耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

竹シーツ

2019年08月28日 08時56分46秒 | 世相今昔

 長年、竹のシーツを愛用している。 

 夏の寝苦しい夜は、竹のひんやりした肌触りが心地良い。 

しかし熱帯夜程の暑さでは竹シーツでさえ体温で直ぐ温まる

ので、ベッドの上の冷たい場所を探してゴロゴロ動き回ること

になる。 

 

 竹夫人(ちくふじん)と言う寝具があると言う。

竹婦人とも言うように、暑い夜に抱いて寝る竹人形だ。

何となく艶っぽいイメージだが、暑さ対策と言う意味では

竹シーツの方が実用的だと思う。 


 土用を過ぎると、そろそろタオルケットから薄い毛布と、

掛ける物も変えたくなるが、竹シーツを何時止めるかは、

なかなか決断が付かない。 

 

 ああ、冷たい竹シーツが辛くなるような、涼しい夜が恋しいな。 



     夏の夜は床の火照りをよけて寝る  

     飴色の竹のシーツも竹夫人     蛙蝉





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