中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉あじさいハイキング

2007年06月25日 15時42分48秒 | 鎌倉あれこれ

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           鎌倉あじさいハイキング
         (ARENAオフラインミーティング)
           2007年6月24日(日)
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※素敵な鎌倉散策ルートを紹介します。

■鎌倉駅を出発
 今日(6月24日)は,ARENAオフラインミーティング鎌倉あじさいハイキング開催日である。天気予報は午後から雨。雨に降られたら困るなと思いながら,鎌倉中央公園9時35分発のバスに乗車。9時57分に鎌倉駅西口に到着する。集合時間まで少し時間があるので,行きつけの喫茶店「陶季」に立ち寄る。幹事長のNさんが先客。
 10時38分に鎌倉駅表口を歩き出す。
 今日の参加者は,幹事長のNさん,最近添乗員の資格を見事に取得したSさん,Flower-hillの会社時代,同じ職場に居られたMさんとOさん,合計5名である。内訳は男性4人,アルカリ性1人である。

                <コース概要>

■ハリス教会から和田塚へ
 本日の行き先は適当。雨が強く降りだしたらそこでストップして,適宜帰るということで,兎に角,まずは若宮大路を南下する。下馬四ツ角を越えて海の方へ向かう。自動車の通る道を,なるべく避けて,路地を繋ぎながら長谷寺に向かう予定である。
 鎌倉女学院の反対側の歩道を南下して,まずはハリス教会を覗く。折から日曜日とあってミサが行われている。立派な教会の建物をデジカメに収めて早々に立ち去る。つづいて,曰く因縁が書かれた案内板を読んでも,浅学非才のflower-hillには余りよく分からないが伝畠山重保墓がある。大きな立木の下にあり辺りは薄暗い。
 
    <ハリス教会>                                    <和田塚>

 ここから少し海寄りの三叉路を右折して住宅地の路地に入る。くねくねとした路地を辿って,11時02分に和田塚を詣でる。ここは鎌倉に現存する唯一の高塚式円墳だそうである。1213年の和田合戦に敗れた和田一門の塚である。

■「ジャックと豆の木」の美味しいパン
 江ノ電の線路に沿う路地を曲がりくねりながら,染谷太郎時忠屋敷跡を通過する。染屋太郎は藤原鎌足の玄孫(孫の孫)にあたる人物のようである。別名「由比の長者」とも言われているとのことである。
 この辺りは道幅がそれ程広くないのに沢山の自動車が往来するので落ち着いて歩けない。仕方なく急いで通り過ぎてバス通りに出る。鎌倉文学館に立ち寄るつもりはないが,喧噪なバス通りを横切って,鎌倉文学館前から裏道に入る。
 路地を入って直ぐの左側に何人かの行列ができている店がある。間口が1間もない小さなパン屋さんである。お店の名前は「ジャックと豆の木」。並んでいる人に伺うと,
 「ここのパン,とても美味しいですよ・・・」
と答える。出来心で,私達も行列に加わる。狭い店内には,さまざまなパンがギッシリと並んでいる。皆,出来たてのようである。
 私達が並んでいると,威勢の良い老婆が列に割り込んでくる。
 「あれ~ぇ・・・もう食パンないの・・・」
と大きな声でお店の人に聞く。この老婆は道路の反対側に住んでいて,パンが焼き上がる頃,この店を訪れるが,買いそびれることが多いと愚痴る。
 私もカタカナの名前のパンを1個,350円を購入する。買うときにパンの名前を聞いたが,すぐに忘れてしまう。このパン,随分と高いなと思ったが,食べてみると,表面がカリッとしていて,中はモチモチ,とにかく大変美味しい。ビックリ。この味ならば,350円も決して高くはないと実感する。

    <パン家「ジャックと豆の木」>             <私が購入したパン>

■甘縄神社から花の収玄寺へ
 寄り道序でで,甘縄神社を詣でる。ここは鎌倉屈指の古い神社で,長谷の鎮守社である。長い石段の脇にある北条時宗産湯井戸を見学する。石段を登った社殿の奥にある苔むした石段が見事である。
 
           <北条時宗公産湯の井>                  <苔むした石段>

 再びバス通りに出る。霧雨が降り出す。バス通りに出でた途端に,歩道一杯に広がる観光客の波の中に入り込む。観光客の波に乗りながら長谷寺に到着する。混雑を予想しながらも,私達は長谷寺のアジサイを見るつもりだった・・・・が,アジサイを見るには「90分待ち」と聞かされる。辺りを見ていると,観光バスで来た客は,それ程待たないようである。シーズンには観光バスに限るという教訓を得た。
 待ち時間90分と聞いて,私達は即座に長谷寺のアジサイは諦めた。その変わりに近くにある花のお寺,収玄寺を訪れることにした。このお寺はあまりメジャーではないためか,お寺の前を長谷駅から長谷寺,大仏方面に向かう観光客が沢山往来する割には,境内は空いている。私達は多種多様な花をユックリと見物させて頂く。

