雪の眺望が素晴らしい
丹沢:塔ノ岳(大倉尾根)(2)
(単独山行)
2007年1月23日(火)
(つづき)
10時08分に塔ノ岳山頂に到着する。
例によって尊仏山荘に立ち寄る。また,例によって300円也のお茶を所望する。まだ,昼食には早いが,持参した昼食を摂る。山荘には,カメラマンをはじめ3人の常連が屯している。
「・・・昨日は,20センチばかり雪があったよ・・・今日は半分になっちゃった・・」
と小屋番が話す。
外を見ると,富士山に雲が掛かり始めている。私が,
「残念! また富士山に雲が掛かり始めちゃった・・・」
と独り言のような愚痴を言う。
すると,カメラマンが,
「雲の掛からない富士山も良いけれど,それでは富士山があるというだけで,一寸物足りないですよ・・・」
と尤もな意見を言う。
<塔ノ岳山頂からの丹沢山塊と富士山>
<積雪10センチの塔ノ岳山頂>
雑談をしていると,常連の中年女性が山荘に入ってくる。通称,「ネコおばさん」である。
小屋番がネコを呼ぶ。すると2階に居たネコが,いそいそと降りてくる。言わずと知れたネコの「ミー君」である。床をスタスタと歩いてから,ネコおばさんの座っているテーブルの上に「ぴょん」と上る。ミー君の仕草が余りに可愛いので,何枚かの写真を撮る。
<ネコおばさんに近寄るミー君>
いつもより長居をした私は,12時40分に下山を開始する。念のため,持参した4本爪の軽アイゼンを着用する。しかし,気温が高いためか,登りの時に較べると,ほんの暫くの間に,随分と雪が溶けている。アイゼンが返って煩わしいので,花立山荘で小休止してアイゼンを外す。
「山頂は雪ですか・・?」
と居合わせた中年男性の登山客に聞かれる。来年,海外の山へ行くので,その準備のために山歩きを始めたという。どこの山へ行くのか伺ったところ,ミルフォードサウンドだという。この答えを伺って,私は違和感があったが,何も言わなかった。
花立山荘から下は,融雪でドロドロである。滑りやすいので注意をしながら下り続ける。
駒止茶屋の屋根からは,溶けた水滴が「ポツ,,,ポツ,,,」とリズミカルな音を響かせている。
登りの時はスケートリンクのように凍結していた水たまりは泥んこになっている。グシャグシャの道を辿って,12時46分に大倉バス停に到着する。
トイレ前の水道で,泥靴をタワシで擦る。ズボンの裾も,跳ね上げた泥で汚れている。序でにズボンの裾の泥もタワシで洗い流す。
やれやれ・・・一体私は,なんでこんなに頻繁に塔ノ岳を訪れるのだろうか?
[山行記録]
■ラップタイム
7:38 バス停大倉歩き出し
↓
7:54 観音茶屋
↓
8:08 見晴茶屋
↓ ※残雪が増え始める
8:37 駒止茶屋
↓ ※凍結に悩まされる
8:55 堀山の家
↓
9:37 花立山荘
↓ ※雪山になる
10:08 塔ノ岳山頂着
10:40 〃 発
↓
11:08 花立山荘着
11:10 〃 発
↓ ※融雪と泥道
12:46 バス停大倉着
■登攀高度 1201m
■登攀所要時間 2時間30分
登攀速度 480.4m/h
■下降所要時間 2時間06分
下降速度 597.5m/h
※残雪と泥濘に悩まされたとはいえ,平凡な記録であった。
(おわり)
丹沢:塔ノ岳(大倉尾根)(2)
(単独山行)
2007年1月23日(火)
(つづき)
10時08分に塔ノ岳山頂に到着する。
例によって尊仏山荘に立ち寄る。また,例によって300円也のお茶を所望する。まだ,昼食には早いが,持参した昼食を摂る。山荘には,カメラマンをはじめ3人の常連が屯している。
「・・・昨日は,20センチばかり雪があったよ・・・今日は半分になっちゃった・・」
と小屋番が話す。
外を見ると,富士山に雲が掛かり始めている。私が,
「残念! また富士山に雲が掛かり始めちゃった・・・」
と独り言のような愚痴を言う。
すると,カメラマンが,
「雲の掛からない富士山も良いけれど,それでは富士山があるというだけで,一寸物足りないですよ・・・」
と尤もな意見を言う。
<塔ノ岳山頂からの丹沢山塊と富士山>
<積雪10センチの塔ノ岳山頂>
雑談をしていると,常連の中年女性が山荘に入ってくる。通称,「ネコおばさん」である。
小屋番がネコを呼ぶ。すると2階に居たネコが,いそいそと降りてくる。言わずと知れたネコの「ミー君」である。床をスタスタと歩いてから,ネコおばさんの座っているテーブルの上に「ぴょん」と上る。ミー君の仕草が余りに可愛いので,何枚かの写真を撮る。
<ネコおばさんに近寄るミー君>
いつもより長居をした私は,12時40分に下山を開始する。念のため,持参した4本爪の軽アイゼンを着用する。しかし,気温が高いためか,登りの時に較べると,ほんの暫くの間に,随分と雪が溶けている。アイゼンが返って煩わしいので,花立山荘で小休止してアイゼンを外す。
「山頂は雪ですか・・?」
と居合わせた中年男性の登山客に聞かれる。来年,海外の山へ行くので,その準備のために山歩きを始めたという。どこの山へ行くのか伺ったところ,ミルフォードサウンドだという。この答えを伺って,私は違和感があったが,何も言わなかった。
花立山荘から下は,融雪でドロドロである。滑りやすいので注意をしながら下り続ける。
駒止茶屋の屋根からは,溶けた水滴が「ポツ,,,ポツ,,,」とリズミカルな音を響かせている。
登りの時はスケートリンクのように凍結していた水たまりは泥んこになっている。グシャグシャの道を辿って,12時46分に大倉バス停に到着する。
トイレ前の水道で,泥靴をタワシで擦る。ズボンの裾も,跳ね上げた泥で汚れている。序でにズボンの裾の泥もタワシで洗い流す。
やれやれ・・・一体私は,なんでこんなに頻繁に塔ノ岳を訪れるのだろうか?
[山行記録]
■ラップタイム
7:38 バス停大倉歩き出し
↓
7:54 観音茶屋
↓
8:08 見晴茶屋
↓ ※残雪が増え始める
8:37 駒止茶屋
↓ ※凍結に悩まされる
8:55 堀山の家
↓
9:37 花立山荘
↓ ※雪山になる
10:08 塔ノ岳山頂着
10:40 〃 発
↓
11:08 花立山荘着
11:10 〃 発
↓ ※融雪と泥道
12:46 バス停大倉着
■登攀高度 1201m
■登攀所要時間 2時間30分
登攀速度 480.4m/h
■下降所要時間 2時間06分
下降速度 597.5m/h
※残雪と泥濘に悩まされたとはいえ,平凡な記録であった。
(おわり)