんとかこれと同じものをつくってください」と指示します。すると、ソフトウェアに表示されている色々なアイコンをいじりながら、あーでもないこーでもないと試行錯誤で生徒は課題に取り組みます。もちろん、うまくいくときもあればそうでないときもあります。しかしそうこうしているうちに、どのボタンはどんなことをしてくれるということがわかってき始めるわけです。そこで、「この部分は、実はこういう機能をこう使うとできるのです」と模範解答の操作をやってみせるわけです。 そうすると、「あーなるほど、そういう手を使ったのか」と”腑に落ちる”というわけです。
問題意識を浮上させることは、 ”ほーっ”と感心を呼ぶものとはちょっと違います。例えば科学実験で興味・関心をひきつけて、それを見て感動したとしても、その先につなげるためには、生徒自身の心の中に問題意識が浮上しなくてはならないでしょう。でないと、その導入は手品かエンターテイメントと変わりません。
今後の授業においても、いかに生徒の心に問題意識を浮上させ、知的好奇心を起こしていくか、探求したいという気持ちに持っていけるかを意識して授業デザインしていきたいと考えているところです。