                 <花のお寺:収玄寺>
            ※収玄寺の花は別途まとめてブログで紹介する。

■御霊神社で昼食
 収玄寺を出た私達は,再び路地を辿って,12時07分,御霊神社に到着する。本殿裏の「紫陽花小径」のアジサイをユックリと見物する。霧雨が少し激しくなるが,雨に濡れたアジサイは返って生き生きしているように見える。小径の入口に「十両」「百両」という珍しい名前の植物が植えてある。
 神社境内のベンチに腰を下ろして,昼食を摂る。ときどき,江ノ電が通り過ぎるのが,アジサイの間から見える。
 長谷寺のアジサイを見物するのを諦めた観光客が,御霊神社の方へ廻ってくるようである。それほど混雑しているわけではないが,切れ目なしに観光客が訪れている。

■成就院から極楽寺へ
 12時50分,昼食を終えた私達は,御霊神社を出発する。極楽寺坂に突き当たる三叉路にある「力餅家」の前で,また引っかかる。狭い店内には数名の先客が居る。Sさんが辛抱強く順番を待って,何かを購入している。
 
         <力餅家>                            <御霊神社の紫陽花小径>

 鎌倉十井のひとつである星の井,虚空蔵童を経由して,極楽寺坂切通を登り,13時02分に成就院に到着する。今年の成就院のアジサイは,昨年の崖崩れ復旧工事のために植え替えられたばかりなので,ほとんど咲いていないのが残念である。境内を一周してから,極楽寺坂を下る。
 途中,上杉憲方墓を案内しようかと思ったが,降りしきる霧雨に気後れがしたために,黙って通過する。そして,13時13分,極楽寺の境内に入る。「一切の撮影お断り」と書いた立て札を見て,写真を撮るのを止める。

■陣鐘山から鎌倉山神社へ
 極楽寺を出た私達は,稲村ヶ崎小学校の前を通り過ぎて,13時28分に月影地蔵に到着する。ここから陣鐘山へ登る。陣鐘山は新田義貞が,この山の上から指揮をとり,陣鐘,陣太鼓を馴らしたことから,この名が付いたと言われる。
 七里ヶ浜住宅地裏の断崖の上を廻るように山道を進む。三叉路を右に進んで,鎌倉山住宅地に出る。ここからの鎌倉逗子方面の眺望は実に素晴らしい。

           <鎌倉山からの材木座・逗子方面遠望>

 遠くに大楠山,その手前に二子山,三ヶ岡山など逗子,葉山の山々が見える。眼下には由比ヶ浜,材木座海岸,逗子マリーナが見えている。
 ここから小高いところにある道を辿る。途中,13時48分に鎌倉山神社を詣でる。薄暗い森の中に狭い幅の石段を登ると小さな祠がある。ここは笛田の鎮守である三島神社の分霊だそうである。
 
      <鎌倉山神社>                                   <肉弾三勇士碑>

■肉弾三勇士碑
 鎌倉山神社から先も,暫くの間は見晴らしの良い道が続く。眼下には色とりどりのアジサイが咲き誇る畠が見下ろせる。その先には江ノ島が見えている。今日は霧雨の空模様なので富士山は見えないが,冬の晴れた日には,富士山や遠く伊豆の山並みまで見通すことができる。
 やがて,三叉路に突き当たる。ここは七里ヶ浜住宅地への抜け道になっているので,結構自動車が通る。この三叉路をほんの10数メートル住宅地の方へ進むと,再び三叉路になる。ここからは一方通行になるところである。その交差点に日清戦争のときの肉弾三勇士を讃える碑が建っている。太くて大きな円柱である。この円柱の片割れが鶴岡八幡宮の国宝館近くに建っている。どうして,碑が2箇所に別れて建っているのか,不思議でならないが,郷土史に素人の私には,その理由が良く分からない。

■広町緑地から龍口明神社
 鎌倉山バス通りからの抜け道を通り過ぎると,再び桜並木が続く静かな住宅地になる。道の両側には,見ているだけで,よだれが出るほどの高級住宅が並んでいる。やがて棟方志功版画美術館に向かう道を分岐する。さらにこの道を進むと,階段になって終わりになる。この道の突き当たりから広町緑地に入る。
 繁茂した森の中は,おりからの霧雨模様の天気のために薄暗くジメジメしている。緑地の中央の谷間には入りたくなかったので,尾根筋を辿る。私としてはモンタナ修道院方面に出たかったが,緑地内の整備が進んだためか,どうも勝手が分からなくなり,結局は御所谷口に出てしまう。
 ここから新鎌倉山住宅地内を通って,14時46分に龍口明神社に到着する。広い境内は人影が疎らである。ここで,暫くの間,息抜きのために休憩を取る。

              <龍口明神社>

■ガストで懇親会
 14時56分に龍口明神社を出発する。
 団地の中の下り坂を道なりに下って,モノレール沿いのバス通りに出る。バス通りに沿って,15時04分に江ノ島方面に100メートルほどのところにある「ガスト」に入る。ここで,本日のハイキングは終了となる。
 ガストで1時間ほど懇親会を開く。ノンビリと歩いた後の生ビールは何ともいえないほど美味しい。お互いに次回のハイキングでの再会を約して,16時07分に解散。

[ラップタイム]

10:30  鎌倉駅歩き出し
  ↓
11:02  和田塚
  ↓
11:47  長谷寺
  ↓
11:54  収玄寺
  ↓
12:07  御霊神社(昼食)
  ↓
13:02  成就院
  ↓
13:13  極楽寺
  ↓
13:28  月影地蔵
  ↓
13:43  鎌倉山神社
  ↓
14:10  広町緑地
  ↓
14:46  龍口明神社
  ↓
15:04  鎌倉山「ガスト」(解散)
                      (おわり)



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