中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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師走の鎌倉中央公園と東京駅のイルミネーション

2017年12月17日 07時50分53秒 | 鎌倉あれこれ

                                 <東京駅の夜景>

        師走の鎌倉中央公園と東京駅のイルミネーション

            (登山学校創立20周年パーティ)
           2017年12月16日(土) 晴

<鎌倉中央公園の紅葉を楽しみながら大船駅へ>

■清水塚口付近
 私たちが在籍していた登山学校が創立20周年を迎える,今日はこの登山学校の創立20周年記念パーティが東京駅近くの某レストランで開催される.もちろん私も出席するつもりである.
 私は時間に充分に余裕を持って,自宅を出発する.もちろん,山へ出掛けない日でも,せめて1日に6000~7000歩ぐらいは歩きたいので,自宅から鎌倉中央公園を経由して大船駅までは歩くことにする.
 何時もの通り清水塚口から鎌倉中央公園に入る.
 鎌倉中央公園の紅葉の見頃はもうとっくに過ぎている.でも,まだまだ紅葉が楽しめそうである.


■定番の風景;上池付近
 柔らかな日差しと,青空が綺麗である.気温が何度あるか分からないが,この時期にしては,随分と暖かい.
 今日は土曜日.でも園内を散策している人は意外に少ない.


■まだまだ紅葉が綺麗だ
 下池付近の紅葉は,午後の日差しを浴びて,まだまだ綺麗である.


■休憩舎付近の紅葉
 葉は大分落ちてしまったが,まだまだ名残の紅葉が楽しめる.


■山崎口付近の紅葉
 午後の日差しを浴びて,なかなか見事だ.


<電車が動かず難行苦行の連続>

■大混乱の大船駅
 大船駅に到着する.
 コンコースの改札口付近が大混雑である.何があったのか急には分からない.
 どうやら,どこかで事故があって,東海道本線,横須賀線,根岸線の全部の電車が動いていないようである.
 ”はてさて,どうしよう…?”
 私はシンドイ思いをしてまでも,敢えて出席しなくてもいいかなと思い始める.
 そのとき,
 「…×番線から戸塚行きの電車が発車します.東京方面にお越しの方は戸塚で,横浜市営地下鉄にお乗り換え下さい…」
という趣旨の放送がある.
 ”…ん,戸塚か.なら戸塚から地下鉄で横浜まで行って,京浜急行でで品川まででようかな…”
と一瞬思う.
 私は戸塚行の電車に乗るために東海道本線上りのホームに行きかける.丁度そのとき根岸線の電車に乗って,新杉田で京浜急行の杉田駅で乗り換えるようにというアナウンスがある.
 ”新杉田の方が良いかな…”
と思って,根岸線のホームへ向かう.
 ところが,今度は東海道本線の戸塚行が横浜行になるというアナウンスがある.での発車時間までほんの30~40秒しかない.
 私は駅のアナウンスごとに右往左往させられるのにウンザリ.

■逗子から京浜急行で…
 ”ええい…面倒だ”
 私は意を決して,丁度入線してきた逗子駅行電車に乗車する.
 逗子駅で下車,京急新逗子駅で羽田空港行急行電車に乗車する.そして,金沢文庫で特急品川行に乗り換える.もちろん,座席に何とか座ることができた.
 でも,パーティ開催時間にギリギリ間に合うか,間に合わないかの時間である.そこで,携帯メールを使って,主催社のNKガイドに,電車が動かないので遅刻する旨,連絡する.
 電車が上大岡駅に到着する.平日のラッシュアワーを彷彿させるほど沢山の乗客が乗り込んでくる.すぐにぎゅうぎゅう状態になる.
 ”座れて良かったな…”
 ところが一難去ってまた一難.
 どこかの駅で,人が線路内に立ち入ったために安全確認をするという理由で,また電車がストップする.私,イライラ.でもどうしようもない.
 ”なるようになれ…勝手にセイ…”

■大混雑の品川駅
 品川駅はJR二濠カエル乗客で大混雑.足下が良く見えないほど,人がパックされている.途中に階段がある.後ろから押されたら将棋倒しになるなという恐怖感に駆られる.
 やっと京浜東北線の電車に乗り換える,満員.ズボンのポケットに入れている携帯電話がぶるぶると振動して着信メールがあることを知らせる.2通も,3通も…でもメールを見るだけのスペースがない,やむなく放置.
 田町駅で,発車まで1分停車するという趣旨のアナウンスがある.イラ,イラ,イラ,たった1分でも…
 ”そういえば…現役時代.国鉄がストをする度に,こんな目に遭っていたな…”
と旧い旧い時代のことを回想する.

