耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

出雲大社

2013年06月12日 17時16分28秒 | 思い出
[2日目] 

 一畑電鉄は、松江から出雲まで走っている。
第3セクターかの話もあるが、まだ民営で頑張っているローカル鉄道だ。

 始発の「松江しんじ湖温泉」駅の次は「松江イングリッシュガーデン前」駅で、
その名のとおり、バラを中心としたイングリッシュガーデンが有り、入場無料で
ある。

 本場の出雲蕎麦で昼を済ませてから、大社に挑戦する予定なので、少し時間
が余った。
 しかし、私は例によって、待っているだけだ。



 宍道湖の畔に、県立宍道湖自然館ゴビウスという看板があったので、寄って
みることにした。
 お定まりの税金の無駄使いかと思ったら、結構面白かった。




 NETで調べた美味しい蕎麦屋は、旧国鉄大社駅のまん前に在った。調べて
来る人が多いようで、結構賑わっていた。



 前の席の人がカバンから出した、ルルブらしき雑誌には付箋がギッシリ。
かなり気合が入っている人が多い。


 出雲大社は、流石に立派だ。

 古事記に依ると、豊葦原国を統治していた大国主神が、高天原の天照大御神に
国譲りした代償として建てて貰ったのが、始まりとされている。
因みに神話はその後、天照大神の孫となるニニギノミコトの天孫降臨へとつながる。



 従って、ここには、天照大御神の弟の素戔男尊(スサノオノミコト)やその
子供など、メジャーな神々がそこここに祀られている。



 参拝の作法も、普通の神社は二礼二拍手一礼とされているが、ここでは、
二拝四拍手一拝だという。

                新緑の大社に願う国のこと 蛙蝉

 平成の大遷宮が取り沙汰されているが、回収されたのは主に檜皮葺きの
大屋根で、社殿は以前のままのように見えた。

 境内は3万㎡程だ。明治神宮は70万㎡、伊勢神宮に至っては伊勢市の1/3
というから、こじんまりとしている。本殿は高さ8丈(24m)で、私が興味が
あったのは、むしろ隣にある古代出雲歴史博物館である。

 今の本殿は高さ8丈(24m)で国内の神社の中では破格の大きさだというが、
中古には16丈(48m)、上古には32丈(およそ96m)であったと伝えられる。
展示物を見ると、どうも昔の姿がよく分かっていないようで、いくつかの
模型が飾られていた。



 かみさんは、本物の銅鐸と銅矛が、これでもかと言う程たくさん有ったので、
喜んでいた。



 神話で有名な稲佐の浜を見たかったが、車の中から遠目に眺めただけで、
日御碕神社に急いだ。
 ここは「素戔嗚尊」や「天照大神」を祭る、とても由緒正しい神社だが、
あまり来る人はいないようだった。



 今夜は玉造温泉。日本一広い混浴の露天風呂が自慢だという。
温泉宿の風情を楽しもう。




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