閑話休題;俺って気楽な存在…?
2015年3月13日(金)
今日(2015年3月12日)の読売新聞の人生相談欄で,「…80歳の母親が,海外のツアーに積極的に出掛ける.もう歳だから危ないので止めてと言っても聞かない.いっそのことパスポートを取り上げようと思う…」
という主旨の相談が掲載されていた.
”なるほど,80歳といえば一般にはヨボヨボの耄碌に見えるんだろうな…他人から見たらオレもヨボヨボのクソジジイなんだろうな…”
と我が身を振り返る.
…で,自分が若かりし頃を振り返る…
大学生の頃,「48歳の抵抗」という映画を見た.この映画の主人公,48歳の男性がどうしようもないヨボヨボジジイに見えた.
でも,自分が,25歳になったとき,もう自分は若くないなと思った.
30歳になったとき,”もう三十路かと”がっくり来た.もうオレの人生も下降線を辿る黄昏だなと思った.
40歳になったとき,会社の健康診断で,40歳からは胃の検査を受けなさいといわれた.オレも,もうそんな年かとガックリきた.
50歳になったとき,人生五十年,もう終わりかと思った.お先真っ暗.
でも,50歳の頃は.60台,70台の老人は,自分からはまだまだぐっと歳の離れた老人だと思っていた.
60歳になったとき,もう厄年も何もない,”どうにでもなれ”と開き直った.
70歳になったとき,60歳が若く見え始めた.そして,”今が我が世の春だ”と思うようになった.だって,ノルマはないし(ついでに銭もないか…!),上司も部下も居ない.何時の間にか,どうでもいい気楽な存在になっている.
80歳になったとき,自分でも,
”へえ~…オレ80歳か!”.
とビックリする.
そして80サイトもなると,50歳も20歳も区別が付かない青二才の若造に見えるようになった.…ま,それだけ80歳が浮き世離れした存在だということだろう.
ある日,テレビを見ていたら,106歳の方が,
”100年なんてあっという間だったよ…”
と述懐しておられた.
100歳の方から見たら,80歳なんて洟垂れ小僧に見えるんだろうな.
そして私は,”年令って何だ!年寄りって誰のこと?”と,不思議に思うようになった.
要するに,何が何だか分からなくなった.こういう状態のことを「ボケが始まった…」と言うのだろうか.
こんな雑文を書いていると,ふとウルマンの詩
”Youth is not a time of life; its a state of mind…”
という一節を連想する.
「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6a2ad1e45d639688376038bbf75f1f99
「閑話休題」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/52e165e6e928ba42cbc5bdff7f8fb376
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