緊急事態宣言が出た。
遅すぎたのか、検討不足なのか、歴史が決めてくれる
だろうが、拍手喝采という状況では無いようだ。
感染しても潜伏期間が長く、かつ症状が出なくても
感染力がある患者が多いという厄介なウイルスのようだ。
自分が感染元であるという前提で、感染予防策を講じる
必要が有る。
人の接触を80%削減しろとか、いや97%減らさないと
ピークアウトしないとか、事実上監禁状態が強制されている
ようだ。
2月・3月の時点では、事態の深刻さが呑み込めていなかった。
感染しても8割は無症状で、高齢者で持病があり、免疫抑制剤や
抗がん剤治療を受けている場合は重症化するが、気が付かない
まま快復している例が多いとも、言われていた。
ポーズとして対策している振りはするが、根拠も無く自分は
感染するはずが無いと盲信していた。毎日のテレビのワイド
ショーも、良いネタに食いついて、騒ぎ過ぎだ、と思っていた。
しかし、どうも様子が違う。
世界中が通常の活動を一旦停止し、この疫病対策に全力投入
している。日本は例によって、周回遅れで対策の出し遅れで、
至る所で医療崩壊を起こしている。
本気で対策しないと、身の回りで恐慌が起こりかねない事態
のようだ。
構内を閉鎖していない我が団地は、誰でも入って来れるので、
感染者の接近を阻止出来ないし、既に自分を含む住民の中に
感染者がいることもあり得る。
いや、居ると言う前提で考えた方がよさそうだ。
だからと言って、「Stay home!」は、全てではない、と思う。
3密を回避して感染対策をとった上で、近場の散歩や軽い運動
は、必須だろう。家の中に沈殿したままでは、足腰が立たなく
なって、そのまま寝たきりになりかねない。
私は、カミさんと自転車で出かけることが多くなった。
相変わらず、マスクは煩わしいけど、我慢して付けている。
個人としての対策はまず何より「うつらない、うつさない 」
だろう。
そして住民として、隣近所の助け合い。独居老人への声かけ 。
管理組合としては?
うちのお隣に、お年寄りが一人で住んでいる。
お会いしたときに時候の挨拶する程度しかお付き合いは無いし、
毎日洗濯物が出ているのでお元気だとは思うが、ゴミ出しとか
買い物とか、何かお手伝いする事有るならお電話下さい、と手紙
を投函したほうが良いかなと、思っているがどうしたもんだろう
か?
詐欺の一種だと思われかねないしね。
このパンデミックが終焉した後の世界は、どうなっている
だろうか?
おそらく、元の世の中には戻れないだろう。政治も経済も、
仕事の仕方も、人との付き合い方も、ものの考え方も、一変
しているだろう。
我々年寄りは、生き残ったとしても、その変化について
いけるだろうか?
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