中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

箱根:鷹巣山・浅間山(湯坂道)ハイキング(3)

2006年10月27日 06時02分02秒 | 鎌倉あれこれ

            箱根:鷹巣山・浅間山(湯坂道)ハイキング(3)
                        (鎌っこ倉ぶ)
                  2006年10月21日(土)

■鷹取山へ

 12時30分に湯坂道入口に到着する。
 入口を入るとすぐに碑流の滝への山道と分岐(標高745m)する。私達は鷹巣山の方へ向かう。なだらかな散策道がつづく。一同,のんびりと先へ進む。なだらかで気持ちの良い登り道が続く。暑くも寒くもなく,心地よい。

       <湯坂道入口付近:のどかな散策路>

 標高820メートル付近で,ほんの少しだけ下り坂になり,再び登り返しになる。登山道の傾斜がやや急になる。やがて,道の両側にアジサイが増え始める。沢山の枯れた花が枝にそのまま残っている。12時47分に鷹巣山山頂(834m)に到着する。標高差89メートルを17分掛かって登ったことになる。登攀速度は387m/hということになる。まあまあの登攀速度である。
 山頂のベンチで昼食を摂るつもりであったが,残念ながら,ベンチには先客が2人居る。私達は,広場の芝生の上に思い思いに座り込む。自然に三つほど車座ができる。お師匠さんは,ベンチの片隅に相席で座り込む。そして,すぐに先客と親しげに何事か話し込んでいる。
 お師匠さんは,昔から湘南カラビナ隊の仙人やflower-hillのハイキング仲間である。その頃から,お師匠さんの人なつっこさには感心している。

■浅間山へ
 13時40分に鷹巣山を出発して,浅間山(802m)へ向かう。出発前に,flower-hillが音頭を取って,軽くストレッチをして,冷えた足のウオームアップをする。鷹巣山を出発すると,右手に眺望が開けるところがあるが,今日は雲が多くて,ほとんど何も見えない。

    <鷹巣山から浅間山へ向かう尾根からの眺望>
 すぐに石畳の急な下り坂になる。お師匠さんの命令で,他のメンバーよりも,多少,山歩きに馴れたflower-hillが先頭に立って,ユックリと下り始める。幸いなことに,ここ数日,雨が降っていないために,路面は乾いている。路面が濡れていると大変滑りやすくて往生するが,今日は大分条件がよい。
 しかし,下山の時の足取りを見ていると,大半の参加者は山道に馴れていないらしくて,へっぴり腰で,大股のステップで,ドスン,ドスンと下ってくる。端から見ているだけで,ハラハラする。僭越かなと思ったが,近くにいる方々に,
 「もっと,上体を起こして,小さなステップで,足を上げて,足の裏を斜面にフラットに押しつけるようにして,一歩一歩丁寧に歩いてください・・・・」
と注意を促す。こんなところが,普段から山道を歩き馴れている湘南カラビナ隊の皆様と大きく違っている。
 それでも,大分時間を掛けて,何とか全員が急坂を下りきり,鞍部の分岐点に到着する。ここからなだらかな坂道を登り返す。道路の両側には沢山のアジサイが植えられている。やがて,両側の森林が途切れて,広場が見え出す。浅間山の山頂である。14時06分に山頂の標識に到着する。ここで,集合写真を撮ってから,標識の前のベンチで,10分余り休憩を取る。

■湯坂道を下る
 14時18分に浅間山山頂を出発して,尾根伝いの湯坂道を下って,箱根湯本へ向かう。広い防火帯の真ん中に登山道がある。見通しが利いて,気持ちの良い道である。暫くの間,下り坂が続く。14時27分に大平台分岐を通過する。そして,ほんの少し登り返して城山(743m)を通過する。この辺りには,見事なモミジが沢山生えている。まだ全く紅葉していないが,11月頃になれば見事な紅葉を楽しめそうである。
 ここから長い下り坂が連続する。勾配はそれ程きつくない。絶好のハイキング道である。しかし,山歩きになれていない方々は,この辺りから疲れ始める。次第に列が長くなり始める。14時38分に高圧線の下を通過する。途中で数分間,休憩を取る。 この辺りから年輩者のお一人が膝の痛みを訴え始める。Flower-hillが持参しているサポーターの使用や,関節痛用の漢方薬を進めたが,メンツが立たないと判断されたのか,あるいは遠慮されたのか,かたくなに固辞される。同行者として,一人でも故障されるとご本人だけでなく周りの人も影響を受ける。だから,飲み薬は差し障りがあるにしても,サポーターぐらいは素直に着用して欲しいというのが本心である。

        <鬱蒼とした林の湯坂道を下る>

 長い,長い,下り坂が続く。そして,15時48分頃,湯坂城跡に到着する。ここで再び小休止する。一部の方々は大分疲労しているようである。
 さらに下り続ける。やがて,急傾斜の石畳道になる。湯坂道の終点は間近だが,この石畳が最後の難所になる。山道に馴れない方々が大半なので,この石畳の道を降りるのに,予想以上の時間が掛かったが,16時22分に,ようやく湯坂道登山口(110m)に到着する。列がばらけてしまったので,全員が揃うまでに2分ほど掛かった。

■打ち上げ会
 登山口から,っくりと箱根湯本駅へ歩く。旭橋を渡り川の左岸を下る。すぐに湯本の商店街になる。やっと無事全員が下山した安堵感で気分がよい。途中の「キーコーヒー」で,16時30分から懇親会を開く。幹事代行から,
 「今日は『鎌っこ倉ぶ』初めての本格的な山歩きになり,お疲れさまでした」
と挨拶がある。
 17時20分に懇親会がお開きになり,箱根湯本駅で解散。

[ラップタイム]
11:05  バス停「六道地蔵」歩き出し
11:06  ガイダンス棟着
11:15    〃   発
11:20  六道地蔵
11:30  二十五菩薩
11:35  曾我兄弟・虎御前五輪塔
11:50  滝廉太郎箱根八里作曲碑
11:55  東光院熊野権現跡
12:05  薬師堂跡
12:30  湯坂道入口
12:47  鷹巣山着
13:40   〃 発
14:06  浅間山着
14:18   〃 発
14:31  城山
15:48  湯坂城趾
16:22  湯坂道登山口
                                                       (おわり)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。