耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

株取引はゼロサムゲームか?

2014年09月21日 14時41分35秒 | この頃思うこと
 商取引では、安く仕入れて高く売ることによって、
利益を得るを目的とする。
 買い手はその価格に納得するから買う。と言う
ことは、売った商品には、仕入れた時点の商品に付加
価値が付与されて居るということだと思う。
 つまり販売行為は富を創造する。

 商取引によって、双方が利益を得て居る、と言える。



 翻って、株や証券の取引はどうだろうか?

 安値で買って高値で売り抜くことで利益を得る、
という行為は付加価値を産んで居るのだろうか?
 誰かが儲けた分、誰かが必ず損をして居るのでは
無いだろうか?

 博打は胴元の利益を別にすれば、ゼロサムゲーム
である。勝って居る人がいれば、その分負けて居る
人が居る。勝負を楽しんだから好いんだ、喜んで
負けて居る、と言うのは負け惜しみで、誰だって
勝つためにやっていると思う。

 株取引は、少なくとも証券会社や関係業界は
利益を上げて居るので、厳密にはゼロサムゲーム
だとは言えないかもしれないが、勝って居る人の
利益は負けて居る人の損失によって賄われて居る。
 そこが、通常の商取引とは意味合いが違い、
博打と同じだと思うがどうだろうか。


 ただ、タンスの中に眠っている凍結資産を流通
させることによって、経済に刺激を与えるという
意味合いは有るのかもしれない。



 経済学に疎いので、理論的なところは分からない
が、何となく納得がいかない。




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