耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

敬老の日とは、何か?

2020年09月21日 11時23分41秒 | この頃思うこと

 コロナを忍て、久し振りに孫たちが来てくれた。

敬老の日だと言う。

  老人は敬うべき存在か?

 60歳は年寄りで、若者には無い人生の知恵を教わる尊敬の

対象だった頃、多くの人が五十代で死んでいた時代、数少ない

年長者を大切にする、と言う考え方には意味があった!

 父は34年前に、72歳で病死した。母は、5年前に95歳で亡く

なった。今生きていれば何れも100歳を越えている。

 敬老の日に、私が敬意を捧げるべき身近な人はとっくに

もう居ない。斯く言う自分が父の享年を越えてしまった。

 70代80代がゴロゴロ居て、老害が言われるこの頃では、

高齢者は尊敬の対象ではなく、若者の大きな負担になって

いる。

 せめて、社会を支えてくれている現役世代に、存在意義

を認めて貰える様な年寄りでありたいものだ!

 今や敬老の日とは、若者に負担を強いて居る老人が、

自らの存在意義を考え直す為の機会だと思うべきでは

無かろうか?

 「生きてて呉れて良かった!」と言われる、愛嬌の有る

年寄りでありたいものだ!

 

      天高く泰然自若と老い居たし 蛙蝉

 

 


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