<デンバー国際空港>
ロッキー山脈紀行(42):第9日目:ソルトレイクシティを離陸
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第9日目:2010年8月27日(金)
<第9日目の行程>
朝,デンバーを出発して,デルタ航空国内線でソルトレークシティへ. ソルトレークシティから,デルタ航空国際線に乗り継いで東京成田空港へ向かう.
<最終日のデンバーの朝>
■バイキングの朝食
真夜中から妙な夢ばかり見続けて眠りが浅いまま,帰国の朝を迎える.
5時30分にモーニングコールの電話が掛かってくる.
6時からホテル1階のロビー脇のレストランで朝食を摂る.バイキング形式である.パンとコーヒー,それにミルクとソーセージだけの軽めのメニューにする.
■ホテルから空港へ
7時頃,ホテルをチェックアウト.例によって2台の専用車に乗車,7時15分.てホテルを出発.
朝の清々しい街の様子を,車窓から眺めながら,ホテルから東北東の方向にあるデンバー国際空港へ向かう.もう少し時間のゆとりがあれば,デンバー市内も散策してみたかったが残念である.
7時53分頃,前方に白い三角屋根を沢山並べた空港の建物が見え始める.とてつもなく大きな空港である.
7時57分,デンバー国際空港に到着する.
<デンバー国際空港へ>
■自動チェックイン
まずは,自動チェックインシステムで搭乗手続きを済ませる.ここ数年,アメリカに来ていなかったので,自動チェックインシステムのやり方が良く分からず,少々,まごつくが,何とか搭乗手続きを済ませる.
ここで,10日間お世話になったマウンテンウエスト社のガイド,ネイトさん,ジョッシュさんとお別れである.折角仲良くなったのに,もうお別れとは,何とも寂しいが,致し方ない.
■デルタ航空DL3477便に搭乗
長い間,待合室で過ごした後,10時16分,デルタ航空DL3477便に搭乗する.私の席は18B.通路側である.良かった.飛行機のことは良く分からないので,搭乗した飛行機の機種は不明.真ん中の通路を挟んで左右に2列の客席が並んでいるだけの小さな機体である.
どうやら,搭乗者の中で,日本人は私達だけのようである.そのためか,何となくしっくりしない威圧感を受ける.
私達が搭乗した飛行機は国内線なので,機内アナウンスは英語だけ,勿論,英語のヒアリングが苦手な私には,ほとんど聞き取れないが,まあ,大体,こんなことを言っているんだろうと勝手に想像する.
■機内サービス
10時25分,DL3477便は,デンバー国際空港を出発する.
何時もながら離陸する瞬間まで緊張する.心の中で,
「まだか・・まだか・・」
と力みながら,身体を硬くして,離陸の瞬間を待つ.離陸した瞬間にガタガタという振動がなくなり,機体の下から「グー」という音が聞こえてくる.車輪を機体の中に引っ込める音である.この音を聞くと,やっとホッとする.
飛行機が上空に達すると,すぐに機内サービスが始まる.飲み物とスナックだけ.私はトマトジュースを所望する.
<ソルトレークシティ国際空港>
■Dゲートへ移動
短いフライトを終えて,11時45分,ソルトレークシティ国際空港に着陸する,
11時52分,ディセンバーグ.
広くて立派な空港の建物の中を,ツアーリーダーの後を追って移動する.何処へ向かっているのか分からないが,ツアーリーダーを見失わないようにするのが精一杯.何となく皇居のお堀で,母鳥の後を追う小ガモを思い出して一人で苦笑する.
シャトル電車に乗り換えて,Dゲートへ移動する.
もし,ツアーリーダーが居ない一人旅だったら,この空港で,かなりまごつくだろうなと想像する.
「やっぱり団体旅行は楽で良いな・・」
■簡素化された出国手続
途中出国手続もなく,あれよあれよと言う間に,トランシット待合室に到着する.
「あれ・・出国手続きはないんですか・・?」
とツアーリーダーに伺ってみる.
「今は出国手続がコンピュータ化されているので,デンバー空港で搭乗手続をした時点で,もう出国手続きが済んでいるんですよ・・それにアメリカは出国には煩くないんですよ・・」
「なるほど!」
■空港内をウロウロ
暫く,時間がありそうなので,空港内をブラブラと散策する.
空港内のロビーの一角に沢山の絵が飾られている.なかなか素敵な絵である.大いに目の保養になる.これらの絵の中から,気に入ったものを,デジカメに収める.
※絵の特集を別途掲載する予定.
<DL639便・退屈な機内>
■ソルトレークシティ国際空港を離陸
13時10分,DL639便成田空港行の搭乗開始.私の席は36G.通路側である.良かった.さらにラッキーなことに,私の席の隣が空席のままである.本当に有り難い.
