耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

災害対策

2019年09月14日 11時22分51秒 | この頃思うこと

  最近、大雨やそれに伴う水害・土砂崩れが多いように思う。 

 30年とか50年に一度と言う言い方が有るが、過去に経験した

ことが無い災害に対する対策は不必要だろうか? 

 地震や火山の噴火は、人間の寿命とは桁違いの時間間隔で

起きると言う。数百年や数千年ではなく、数万年、数十万年の間

起きていない規模の地震や噴火が、明日起こっても不思議ではない。 


 浦安市は、3.11をなんとか乗り切った。

当時は地価が暴落し発展は停滞し人口は減少するのではないか、

と危惧された。だが、戸建て地区で液状化対策が頓挫している

とはいうものの、大きな災害復旧工事はほぼ完了しているし、

中古マンションの価格も勢いを取り戻している。 


 しかし自然現象は、甘くはない。

次は東海・東南海地震と言われ続けているにも拘らず、見当違いの

熊本や北海道で大きな地震が起きた。富士山の噴火が話題に成って

いるのに、御嶽山や九州の南の島や、白根山が火を噴いた。

 次にどんな災害が起きるか、全く予測出来ない。

3.11の成功体験が役に立たない災害が起きることを想定して、

対策を検討置くことが必要ではないだろうか。 


 勿論、経験は有効な武器だ。未経験の事態に対してはその場で

判断を迫られるが、経験を生かすことが出来れば余裕が出来る。

ただ未曾有の事態を、限られた経験で処理しようとして、経験に

よる固定観念が柔軟な判断を妨げることに成ってはならない。 

 

 余り話題にはなっていないが、津波や堤防決壊による水害は、

怖い。今のところ打つ手はない。住民の救援や避難対策、伝染病や

衛生管理はどうすれば良いのか? 


 直下型地震や大規模火災で壊滅的被害が発生したら、どうするか? 

 その時はみんなで枕を並べて討ち死に、と言う逃げ口上は、

許されない。日本沈没のように国が無くなってしまわない限り、

土地や不動産の所有権は残るし、特にマンションのような共有財産の

管理は放置出来ない。

 負動産化して所有権者が見付からない放置マンションが問題に

成っているが、有り難いことに浦安市は違う。

首都機能が壊滅しない限り、地理的優位性は継続するように思う。

討ち死にしている場合では無いと思う。 

 

 台風15号で、千葉県全域で停電が継続している。

長時間の停電に伴う断水も発生しているようだ。大きな建物では

水道局からの水が来ていても、停電すれば給水ポンプが使えない

ので、断水する。受水槽からの給水はできても、高層階のまで

どうやって運べばいいか?

 

 エレベーターがいきなり停止したら、閉じ込められた住民の

救援をどうするか ?

慣れない蝋燭で、火災になったら?

留守にした隙に電源が復旧したら通電火災が怖い。

トイレはどうする? 

固定電話も携帯電話も通じなくなったら、怖い。ラジオだけが

頼りかも知れない。

感染症、熱中症、乳児のミルクも心配だ。


考えて、相談して、準備しなければならないことは、多い!





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