シャボンソウという名前は、葉を揉むと石鹸のような泡が立つからつけられたという。別名のサポナリアもラテン語の石鹸サポに由来するという。日本には明治時代に渡来し、薬草植物として扱われていたようだ。名前にそぐわないシンプルできれいな五弁の花をつける。
(2019-07 東京都 神代植物公園)
別名 サポナリア
科 ナデシコ科
原産 南ヨーロッパ、西アジア
花期 6~9月
シャボンソウは、名前のとおり、葉っぱを汁が出るくらいもむと、石けんのように泡立ちます、
一般に知られる花の名前が、シャボンソウなのか、サポナリアなのか、よくわかりません。おそらく園芸種では、サポナリアでしょう。サポナリアは、一回植えるとこぼれ種で、翌年も生えてくる強い植物なので、手を掛ける植物ではありません。
園芸種の淡いピンクは、日当たりが悪いと、白っぽくなってしまうそうです。
シャボンソウは、ヨーロッパ、西アジア原産で、毎年花を咲かせる約20種の多年草です。
日本には明治時代に入ってきて、薬用植物として扱われていました。
根を乾燥させたものが、薬となるそうです。
草丈は50cm~90cm、地下茎を伸ばして外側へと広がっていき、花も可愛らしくて、今では庭植えの草花として、栽培されています。開花期は初夏~秋で、茎の頂点近くにある葉の付け根から、短い枝を出して、まとめて花を付けます。
花色は淡いピンクで、園芸品種に白、淡いピンク、濃いピンク、赤、八重咲きのものがあります。
別名のサポナリアは、ラテン語のサポ(sapo=石けん)に由来します。