定刻13時45分,DL636便はソルトレークシティ国際空港を出発する.
■最初の機内サービス
また長い楚良の旅が始まる.憂鬱.
ソルトレークシティ国際空港を飛び立ってから.そろそろ2時間近くになる.特にすることもないので.とても退屈である.
退屈紛れに,座席前のモニター画面に写っている地図を見る.私達を乗せたDL636便は,今,アメリカ本土を北北西に飛んでいる.まだ,まだ,先は長い.
■飲み物とスナック
15時02分,飲み物の機内サービスが始まる.私はスプライトを貰う.小さな袋のスナックが一緒に付いてくる.随分と塩気がきついスナックだが,手持ちぶさたなので,一気に全部食べてしまう.
■機内食
15時45分,昼食のサービスが始まる.キャビンアッテンダントが,
「・・チキンかビーフか・・?」
と質問する.私はビーフを所望する.
昼食のメニューは,牛肉のスライスにタイ風ココナッツソースを掛けたもの,およびキュウリ入り季節のグリーンサラダなどである.
「機内で出されたものを,全部平らげたら,肥っちゃうよ・・」
と心配しながら,まあ,美味しく,全部を食べてしまう.
■映画を見ながら・・
40分ほどで,漸く食事が終わる.辺りが何となく静かになる.ゴーゴーという単調なエンジン音が聞こえてくる.
16時頃から,日本語バージョンの映画を何となく,見始める.わざわざ映画の題名を調べる気がしないので.正確な題名は分からないが,どうやら“Cop out,”という題名の映画らしい.見始めると,案外面白い.ついつい映画に引き込まれそうになる.
小1時間ほどの間,映画を見ながら,旅の合間に記録し続けた日記帳の整理を続ける. 飛行機は高いところを飛んでいるらしくて,機内は少々寒くなり始める.
18時49分,映画を見終わる.
続いて,“24 Hour Lumen.”という訳の分からない題名(題名の見間違いかも知れない)の映画を見る.こちらの映画も,半分居眠りをしながら,20時50分頃まで眺め続ける.
21時03分現在,私達の飛行機は,成田空港まで後3,467キロメートルの地点を飛行中である.成田空港まで,後4時間20分のフライトである.
(つづく)
「ロッキー山脈紀行」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/ddaf2411c1ffc13de4c73c19165e8d56
「ロッキー山脈紀行」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8bb556d1f73dfbf5858c068a89e84f41
ロッキー山脈紀行(42):第9日目:ソルトレイクシティを離陸
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第9日目:2010年8月27日(金)
<第9日目の行程>
朝,デンバーを出発して,デルタ航空国内線でソルトレークシティへ. ソルトレークシティから,デルタ航空国際線に乗り継いで東京成田空港へ向かう.
<最終日のデンバーの朝>
■バイキングの朝食
真夜中から妙な夢ばかり見続けて眠りが浅いまま,帰国の朝を迎える.
5時30分にモーニングコールの電話が掛かってくる.
6時からホテル1階のロビー脇のレストランで朝食を摂る.バイキング形式である.パンとコーヒー,それにミルクとソーセージだけの軽めのメニューにする.
■ホテルから空港へ
7時頃,ホテルをチェックアウト.例によって2台の専用車に乗車,7時15分.てホテルを出発.
朝の清々しい街の様子を,車窓から眺めながら,ホテルから東北東の方向にあるデンバー国際空港へ向かう.もう少し時間のゆとりがあれば,デンバー市内も散策してみたかったが残念である.
7時53分頃,前方に白い三角屋根を沢山並べた空港の建物が見え始める.とてつもなく大きな空港である.
7時57分,デンバー国際空港に到着する.
<デンバー国際空港へ>
■自動チェックイン
まずは,自動チェックインシステムで搭乗手続きを済ませる.ここ数年,アメリカに来ていなかったので,自動チェックインシステムのやり方が良く分からず,少々,まごつくが,何とか搭乗手続きを済ませる.
ここで,10日間お世話になったマウンテンウエスト社のガイド,ネイトさん,ジョッシュさんとお別れである.折角仲良くなったのに,もうお別れとは,何とも寂しいが,致し方ない.
■デルタ航空DL3477便に搭乗
長い間,待合室で過ごした後,10時16分,デルタ航空DL3477便に搭乗する.私の席は18B.通路側である.良かった.飛行機のことは良く分からないので,搭乗した飛行機の機種は不明.真ん中の通路を挟んで左右に2列の客席が並んでいるだけの小さな機体である.
どうやら,搭乗者の中で,日本人は私達だけのようである.そのためか,何となくしっくりしない威圧感を受ける.
