耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

コロナ

2020年04月27日 09時25分07秒 | この頃思うこと

緊急事態宣言が出た。 

 遅すぎたのか、検討不足なのか、歴史が決めてくれる

だろうが、拍手喝采という状況では無いようだ。 

  感染しても潜伏期間が長く、かつ症状が出なくても

感染力がある患者が多いという厄介なウイルスのようだ。

自分が感染元であるという前提で、感染予防策を講じる

必要が有る。

 人の接触を80%削減しろとか、いや97%減らさないと

ピークアウトしないとか、事実上監禁状態が強制されている

ようだ。 

 2月・3月の時点では、事態の深刻さが呑み込めていなかった。

感染しても8割は無症状で、高齢者で持病があり、免疫抑制剤や

抗がん剤治療を受けている場合は重症化するが、気が付かない

まま快復している例が多いとも、言われていた。

 ポーズとして対策している振りはするが、根拠も無く自分は

感染するはずが無いと盲信していた。毎日のテレビのワイド

ショーも、良いネタに食いついて、騒ぎ過ぎだ、と思っていた。

 

 しかし、どうも様子が違う。

 世界中が通常の活動を一旦停止し、この疫病対策に全力投入

している。日本は例によって、周回遅れで対策の出し遅れで、

至る所で医療崩壊を起こしている。

 本気で対策しないと、身の回りで恐慌が起こりかねない事態

のようだ。

 構内を閉鎖していない我が団地は、誰でも入って来れるので、

感染者の接近を阻止出来ないし、既に自分を含む住民の中に

感染者がいることもあり得る。 

 いや、居ると言う前提で考えた方がよさそうだ。

 

 だからと言って、「Stay home!」は、全てではない、と思う。

3密を回避して感染対策をとった上で、近場の散歩や軽い運動

は、必須だろう。家の中に沈殿したままでは、足腰が立たなく

なって、そのまま寝たきりになりかねない。

 私は、カミさんと自転車で出かけることが多くなった。

相変わらず、マスクは煩わしいけど、我慢して付けている。

 

 個人としての対策はまず何より「うつらない、うつさない 」

だろう。

そして住民として、隣近所の助け合い。独居老人への声かけ 。

 管理組合としては? 

 

 うちのお隣に、お年寄りが一人で住んでいる。

 お会いしたときに時候の挨拶する程度しかお付き合いは無いし、

毎日洗濯物が出ているのでお元気だとは思うが、ゴミ出しとか

買い物とか、何かお手伝いする事有るならお電話下さい、と手紙

を投函したほうが良いかなと、思っているがどうしたもんだろう

か?

 詐欺の一種だと思われかねないしね。 

 

 このパンデミックが終焉した後の世界は、どうなっている

だろうか?

 おそらく、元の世の中には戻れないだろう。政治も経済も、

仕事の仕方も、人との付き合い方も、ものの考え方も、一変

しているだろう。

 

 我々年寄りは、生き残ったとしても、その変化について

いけるだろうか?

 


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