耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

山陰旅行 その1

2013年06月09日 21時36分03秒 | 思い出
 娘夫婦が、飛行機のマイルをプレゼントしてくれたので、島根県に
行ってきた。

 以前から家内が、足立美術館の日本庭園を見たいと言っていたので、
そこを見るついでに、出雲大社とその周辺を見たいと思ったからだ。




[1日目]
 羽田発の朝一番の便で米子に着いた。

 最近は空港にユニークな名前をつけるのが流行っている。出雲は
縁結び空港という。米子は何と鬼太郎空港である。

 レンタカーを借りて、まずは海鮮丼を食おうと、境港に行ったが、
朝が早いせいか観光客は誰も見えず、数少ない店もどこも開いて
いない。仕方がないので、水木しげるロードを見るために境港駅に
行った。そぼ降る雨の中、ここも閑散としている。



 数年前のゲゲゲ旋風のおかげで、町起こしをしたみたいで、駅から
交番から、鬼太郎一色。街路のそこここに、妖怪の置物が置かれて
いる。街頭が目玉オヤジで、公園の噴水が鬼太郎の小便小僧である。



 しかし、人が居ない。雨のせいもあろうが、地元民は見えないし、
観光客もまばらだ。

 已むなく、松江城に向かうことにした。


 
 お濠端に小泉八雲の旧宅があった。松江は八雲で持っているらしく、
どこに行ってもラフカディオ・ハーンだの八雲だのと書いている。

 武家屋敷跡の中に、蕎麦屋があった。雨も降ってるし時間も良い
ので、お昼にした。

               出雲蕎麦八雲の庭は梅雨もよひ 蛙蝉



 出雲蕎麦は食べ方がある。3段の割子の一番上に薬味を載せて汁を
掛け、それを食べ終わったら残り汁を下の段に掛けるのだ。



 松江城見物は雨の中だった。昔のままの素朴な石垣と木の柱と板の
床が印象的だった。

               松江城木と石垣と柿の花 蛙蝉



 松江城から30分ほどのところに、松江フォーゲルパークという、
花鳥園があるので、そちらに回った。

 かみさんは鳥が好きで、各地の花鳥園を楽しみにしている。
朝霧高原の富士花鳥園と掛川は、沼津在住時に何度か行った。
加茂花菖蒲園にも行った。あとは神戸と、ここ松江である。



 フクロウとベゴニアがメインだが、各種の小鳥と花を見ること
ができる。

 ここでは、オオハシやエボシドリ達が、観客の手に止まって
餌を食べに来ることである。観客が餌を買うために100円玉を
用意しようとすると、早速鳥たちが集まってくるのが可愛い。



 今日の宿は、宍道湖温泉。宍道湖の畔のホテルである。
夕焼けが有名だというので、湖畔でしばらく見ていたが、
雲が厚く太陽が見えない。諦めて部屋に帰ったら、山側の
窓から夕焼けが見えた。



調べたら夕焼けスポットは湖の反対側の湖畔にあった。
調査不足だった。

             宍道湖の夕焼け隠す走り梅雨 蛙蝉


最新の画像もっと見る

コメントを投稿