ラセイタタマアジサイの名前はザラザラする葉の感触から、ラシャに似た織物を意味するポルトガル語のラセイタと、タマアジサイからくる。日本に固有の品種でタマアジサイの変種らしい。両性花が丸いためにこの名がつけられたらしい。写真では玉の部分がかなり開いて、アジサイには珍しく、両性花が見どころの一つになっている。葉の感触から名前が付けられているのも、アジサイとしてはユニーク。
(2019-06 東京都 神代植物公園)
【和名】 ラセイタタマアジサイ
【学名】 Hydrangea involucrata Siebold var. idzuensis Hayashi
ユキノシタ科の落葉低木。タマアジサイの変種で、伊豆諸島に分布しています。
葉は大型で厚く、裏表の両面に細かい毛があり、触るとざらざらしているのが分かります。(ガクアジサイはツルツルしています)
蕾が玉のようなことから付いた名前で、花は8月頃から咲き始めます。