<やっとたどり着いた謝恩会>

■会場が分からない
 やっと東京駅に到着する.
 丸の内中央口から外に出る.目の前の信号が「赤」.イラ,イラ,イラ…
 ”信号までオレをこけにするのか…”
と心の中で八つ当たりだ.
 目指すビルに到着する.
 ビルに人気がない.ビルの入口はどこも閉まっている.アリャリャ場所を間違えたかな…いや,そんなことない.
 仕方なく,近くにあるレストランに入って,聞いてみる.店員が意外に親切なのでホッとする.
 「…あぁ~レストラン××ですか.このビルの裏手の白いビルの地下1階にありますよ.でも,今日は休日なのでやっていないはずですよ…」
 「えっ… お休みですか…

 私は案内状を店員に見てもらう.
 「…特別に貸しきりで営業しているんでしょうね.それならば,今の時間帯なら通用口から中には入れますよ…」
ということで,通用口の場所を親切に教えてくれる.

■大賑わいの会場
 やっと会場に到着する.40分の遅刻.
 会場入口で,見知らぬ女性ガイド(?)から,いきなり会費うん千円を請求される.
 ”ちょっと待ってよ…やっと到着したばかりなのに…”
と,私,内心でブツブツ.
 私が会場に到着したのを目ざとく見つけた同期のIGさんが,
 {…FHさん,こっち…!}
と声を掛けてくれる.私,”ホッ”とする.この一角には,明日のARENAオフミでお世話になる10期のNOさんも居られる.これで独りポツネンの危機はなくなったということだ.
 その一角には,私と同様に古い卒業生が何人か座っている.

■終始喧噪
 会場は現役の在校生で盛り上がっている.ガイドなどスタッフが9人ほど参加されているようだが,見覚えのある方は2人だけ.要するに古い私たちはシーラカンスだ.
 若いスタッフが,マイクで絶えず何かをがなりたてている.正直なところ”五月蠅”.
 ユックリしんみりとしたいと思う私は,やっぱり老化したポンコツなんだろうと自戒.
 ジャンケン大会とやらに随分と時間を掛ける.とにかく喧噪な雰囲気が延々と続く.
 ジャンケン大会では,私は最初のジャンケンで敗退.いろいろ景品があるみたいだが,最初に敗退した私たちには,溲瓶に似た形のポリ水筒が残っているだけ.でも,有難く頂戴する.
 ”オレの生なんて,正にこのジャンケンみたいなものだな…”
 現役時代,劣等サラリーマンだった私は,最初の敗退に自分の人生を重ね合わせて独り苦笑する.でも,世の中には”捨てる神あれば拾う神あり”だったな.こうして元気で,旧い仲間に会えただけでもハッピーというものだ.
 喧噪の謝恩会は,18時に終了する.
 2次会もあるようだが,そちらは不参加ということにして,横浜方面に向かう何人かの仲間と一緒に東京駅へ向かう.

<大混雑の東海道本節>

■東京駅の見事な夜景

 お店から外へ出る.
 東城駅前の広場のイルミネーションが実に見事である.
 遠い昔(…でもないか),私はサラリーマン時代の何年かは丸の内にある本社ビルまで通勤していたことがある.その時代と比較すると,この界隈も実にオシャレに変身してしまった.
 夜,街を配架するのが好みでない私は,最近,夜の街を見る機会などほとんどないので,このイルミネーションなど,正に驚きである.

<東京駅丸の内側のイルミネーション>

■まるて”痛勤”電車だ!
 今朝方の電車の事故は架線の切断だったようである.
 夕方になって,ようやく復旧したようだが,ダイヤは大幅に乱れている.電車が発車する番線も混乱している.やっと乗車した東海道本線の電車も,通勤地獄がひどかった時代のラッシュアワー並の大混雑である.
 それでも電車はまあまあの調子で走り続ける.
 横浜駅で同行の皆さんとお別れである.
 横浜駅では沢山の乗客が下車したので,私は運良く座れる.乗客の下車が終わると,また沢山の乗客が乗り込んできて,またもゃ大混雑となる.
 やっと,大船駅に到着する.”ヤレ,ヤレ,疲れた”
 駅のマイクが,
 「…次の平塚行きの電車がすぐに到着します.後の電車をご利用下さい…」
とがなりたてている.
 ”本当にすぐ来るのかな…”
と妙なところに好奇心を持った私は,下車したホームでそのまま居残る.
 なるほどほんの2~3分待っただけで,グッと空いている電車が到着する.
 「…なんだ,これは…ん,なら一本後の電車に乗れば良かったな」
 こういうのを“後の祭り”という.
 ”オレの人生は何時も’後の祭り’だな…”
 何時もの塔ノ岳詣でよりツカレチャッタ!!
                                              (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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