<勝楽寺の境内>
初春の丹沢;勝楽寺・八菅山神社・鳶尾山を一廻り
(箱根ハイクグループ)
2017年2月25日(土) 晴・冷たい風
<ルート地図>
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<本厚木から半僧坊下へ>
■本厚木駅集合
今日は箱根ハイクグループの定例会開催日である.実は昨夜まで,この定例会に参加するかどうか迷いに迷っていた.正直なところ,ここのところ余りにやることが多すぎて,計画的に物事に対処するのが苦手な私は,ドタバタし通しである.
でも,大分前に”参加します”とリーダーに返事をしているので,ドタキャンも自分の信用にかかわることなのでしたくはない,
”まあ,今日一日遊び歩いても,何とかなるだろう…”
と全く根拠のない屁理屈をこねてから,やっぱり予定通り参加することにした.
集合は本厚木駅北口に10時30分である.
何時も真っ暗な内から塔ノ岳に出掛けている私にとって,10時30分と言えば,もう塔ノ岳からとっくに下山し始めた時間である.もし,塔ノ岳に行っていれば,多分,花立階段辺りを慎重に降りているだろう.
当然のことながら,私は朝の時間を持て余す.気持ちがイライラするので,どうしても家を出る時間が早すぎることになる.
大船から東海道本線で藤沢へ,不木沢から小田急を乗り継いで,本厚木駅に集合時間の1時間以上前に到着してしまう.仕方がないので集合時間の20分前まで,駅ビルの中にあるコーヒーショップに入り込んで時間つぶしをする.
■半僧坊下までバスで移動
本日の参加者は10名余り.全員が男性の老人である.女性が一人も居ないという一風変わったグループである.
本厚木前10時52分発本原行神奈中路線バスに乗車する.バスはほどほどの混雑だが,私達全員が何とか座れる.
本厚木からかなり乗り出があったが,11時32分,バス停半僧坊下に到着する.
今回はウォームアップのストレッチもせずにいきなり歩き出す(もっとも私は事前にストレッチ済みだが…).
11時35分,バス停半僧坊下から歩き出す.
<勝楽寺>
■立派な山門
最初の訪問場所は,バス停半僧坊下の近くにある勝楽寺である.
バス停のすぐ前に立派な勝楽寺の山門がある.まずは勝楽寺(半僧坊)を参拝見学する.
境内入口に田代半僧坊の説明文が掲示されている.まずはこの説明文を転載することにしよう.
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■立派な山門
立派な山門を潜って,寺の境内に入る.
想像以上に広い境内の大寺院である.曹洞宗の寺のようである.山号は満珠山.事前に何の調査もしていないので,何時頃誰によって創建したのかは全く分からないが,意外に立派な寺なので面食らうほどビックリする.
まずは境内をユックリ拝観する,
<勝楽寺の立派な山門>
■鐘楼と十六羅漢
参拝後,境内を散策する.小高い所に半僧坊の建物がある.その前の立派な鐘楼と十六羅漢が鎮座する建物がある.
広い境内だが私たち以外に人の気配は全く感じられない.
<立派な鐘楼> <十六羅漢>
■咲き誇る梅
境内の梅が実に見事である.しだれ梅とでも言うのだろうか.草花のことはからっきし分からない私には,この梅の正式名称は分からないし,知ろうともしないが,そんな花オンチの私の眼から見ても,とにかく素晴らしい(冒頭の写真).
<境内の梅>
<海底地区と市杵島神社>
■長閑な海底地区
11時53分,勝楽寺を出発する.
中津川右岸沿い海底(おぞこ)地区集落の中をノンビリと歩く.
12時07分,三差路を右折する.何の標識もない三差路である.ただ,ただ,リーダーのKGさんの後を追うだけ.
”もう一度,一人で歩いて確かめる必要があるな…”
と私は密かに思いながら後を追う.
<長閑な海底地区> <三差路を右折>
■中津川を渡る
12時16分,「田代半僧坊1.3km」の案内杭の前を通過する.半僧坊からほんの少ししか歩いていないと思っていたが,何時の間にか1.3キロメートルほど歩いていることになる.
つづいて「すみだおおはし」を渡る.橋の上から中津川の広い河原が見渡せる.
橋を渡ると.三差路に突き当たる.三差路を左折する.
<田代半僧坊1.3kmの案内標識> <すみだおおはし>
■市杵島神社
12時19分,市杵島神社に到着する.立派な鳥居の向こうに,小振りなお社が建っている.
鳥居の傍らに,案内文が掲示されている.その案内板の記事によると,市来ネジ摩神社から江ノ島の弁財天まで,トンネルが続いているという伝説があるとのこと.
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■河川敷で昼食
市杵島神社から往路を戻る,
再び橋を渡って中津川の右岸沿いの道に戻る.ここから中津川の河川敷の土手で昼食を摂ることになる.
12時30分,なるべく冷たい風を避けられそうな所を選んで,三々五々,腰を下ろして昼食をとる.私は例によって,握り飯,パン,ヨーグルト程度.
