中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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閑話休題;身体の部品のメンテナンス

2012年04月05日 07時18分30秒 | 閑話休題:日々雑感

               閑話休題:身体の部品のメンテナンス
  
2012年4月3日(火)
 午後から台風のような強風雨

■尊仏山荘のミー君に同情
 前回の「山猫みゃ~」の記事では,「人も猫も年を取るのは辛いですね」という文章で締めくくりましたが,ここ1ヶ月の間に,私は,今の自分が,予想以上に老化しているんだなと実感させられています.
 尊仏山荘の猫ミー君も12
歳を越えました.猫の1年を人間の7年として換算しますと,ミー君はもう84歳ということになります.
 塔ノ岳に登る度に,できるだけミー君の様子を見るようにしていますが,最近,どうもジッとしていることが多いように感じます.でも,まあ,私など,週に1~2度程度しかミー君に会っていませんので,本当のところは知る由もありませんが,どこか具合が悪いところがあるのではないかと心配しています.
 もっとも,小屋番の方に伺うと,
 「・・・(ミーは)何時ものように,元気ですよ・・・」
とのことですので,私の思い過ごしなんでしょう.
 さて,一方,私ですが,実質年齢はミー君より若いのに,この所,身体の中のあちこちの部品の劣化が大分進んでいるようで,気分的にも,少々,ガックリしております.
 …と,申しますのも,一見健康そうに見えている私の身体も,最近になって,次々と部品劣化をと実感しはじめているからです.部品劣化は,誰にでも必然的に起きることなので,当たり前と言えば,当たり前のことなんですが,自分の想像以上に劣化していることを知らされると,とうとう来たかという思いに駆られます.
 こんなことを,ブログ記事にするのは憚られるのかもしれませんが,まあ,将来の自分のために,ザッと劣化状況をレビューしておくことに致します.

■足の踵がときどき痛くなる
 最近・・と,いっても,1~2ヶ月ほど前からですが,塔ノ岳山頂から下山して,見晴山荘付近まで来ると,どうも右足の踵に違和感が出て,痛くなり始めることが多くなりました.ただ,下山して暫くすると痛みもなくなるので,
 「おかしいな・・・」
とは思ったものの,まあ,そのままにしておりました.
 ところが,10日ほど前に,どうもこの痛みが気になって,自宅近くの中堅総合病院の形成外科で診察を受けました.ここでは,足首の踵のレントゲン写真を撮りました.
 医師は写真を見ながら,骨に異常はない.湿布薬を出しますので,痛いところに貼って下さいということでした.確かに湿布薬を貼ると痛みはなくなり元に戻ります.しかし,やっぱり塔ノ岳~の下山時や,ちょっと長い距離を歩くと,また,踵が痛くなります.
 「このままでは,一向に良くならないな・・・こんなことをしていてはいけない」
と思いながらも,週に1~2回程度の塔ノ岳山行や,鎌倉周辺の散策は従来通り続けておりました.

■素晴らしいクリニックを見つける
 昨日,4月2日.私は午前中に用事を済ませ,午後から例によって,ブラブラと散策を始めました.そろそろ桜の咲き具合も気になるので,近くの桜並木を眺めながら,大船駅まで歩きました.そして,大船駅近くに差し掛かったときに,偶然,小さな雑居ビルの5階にある某整形クリニックの看板をつけました.このビルの1階エレベータ脇に,このクリニックのパンフレットが置いてあります.
 私は,「整形」という字に惹かれて,パンフレットに目を通しました.
 すると,ここの先生は,ご自身が中学校時代からずっと今まで,陸上,野球,ラグビー,スキー,百名山登頂,ウルトラマラソン100km,アイアンマントライアスロンなどやっておられ,さらに肉離れ,靱帯炎,腰痛,足関節痛,骨折,半月板損傷など様々な故障をご自身で経験されておられるようです.
 私は,即座に,
 「足の痛みを相談するんなら,この先生にだな・・・」
と即断即決しました.
 余談ですが,私は,これまで何百回となく,このビルの前を通っているにもかかわらず,ここにこんな素晴らしいクリニックがあるとは,ついぞ知りませんでした.

