紅葉はまだまだ先
鎌倉中央公園・源氏山
２００７年11月11日（日）
あれこれと仕掛りの仕事をしている内に，午前中がアッという間に過ぎてしまう。
最近，誰かから「お前はアル中」だと揶揄されたことがある。勿論，私の場合，「アル中」の「アル」は，「アルコール」ではなく，「歩く」の「アル」のようだ。確かに言われてみれば，1日歩かないでいると，とても気分が滅入ってしまう。
今日の天気予報は，曇で午前中は雨が残るとのことであった。しかし，実際の天候は曇りがちながら，ときには薄日も射す絶好の散歩日和となった。
昼食後，私は堪らず散歩に出掛ける。
ますは，家の近くの鎌倉中央公園を一周する。
寺分口から公園に入る。日曜日だというのに，園内の人影は疎らである。公園の池は，冷たそうな色をしているが，園内の樹木は，まだ殆ど紅葉せず青々としている。あちこち寄り道をしながら山崎口に廻る。
入口近くの「しし岩」で，数人の子供が遊んでいる。岩の上でぴょんぴょんと跳ね回っている。岩の高さは3メートルほどある。私など，岩の上に登るだけでも怖いし，仮に登っても，目が眩んで，立つこともできないだろう。
山崎口から市民農園を経て梶原口へ向かう。
周囲の山々は，殆ど紅葉していない。ただ，稲刈りが終わった田圃だけが秋を感じさせる。
＜中央公園梶原口近くの谷戸のすすき＞ ＜源氏山公園入口の森：まだ紅葉していない＞
山崎口から，梶原住宅地に入る。S字坂を下って，源氏山公園まで足を延ばす。ここも紅葉は今ひとつ。源氏山公園は，さすがに知名度が高いだけあって，観光客の姿が目立つ。
もう少し足を延ばして，鎌倉駅まで出ようかと思った。
でも，何時もブレンドコーヒーを味わっていた鎌倉駅西口の喫茶店「陶季」が先月中頃に閉店してしまった。馴染みのコーヒーが飲めないのに，わざわざ混雑する鎌倉駅くんだりまで出掛けることもない。
そのまま，梶原を経由して，家に戻る。
私は，一体，何をしているんだろうと，一瞬，自分自身が厭になる。
（おわり）
