<荏柄天神の梅>
初春の鎌倉:観梅と十二所周辺の社寺・史跡巡り(2)
(五十三次洛遊会定例会)
2010年2月18日(木) (つづき)
■予定より大分早く全員が集合する
集合時間より大分早く参加予定者全員の顔が揃った.この会のメンバーは,大変,パンクチュアルで宜しい.
朝方の雪のためか,今日の鎌倉駅前の観光客は,何時もの日より3分の1程度しか居ない.何となく閑散とした雰囲気である.雪は何時の間にか止んでいる.同じ鎌倉でも,私が住んでいる丸山地区の標高は約67メートル.そのせいもあって,私の家付近では,今朝,うっすらと雪化粧の景色になったが,鎌倉駅周辺では,雪のかけらも見えない.
「・・・皆さん.(お天気は)ご覧のような状態です.雨コースを選んで,市内の平坦な道を歩きながら,社寺・史跡巡りをしますか.それとも,予定通り,多少の山道を覚悟で,歩きますか?」
と全員に伺う.
どうやら,大多数の方々が,予定通りのコースを歩きたいようである.さすがに東海道五十三次を踏破した方々である.
「その意気や良し・・・!!」
本音を言えば,案内役の私自身が,山道を歩きたかったので,内心,ホッとして,ほくそ笑んでいる.
■宝戒寺
集合時間前に,参加予定者全員が集まったので,9時58分に鎌倉駅前を出発する.
まずは,小町通り.駅前の入口から大分先まで,電柱の地中線化が進んでいる.観光客が何時もよりも少ないこともあって,小町通りの道幅が見違えるほど広くなった感じがする.
路面は,つい先ほど前まで降っていた雨で,ビショビショに濡れている.私は,歩き出す前から,内心では,どこで昼食を摂ろうかと思い悩んでいる.
小町通りを少し進んだところで,若宮大路を横断する.住宅地の中の路地を通って,宇津宮幕府跡,大仏次郎邸,若皆幕府跡を通って,小町大路に出る.そして,10時15分,宝戒寺に到着する.
境内の梅は正に満開.素晴らしい.ここで参拝を兼ねて,10分ほど休憩を取る.
<宝戒寺の梅>
■荏柄天神
まばらに歩いている観光客に混じって,清泉小学校脇を通過して,10時52分に荏柄天神に到着する.ここは,鎌倉でも最も古い神社で,大宰府天満宮,北野天満宮とともに日本三大天満宮と称せられるところである.境内は国指定史跡になっている.社殿は鎌倉最古の木造建築で,国の重要文化財に指定されている(鎌倉商工会議所,2009,p.111).
本殿に向かって左手にある梅は「古代青軸」と呼ばれているそうである.本殿の右側には紅梅が見事に咲いている(同上,p.76).
ここで,暫くの間,参拝や筆塚,梅の観賞する.
<東御門にて>
<荏柄天神:左手が古代青軸,右手が紅梅>
<荏柄天神の神木>
<荏柄天神にて>
<荏柄天神の社殿と梅>
■大塔宮
10時25分,宝戒寺の見学を終える.一同,近くのコンビニで,野外で食べる昼食を調達する.私は,コンビニのレジに並びながら,
「・・・さて,何処で食事にしようか・・」
と内心で思案する.
10分ほどで,全員が昼食の調達が終わる.
清泉小学校脇を通って,11時09分に大塔宮に到着する.ここで10分ほど休憩を取る.
大塔宮境内にも梅があると聞いていたが,無料で拝見できるところでは,僅か1本の梅があるだけ.ちょっと残念.
<大塔宮>
■瑞泉寺
11時31分に瑞泉寺に到着する.
久々に瑞泉寺の境内に入る.鎌倉市民で,かつ,福寿手帳を持っている私は,有難いことに,参拝料は無料である.年金暮らしの私には,とても有難い.
ここは言わずと知れた歴代鎌倉公方の菩提寺である.かつては10を超える塔頭が立ち並び,関東十刹第1位の格式を誇っていた(同上,p.94).
久々の瑞泉寺.左手に梅園を眺めながら先へ進む.この梅園の梅は,まだ,ほとんど咲いていない.落ち着いた雰囲気の石段を登って,本堂前の庭園に至る.
続いて,本堂裏手の夢想国師作と言われる庭園を拝見する.
本堂前の休憩場所のベンチが空いている.ここで昼食を食べてしまおうかと思ったが20人近い集団で飲食をするのは気が引ける.それに,ここで昼食などルール違反だろう.とにかく,外に出てから,どこか野外で食事を摂ることにする.
<瑞泉寺庭園>
<偏界一覧亭に向かう九十九折の坂道>
■十二所神社で昼食
11時51分に瑞泉寺を後にする.
瑞泉寺登山口から天園ハイキングコースへ入る.まずは急坂を登る.足許が濡れていて滑りやすい.明王院分岐を過ぎて,100メートルほどのところにある分岐を右折して,急な坂道を下る.泥道の悪路.一部の参加者は当惑しているようである.
12時23分,十二所神社に到着する.
参拝後,境内で昼食を楽しむ.幸いなことに,何時の間にか天気が良くなっている.雲間から薄日もさしてくる.温かい.
昼食後,何人かの方々から,いろいろな食べ物の差し入れがある.
<天園ハイキングコースから十二所へ下る>
<十二所神社を参拝>
<十二所神社下の日だまりで昼食>
■梶原太刀洗の水
13時03分,十二所神社を出発する.金沢街道を横切って,朝比奈切通(正確には朝夷奈切通)へ向かう.途中,岩の上にある馬頭観音の脇を通過する.昔の街道は,この場郷観音が立っている位置にあった.したがって,現在の道は,昔の道よりも数メートル低い位置にある.
滑川の支流,太刀洗川に沿って遡る.
13時15分,梶原太刀洗の水に到着する.ここは鎌倉五名水の一つである.梶原景時が双六の勝負にことよせて,上総介広常を討ち,その太刀を洗った場所だと言われる(小林,2004,p.72).
<昔の道の高さに残る馬頭観音>
<太刀洗川右岸に残るヤグラ群>
<梶原太刀洗の水>
(つづく)
[参考文献]
鎌倉商工会議所(監),2009,『鎌倉観光文化検定公式テキストブック』かまくら春秋社
小林伸男,2004,『神奈川ぶらりいウォーキング 鎌倉・江ノ島・藤沢編』神奈川図書
「五十三次洛遊会」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/45b990b76bc6e264fd18875e1992116d
「五十三次洛遊会」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/38fcbc119e4649da7ea5560563761183
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/90f493ac3a7af5ae8a939ba62e1e3459
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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