<中津川の河川敷> <昼食>
<中津川ゴルフ場北の尾根道>
■登山口
12時57分,昼食を終えて午後の部が始まる.
河川敷から道路に戻る.
13時00分,動物除けの柵の扉を開けて,柵の中に入る.ここが登山口である.これは,地元の人でも良く分からないな…リーダーのKGさんは良くこんな所をしっているなと感心する.
柵の中に入ると,周囲の雰囲気が一変する.直ぐ側に道路があるのに,なんだか深山幽谷に入ったような気分になる.
ところがその先がちょっと大変.結構な急登が連続する.勿論,塔ノ岳の大倉尾根に比較したら特段にどうというところではないが,平素山歩きをされていない方には,だいぶ手強そうである.早速,若干の方々が遅れ出す.これもやむを得ないこと.
<動物除けの柵に登山口がある> <いきなり急登が連続する>
■心地よい散策路を経て広場へ
数分急な坂道を登ると,尾根沿いのなだらかな道になる.落ち葉を踏みながら,闊葉樹の樹林帯の中を歩く.実に心地よい散策路である.
13時33分,広場に到着する.
ここから先は,ゴルフ場沿いの舗装道路になる.
<樹林帯の中の長閑な散策路> <広場に到着>
■中津川ゴルフ場沿いの道
進行方向右手に中津川ゴルフ場を長めながら,ほぼ平坦な道路を歩き続ける.
とにかく長閑.私はノンビリと歩きながら,
”いつも大倉尾根ばかりではなく,たまにはこんなところを歩くのも良いな…”
と思っている.
<ゴルフ場沿いの散策路>
■古い道標
13時55分,「八菅神社1.3km」の古い道標の前を通過する.つづいて,14時丁度の「鳶尾入口」の同胞前を通過する.
<八菅神社1.3kmの道標> <鳶尾入口の道標>
<展望台からの眺望>
■小さな山
14時11分,左手前方に小さな山が見える.山頂に吾妻屋と展望台が建っている.
私達は舗装道路から外れて,この山に登ってみる.
<小さな山の山頂に吾妻屋と展望台が見える> <展望台に登る>
■展望台に登る
14時13分,吾妻屋に到着する.
早速展望台に登ってみる.ちょっと高度感があって怖いが,山頂からの眺望はなかなかなものである.
足許には厚木付近,遠くには橫浜,東京方面まで見えているようである.
<展望台からの眺望>
<八菅神社>
■八菅いこいの森地図(現地の地図引用)
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■八菅神社社殿
14時24分,展望台を出発する.そして,14時26分,先ほどの舗装道路の続きの道と合流する.
14時35分頃,進行方向右手に幾つかの遊具が設置されている場所を通過する.すぐその先の三差路で右折する.三差路のは案内標識が立っている.
14時38分,八菅神社本殿裏手から境内に入る.大きくて立派な建物の神社である.ほとまず神社を参拝する.
<八菅神社本殿>
■急階段を降りる
参拝を済ませて,急で長い石段を降りる.結構,高度感のある階段である.
階段の入口には「郷社八菅神社」と刻字された大きな石塔が立っている.
<長い石段>
■梵鐘は文化財
石段を降りたところに梵鐘がある.梵鐘全体の写真が撮れなかったので,写真の投稿は省略するが,この梵鐘は相川町指定文化財になっているようである.
梵鐘の脇に以下のような説明文が掲示されている.
<梵鐘の説明文>
<蔦尾山>
■曲がりくねった坂道
八菅神社前の道路を右に曲がって,登り坂に入る.未舗装の砂利道である.山間の長閑な道が続く.土地勘のない私には,この道路の先は山ばかりのような気がするが,ときどき自動車が通る.
私と同じように,湖野道の先は山だけと思っている方が,他にも居られるようである.
「…この先,自動車でどこへ行くんでしょうね…」
とリーダーのKGさんに尋ねる,
「…この道の向こうに住宅地があるので,抜け道に使われているんだと思います…」
道路は左右に大きく蛇行しながら,だんだんの山の中を登っていく.
15時19分,Y字の三差路に到着する.右側の道は,ここが峠で下り坂になっている.多分,この右側の道が抜け道だろう.左側の道は歩行者専用で山道になっているようである.
先頭グループが三差路に到着したときには,グループの列が随分と長くなっている.後ろのグループが到着するまでの間,ここで臨時休憩を取る.
<曲がりくねった山道に入る> <三差路に到着する>
■蔦尾山山頂
やがて,前方に蔦尾山山頂が見え始める.
私はほんのちょっとでも良いから自分の歩行速度で歩きたい,そこでリーダーの許可を得て,前に見えている蔦尾山山頂を目指して,猛烈な勢いで登る.まるで鬱憤晴らしのように…
15時32分,一同より一足先に蔦尾山山頂(標高235メートル)に到着する.
山頂は公園風の広場になっている.