■長い時間待って診断を受ける
 翌,4月3日,朝9時になるのを待ちかねて,このクリニックに電話を掛けました.今日の予約は一杯だが,来院したら必ず診察する,ただし,1時間ほど待つことになるとの返事である.私,どうせ時間などどうにでもなる身分である.それに,今日は午後から台風並みの悪天候になるというので,すぐにこのクリニックに出掛けました.
 私がこのクリニックに到着したのは10時頃でしたが,狭い待合室はご年配の方で一杯でした.診察の予約をしている方が次から次へとやってきます.その方々が私より先に診察を受けるので,私の番はなかなか回ってきません.でも,辛抱強く待ちました.

■納得のいく診断結果
 1時間少々待って,やっと私の番になりました.
 真っ黒に日焼けした剽悍な感じの先生です.いかにもスポーツマンらしい格好いい先生です.
 私の足を見て,踵と土踏まずの間を親指で押します.
 「痛いです・・」
と私が言うと,先生は,
 「これは足の慢性障害.足底腱膜炎です.足の痛みの原因は,三つ.第1は使いすぎ,第2は柔軟性の低下,第3は加齢.治療方法は四つ,第1に休ませる,第2にストレッチ,第3に消炎鎮痛剤(飲み薬,貼り薬)を使う,第4に足底板使うです・・・・一旦発症したら,練習量を減らすか一定期間の休養が必要です.登山するなら,足にフィットした靴を選び,足底装具を使用することです」
と診断を下します,
 診断結果は,実にシンプルで明瞭,山好きの私にも十分納得できるものでした.そして,先生から,足底のストレッチを教えてもらいました.
 私の場合,靴が足に良く合っていないので,自分の足にピッタリの足底板を作ることになりました.
 早速,4月5日に足の型を取って,1週間後には出来上がる予定です.
 余談ですが,この足底板,両足で22,650円と少々高額です.でも市役所の各種保険窓口で手続きをすると,7割返金されます.
 なお,靴の選び方についても,指導を受けました.

■患者の方から医師を選ぶ
 まだ,足底板を使っていませんので,断定的なことは言えませんが,今回の経験から次のようなことが言えそうです.
 まずは,医師の説明に納得がいかない場合は,迷わずにセカンドオピニオンを受けるべきだと思います.
 私の場合,最初に診断をお願いした先生も立派な先生だとは思いますが,スポーツ関連の経験があまりないようでした.ですから,私が平素楽しんでいるトレッキングや登山について,どうしてもピンと来る説明をして頂けませんでした.
 その点では,2番目に診察をお願いした先生は,まさに“ツーと言えばカー”で,核心を突いた説明を極めて明快にして頂きました.私は気分的にも随分と救われた思いを致しました.

2012年4月5日(木)

今日は型どり,そして中山道へ
 いよいよ,今日の夕方,足の型を取りに大船駅前の某クリニックを訪れます.
 そのまま,中山道の旅に出掛けてしまいますので,足の型取りの顛末記は,後日ということになりますが,とても期待しています.
 それに,もう一つ.靴が足に合っていないという指摘を受けたことから,改めて靴の重要さを認識した次第です.言われてみれば,最近履きだした靴を連続して使っている内に,踵の痛みを感じるようになったのも事実.あながち,加齢ばっかりが痛みの原因とは言い切れないようです.

■提案:スポーツドクターに相談しよう
  私のブログをお読み頂いている皆様の中には,私と同じように,足に違和感を感じた方が居られるかもしれません.そんな方は,症状が重くならないうちに,スポーツドクターの診断を受けることをお薦めします,
                                (おわり)

「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/763b8132e2abf6cb36793c0e7aefdb7d
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