『人斬り以蔵』(同タイトル他の短編集)
司馬遼太郎の作品は初めて手にした気がするのですが、その切っ掛けはタイトルです。人斬り以蔵こと岡田以蔵は、あのろり…もとい、るろうに剣心のモデルだと聞いていたからな。
史実を元に作品を作るのは完全な創作の数倍は資料が必要なんだろうなぁ、とか思いつつ読んでた俺氏、まさかの
『若者は、その夜、庵でとまった。翌夜も、とまった。(中略)善十には衆道の気があった。若者にも、ある』
との記載には完全な不意打ちでだな………いや、わかう、わかうんだお?この時代は衆道の全盛期みたいなもんだし。結構フツーな扱いなのには。………だとしても予測外でこんにちはするとご馳走様でしたと言うしかなくてだな!!(もちつけ)
尚、この作品の後には男女のもっと生々しいやりとりが幾つかありますた。………そうか、衆道は軽いジャブだったか………それはそれで勿論いいんだが。
世の中知らない方がメンタル的にいい事ってあるよねって(作品に向けた感想)
いやでおすなぁ(半笑)