広場の一角に大きな石塔が2基立っている.
<鳶尾山山頂>
■三角点
山頂広場の中央近くに四等三角点が設置されている.一同,順番に三角点にタッチして,蔦尾山に登ったことを確かめる.
蔦尾山山頂での休憩を終えて,15時46分,山頂から歩き出す.
<三角点> <山頂の石碑>
<展望台からの眺望を楽しむ>
■展望台
15時51分,「蔦尾山山頂0.4km,展望台0.6km」の標識を通過する.
標識の先は展望の良いコルになっている.両側の広々とした所は採石場跡とのことである.今は枯れ草が採石場一帯に生え広がっている.
採石場跡を通過して,緩やかな登り坂を進むと前方に大きな展望台が見え始める.
「折角だから,展望台に登って見よう…」
16時04分,展望台に到着する.展望台の脇に立っている大きな石碑は日清戦争戦没者慰霊碑である.
<四等三角点> <展望台>
■展望台からの眺望
展望台に登ってみる.
らせん状の階段は,下がスケスケに見えている.高い所が余り好きではない私は,登っている内に目がクラクラしてくる.結構高度感があって怖い・でも展望台からの眺望は素晴らしい.
橫浜から東京方面まで見えている.風が冷たいけれども,少々我慢して四方の写真を撮る.
<蔦尾山展望台からの眺望>
<蔦尾団地を経てバス停へ>
■神社を通過
16時18分,展望台を出発する,下り坂が連続する.
16時22分,神社の境内を通過する.地図は神社の印が載っているだけで,神社の名前は分からない.また神社の周囲には,何の標識もないので,そのまま通過する.
ちょっと離れた所にある鳥居を潜る.
<神社を通過>
■長い階段を下ってバス停へ
16時29分,「蔦尾三町目0.35km」の標識を通過する.
16時33分,長い階段の上に到着する.良く整備されている階段で手すりも付いているが,とにかく呆れるほど長い階段である.随分と長い時間を掛けて階段を下って,16時46分,漸く蔦尾3丁目付近の住宅地に入る.
住宅地内の舗装道路をそのまま下り続けて,16時46分,バス停蔦尾山前に到着する.
<長い階段を下る> <バス停蔦尾山前>
<路線バスと電車を乗り継いで帰宅>
■いろいろ乗り換えて面倒
バス停蔦尾山前発17時03分の路線バスに乗車する.何とか座れる.
懇親会に参加される方々は途中のバス停で下車する.私は懇親会不参加なので,そのまま乗車し続けて,17時36分,小田急線本厚木駅に到着する.
本厚木駅から相模大野へ.差が来大野から江ノ島線に乗り換えて藤沢へ.面倒だなと思いながら,東海道本線に乗り換えて大船へ.
大船からは路線バスを利用して,19時過ぎにやっと帰宅する.
■散らかったままの部屋
自室に戻る.
出掛ける前に散らかしたままになっている.当たり前だが…
私は散らかっている部屋を眺めながら,
”何だかオレの頭の中に似ているな…”
と思う.
実は,3日後の2月28日(火)から1週間,旅に出ることになっている.その準備だが,特段,新奇に慌てて買わなければならないものはないが,それでもいろいろと準備を氏亡ければならない.それなのにその準備が全く進んでいない.
乱雑に並べてあるザックやタッフルバッグの隣に書きかけの絵が放り出したままになっている.
”どうしよう…困ったな!”
明日はARENAグループのハイキングがある.是非,参加したい.でも,とてもではないが,参加しているだけの時間的余裕がない.
夕方,私は意を決して,このハイキングの幹事長に,時間がなくて参加はムリなので不参加にして下さいとCメールで連絡する.
明日の日曜日は,シャカリキニなっていろいろ準備しなければ…
そこへ意地悪なもう一人の私が,
”そんなに忙しいんなら,ブログの記事など書かずに放って置けば良いじゃないか…”
と痛いことをいう.
…ま,どっちにしても,なるようにしかならないさ.
<ラップタイム>
11:35 バス停半僧坊下歩き出し
11:40 勝楽寺(11:53まで参拝見学)
12:19 市杵島神社
12:30 中津川河川敷(12:57まで昼食)
13:00 登山口
13:33 広場(ここから暫くの間舗装道路)
14:13 展望台(14:24まで展望休憩)
14:26 散策路の合流
14:38 八菅神社
15:32 鳶尾山山頂(15:46まで休憩)
16:04 展望台(16:18まで展望休憩)
16:22 神社
16:46 バス停鳶尾山下着
[ハイキング記録]
■水平歩行距離 9.5km
■累積登攀高度 435m
■累積下降高度 445m
■所要時間(休憩時間込み)
バス停半僧坊下発 11:35
バス停鳶尾山下着 16:46
(所要時間) 5時間11分(5.18h)
水平歩行速度 9.5km/5.18h=1.83km/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6c95569f8ef8f640b409e32dd02e9ea8
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1d0fce7a60681353196edbf9a5379008
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.
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