閑話休題：白内障顛末記(14):ホームドクター「どんどん歩いて下さい」
２０１２年８月３日（金） 晴・夏らしい暑さ
今日は，手術を執刀したクリニックから，
「ホームドクターの診察を受けるように・・・」
と指示された日である．
私は指示通りに，自宅近くの眼科医を訪れる．私は，この眼科医のところに，定期検診のために，もうかれこれ数年にわたって通い続けている．
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医院が混雑する時間を外して出掛けたつもりだったが，10人以上の患者のキューができている．その殆どが私と同年配の老人である・・・もっともウイークデーだが．
まずは，眼圧と視力検査を受ける．
先月中頃に手術を受けた右眼は安定していて，視力は1.2．
まだ手術後10日ほどしか経っていない左目の視力は0.9．多分，これ以上は良くならないのではないかと思う．
「・・・パソコンの画面が見にくいので，パソコン用の眼鏡を作りたいんですが・・・」
と検眼を担当している看護師に相談する．
「ええっ・・・，でも手術を受けてからまだ10日一寸でしょう．まだ視力が安定していませんよ・・」
「でも，保険料3割負担の身なので，何時までもパソコンを見ないわけにはいかないんですよ・・」
「そうですが・・・でも，今作っても，また作り直しになるかも知れませんよ・・・」
「それでも結構です．安いレンズを使って，なるべく早く作りたいです．後でダメになったら，また，そのとき考えます．」
…ということで，メガネの診断書を戴くことにする．
「ところで，私の自動車の免許証は「メガネ着用」になってます．メガネなしで運転できるようになったので，免許証の修正をしたいんですが，警察に出す診断書のようなもの必要でしょうか？」
「なるほど，でも，そんな質問，今まで伺ったことないですね・・調べておかないといけないですね」
多分，警察に直接行けば手続きは可能だとは思うが・・・ちょっと，気になる．
30分ほど待ってから，やっと眼科医の診断を受ける．
「・・・いかがですか？ 眼鏡を掛けていらっしゃらないFHさんは，違う人かと思いましたよ・・」
例によって，もの凄く明るい光を浴びながら，
「右を見て，這い今度は，左・・・・」
という調子で両眼の眼底だろうか，チェックする．どうやら経過は良好のようである．
「先生・・・実は運動を控えろと言われているんですが，このままでは，私，ブロイラーになっちゃいますよ・・・・」
助かった・・！
眼科医は，にやりとしながら，
「眼にゴミが入ったり，不潔にならなければ，ドンドン歩いて下さい．ただし暑い日に無理はしないで下さい・・・」
との有り難いご託宣．
次回は1週間後に，また，ここで診断を受けることを確認して，今回の診断は終わる．
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一旦自宅に戻って，昼食を摂る．
午後から，ブラブラと散歩がてら，大船まで出掛ける．例によって鎌倉中央公園を経由して，2キロ余りの山下りである．ここ数日炎暑の最中を歩いているので，暑い中を歩いても，もちろん，少しは暑く感じるが，決して暑さが不快ではない．むしろルンルン気分である．
大船の某眼鏡屋を訪ねる．ここも私の行きつけの店である．
私は，これまで使っていたメガネのフレームを持ち込んで，一番安いレンズでメガネを作ることにする．それでも，レンズ代5000円である．月曜日には完成する予定である．
では，土曜日にでも，塔ノ岳へ行くかな．
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