中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ミルフォードサウンド(5):第2日目(1):ニュージーランドへ(2)

2011年02月09日 18時46分39秒 | ニュージーランド:ミルフォードサウンド
                                      <テ・アナウの街>

  ミルフォードサウンド(5):第2日目(1):ニュージーランドへ(2)
          (スケッチ旅行)
      2003年1月28日(火)~2月5日(水)

第2日目:2003年1月29日(水)

<機中泊>

■ニュージーランド標準時
 夕食後,暫くして,機内は何となく静かになる.
 大半の乗客が眠り始めている.ニュージーランドは,今,夏時間.日本との時差は+4時間.
 時計を,4時間進めて,ニュージーランド標準時に合わせる.
 今,日本時間で,22時25分,従って,ニュージーランド時間では,出発日から2日目の深夜,2時25分である.機内の照明が消され辺りが暗くなる.エンジンの連続音だけがゴーゴーと聞こえてくる.
 私は眠れないまま,じっと座っている.そして,ただ,静かに時間が過ぎていくのを待っている.座ったままだと,だんだんと腰が痛くなってくる.困ったものだ.マジな話,エコノミー症候群にならないかと心配になる.

■退屈な機内
 4時35分,機内の気圧が830ヘクトパスカルまで下がる。丁度海抜1600メートルの山頂と同じになる。機内のテレビでは,ヨットレースを放映している.でも,どうも見る気にならない。ただ,ただ,時間が経つことを待っている。
 6時15分,トイレに立つ。ついでに全身のストレッチ体操をする.これで,少し身体が楽になったような気がする.
 7時15分,キャビンアテンダントがせわしく動き始める.辺りの乗客の殆どが目を覚ましている.機内は,なんとなくざわざわとした雰囲気になりはじめる.
 8時14分,日本人スチュワーデスが,
 「おはようございます。おしぼり如何ですか?」
と言いながら,おしぼりを配りはじめる.
 8時20分,ツアーコンのK島さんが,ツアー参加者が記入した入国カードをチェックして廻る.添乗員は大変だなと思う.

■朝食
 8時25分,朝食が配られる.
 8時50分,私はキャビンアテンダントに,
 「爪楊枝いただけないか?」
と英語で聞いたが,爪楊枝の用意はないと断られる.アリャ~.
 9時30分,突然,機内アナウンスが始まる.
 「あと,20分でクライストチャーチ国際空港に到着します・・・」
と英語と日本語でアナウンスされる.
   

<クライストチャーチ国際空港からテ・アナウへ>

■無事到着そして入国審査
 9時33分,機内の気圧は910ヘクトパスカルまで上昇する.
 「ただいま,当機は徐々に高度を下げております・・・」
とアナウンスがある.
 液晶パネルの表示では,外気9℃.窓外には,頂に雪を被ったなだらかな山脈が幾重にも連なっているのが見える.
 9時50分,飛行機は,無事,クライストチャーチ国際空港にランディングする.空港には機影は殆どない.見渡す限り,広々としたのどかな空港のようである.
 10時00分,デッセンバーグ.
 10時08分,入国審査.私の前に6~7人のキューがあったが,実に簡単に審査が済んでしまう.
 次いでバゲージクレイム.私は預け入れた荷物はなかったが,同行者が預け入れた荷物が出てくるまで,かなり長い時間,待たされた.
 10時15分,バゲッジクレイムが終わる.持参した登山靴の靴底に土が付いていないか綿密なチェックを受ける.
 空港の待合室に出る.
 10時30分,空港内の銀行で,とりあえず1万円を現地通貨に換金する。結局,
     10,000円=146.18NZD
        1NZD=68.4円
であった。

■クイーンズタウンへ出発
 10時40分,国内線ロビーへ移動.売店でおやつのパンとミカンを購入.合計2.60NZD(178円)である.
 11時05分,クイーンズタウン行NZ5001便にチェックイン.双発のターボジェト機,小さな飛行である.私の座席は7C.通路側.
 11時34分,出発.すぐに離陸.快晴.プロペラジェット機独特の爆音が聞こえてくる.機内気圧935ヘクトパスカル.
 11時55分,キャビンアテンダントがクッキーを配り始める.私の隣に座った現地のおばさんが,英語でうるさく話しかけてくる.マイッタナ!
 12時00分,右手にタカパ湖が見下ろせる.
 12時32分,私たちは無事クイーンズタウン空港に着陸する.
 12時37分,デッセンバーグ.飛行機から外に出る.外気は熱くなく,寒くなく,ほどほどの気温で,実に気持ちがいい.

<テ・アナウの市街地>

■テ・アナウへ移動
 12時46分,近ツリ現地スタッフの用意したリムジンバスに乗り込む.現地女性ガイドと運転手が自己紹介する.二人の名前を聞いた途端に忘れる.
 中年の女性ガイド.饒舌,少々うるさい.
 12時50分,クイーンズタウン空港を出発.ワカティブ湖の湖畔を進む.素晴らしく透明で大きくて綺麗な湖である.
 「・・水道水は飲めます・・・全くチップは要りません.」
 「レストランへ入ったら,お釣りの端数をテーブルに置いてくる程度で十分です・・」
  「ベッドメーキングでも絶対にチップを置かなければ行けないということはないです・・・置いてもせいぜい,日本円で,100円程度で十分です・・」
  ・・・・・・・・・・・・・・
 「電話はテレホンカードで架けられます.テレホンカードには5,10,20NZDの3種類があります.」
  注:この頃は,まだ,インターネットは,それほど普及していなかったので,
    パソコンを持ち歩く人は居なかった.
    なお,この記事で引用している写真は,すべてフィルムカメラで撮影し
    たものを,CDに落として,パソコンに取り込んだものである.
 「日本との時差は4時間です.」
 「この頃,羊が儲からなくなったので,鹿の放牧が流行しています・・・」
 「・・トレッキングの最終日には15時,または,16時発の何れかの船に乗らなければいけません・・・トレッキング中は朝,昼,夜の3食が付いています・・・昼食は,各自,自分で好きな物をパンに挟んでサンドイッチを作って持参します・・・夕食は3種類のメニューから選ぶようになっています・・・バスタオル,シャンプーは備え付けてあります・・洗濯は自分でしてください・・・乾燥室が完備しています.雨具やトレッキングシューズは乾燥室で乾かします・・・」
 「テ・アナウには有名な登山用品店があります・・・」
・・・と,ガイドの説明がつきない.

■ホリデイインに到着
 13時50分,バスは,いつの間にか湖から離れて平原の中を走っている.道路の両側は牧場が続く.羊,牛,鹿などが放牧されている.
 14時16分,テ・アナウに到着する.小さいけれども,とても綺麗な街である.今夜の宿泊ホテル「ホリデイイン」に到着.ここで1泊することになっている.広々としたロビーに案内される.
 16時50分から,ここで,現地旅行社の説明を受ける.
 「夕食は18時30分,それまで,45NZD(約3,000円)の参加費で,土ホタルを見学するオプションツアーがあります・・・」
私は,土ホタルなどより.市内を歩いてみたいので,このツアーには不参加.

<宿泊ホテル「ホリデーイン」>

                                    (つづく)
「ミルフォードサウンド」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bdec458530a1c4c5496dc3c78c241699
「ミルフォードサウンド」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/103eee5ea122aa633e309290ccb8924e


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