純白の胡蝶蘭「ファレノプシス・アマビリス」。写真は花の一つをアップにしたものだが、たくさんの花がついて華麗な胡蝶蘭だ。名前のファレノプシスは「蛾のような」を意味し、「アマビリス」は愛すべきを意味する。西洋では蝶と蛾を区別しない(区別できない)から、愛すべき蝶のような花というぴったりの学名だ。
(2020-01 東京都 神代植物公園)
胡蝶蘭アマビリスの世界へようこそ
自然の中で可憐に咲くアマビリス。可憐で素敵です。
出典: http://stanhopea-passion.over-blog.com
自然の中の胡蝶蘭は、風通しの良い樹木の枝や幹に根を張らせて生息しています。とっても可憐に咲いているアマビリスは本当に素敵ですね。蝶が舞っているように見える事から、「幸せが飛んでくる」という花言葉はまさにピッタリです。また、胡蝶蘭の中でも比較的育てやすいい品種ですよ。そんなアマビリスと一緒に過ごす毎日を送ってみませんか?疲れも癒してくれますよ。では早速、詳しく見ていきましょう。
アマビリスの由来
アマビリスの正式な名前は、ファレノプシス・アマビリス。ファレノプシスは、ギリシャ語でファライノ(蛾)とオプシス(のような)の2語からなり、花の姿を蛾に例えて付けられましたが、和名の胡蝶蘭は、蝶に例えられて付けられたそうです。国によって表現の仕方が違うことに面白さを感じますよね。ちなみに、インドネシアの国花がこのファレノプシス・アマビリスです。国花がアマビリスなんて素敵ですね。大輪の胡蝶蘭より小さいですが、負けず高級感があり見事にたくさんの花を咲かせ、さり気なく飾れるでしょう。
たくさん種類のある胡蝶蘭の中からアマビリスをチョイスして、毎日の生活に仲間入りさせてみてはいかがでしょうか?自分にプレゼントをしても損はない、幸せな気分にさせてくれる理由を探ってみましょう。
アマビリスの特徴
アマビリスは、ミディ胡蝶蘭と呼ばれるタイプで花径が4?5㎝程で葉茎にアーチ状に伸びて10?20輪位の花を付けます。まるで流れるシャワーのように可愛らしい花を咲かせ、どこに置かれても調和した美しい空間を演出してくれるでしょう。お店で販売されているアマビリスは、野生のアマビリス同士を交配させ改良した品種です。また、大輪胡蝶蘭は、アマビリスの大きな花びらのものを掛け合わせて、少しずつ大きくして生まれました。アマビリスは白い花の胡蝶蘭の重要な交配親、まさに縁の下の力持ちのような活躍をしています。見た目は可愛らしいですが、歴史を知ると存在感が大きく感じますね。華麗に咲くアマビリスをご自分のお部屋に飾ったら、1日の疲れも癒やされるのではないでしょうか?