私達が搭乗した飛行機は国内線なので,機内アナウンスは英語だけ,勿論,英語のヒアリングが苦手な私には,ほとんど聞き取れないが,まあ,大体,こんなことを言っているんだろうと勝手に想像する.
■機内サービス
10時25分,DL3477便は,デンバー国際空港を出発する.
何時もながら離陸する瞬間まで緊張する.心の中で,
「まだか・・まだか・・」
と力みながら,身体を硬くして,離陸の瞬間を待つ.離陸した瞬間にガタガタという振動がなくなり,機体の下から「グー」という音が聞こえてくる.車輪を機体の中に引っ込める音である.この音を聞くと,やっとホッとする.
飛行機が上空に達すると,すぐに機内サービスが始まる.飲み物とスナックだけ.私はトマトジュースを所望する.
<ソルトレークシティ国際空港>
■Dゲートへ移動
短いフライトを終えて,11時45分,ソルトレークシティ国際空港に着陸する,
11時52分,ディセンバーグ.
広くて立派な空港の建物の中を,ツアーリーダーの後を追って移動する.何処へ向かっているのか分からないが,ツアーリーダーを見失わないようにするのが精一杯.何となく皇居のお堀で,母鳥の後を追う小ガモを思い出して一人で苦笑する.
シャトル電車に乗り換えて,Dゲートへ移動する.
もし,ツアーリーダーが居ない一人旅だったら,この空港で,かなりまごつくだろうなと想像する.
「やっぱり団体旅行は楽で良いな・・」
■簡素化された出国手続
途中出国手続もなく,あれよあれよと言う間に,トランシット待合室に到着する.
「あれ・・出国手続きはないんですか・・?」
とツアーリーダーに伺ってみる.
「今は出国手続がコンピュータ化されているので,デンバー空港で搭乗手続をした時点で,もう出国手続きが済んでいるんですよ・・それにアメリカは出国には煩くないんですよ・・」
「なるほど!」
■空港内をウロウロ
暫く,時間がありそうなので,空港内をブラブラと散策する.
空港内のロビーの一角に沢山の絵が飾られている.なかなか素敵な絵である.大いに目の保養になる.これらの絵の中から,気に入ったものを,デジカメに収める.
※絵の特集を別途掲載する予定.
<DL639便・退屈な機内>
■ソルトレークシティ国際空港を離陸
13時10分,DL639便成田空港行の搭乗開始.私の席は36G.通路側である.良かった.さらにラッキーなことに,私の席の隣が空席のままである.本当に有り難い.
定刻13時45分,DL636便はソルトレークシティ国際空港を出発する.
■最初の機内サービス
また長い楚良の旅が始まる.憂鬱.
ソルトレークシティ国際空港を飛び立ってから.そろそろ2時間近くになる.特にすることもないので.とても退屈である.
退屈紛れに,座席前のモニター画面に写っている地図を見る.私達を乗せたDL636便は,今,アメリカ本土を北北西に飛んでいる.まだ,まだ,先は長い.
■飲み物とスナック
15時02分,飲み物の機内サービスが始まる.私はスプライトを貰う.小さな袋のスナックが一緒に付いてくる.随分と塩気がきついスナックだが,手持ちぶさたなので,一気に全部食べてしまう.
■機内食
15時45分,昼食のサービスが始まる.キャビンアッテンダントが,
「・・チキンかビーフか・・?」
と質問する.私はビーフを所望する.
昼食のメニューは,牛肉のスライスにタイ風ココナッツソースを掛けたもの,およびキュウリ入り季節のグリーンサラダなどである.
「機内で出されたものを,全部平らげたら,肥っちゃうよ・・」
と心配しながら,まあ,美味しく,全部を食べてしまう.
■映画を見ながら・・
40分ほどで,漸く食事が終わる.辺りが何となく静かになる.ゴーゴーという単調なエンジン音が聞こえてくる.
16時頃から,日本語バージョンの映画を何となく,見始める.わざわざ映画の題名を調べる気がしないので.正確な題名は分からないが,どうやら“Cop out,”という題名の映画らしい.見始めると,案外面白い.ついつい映画に引き込まれそうになる.
小1時間ほどの間,映画を見ながら,旅の合間に記録し続けた日記帳の整理を続ける. 飛行機は高いところを飛んでいるらしくて,機内は少々寒くなり始める.
18時49分,映画を見終わる.
続いて,“24 Hour Lumen.”という訳の分からない題名(題名の見間違いかも知れない)の映画を見る.こちらの映画も,半分居眠りをしながら,20時50分頃まで眺め続ける.
21時03分現在,私達の飛行機は,成田空港まで後3,467キロメートルの地点を飛行中である.成田空港まで,後4時間20分のフライトである.
(つづく)
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