＜旧市街のネコ＞
モロッコ訪問期(9)：第３日目：マラケシュ観光(2)
（アルパインツアー）
２００９年６月７日（日）～１８日（木）
第３日目：２００９年６月９日（火）（つづき）
＜特集：旧市街のネコたち＞
私がマラケシュの旧市街を歩いていて，一番感銘を受けたのは，史跡の建造物や，迷路のような市街地ではない．それは，自由闊達に暮らしているネコたちの姿である．
まずは，上の写真のネコ．
人通りの多い通路で，悠然と暮らしている様子に感動する．当のネコも平気．住民も平気．このネコ，一体，飼い猫だろうか．それとも野良猫？
大体，ここでは野良猫なんていう概念はないのかもしれない．みんなのネコなんだろう．
路地をスタスタと歩くネコ．
まるで，自分も一丁前の人間だと思っているようだ．私が，日本流に，
「にゃー子や，こっち向いて・・」
と話しかけても，完全に無視．
＜スタスタと歩くネコ＞
そして，私のそばを通り過ぎてから，頼みもしないのに，私の方を振り返る．ネコの居る道路には，ゴミが沢山散らかっている．どこからともなく饐えたようなイヤな匂いが漂ってくる．
＜ふいっ・・と立ち止まって振り返る＞
今度は，生まれて間もない仔ネコが，道路の片隅で，通行人に踏みつけられないように，オズオズとしながら，落ち着かない様子である．もう，乳離れして，１匹で生活しているようである．
ネコの周りには，ゴミや砂利が沢山落ちている．
＜道の片隅でオズオズと暮らす仔ネコ＞
綺麗な縞ネコが現れる．毛並みが美しい．このネコは，一段と美形である．私の前で立ち止まって，考え事をしている．どうも落ち着かない様子である．
＜綺麗な毛並みの若いネコ＞
バイア宮殿の中庭にも沢山のネコが住み着いている．若い斑ネコが，頻りに動き回っている．声を掛けてみるが無視される．
＜頻りに動き回る斑ネコ＞
日向で三毛ネコが，毛繕いをしている．
ここの広い場所で，毎日，ノンビリと暮らして居るんだろうなと想像する．それにしても，誰がエサをやっているんだろうか．日本の野良ネコのように，オドオドしたところが全くない．
旧市街は，まさにネコの天下である．
＜ノンビリと毛繕いをするネコ＞
喧噪の街角で，人間様のことなど，全く無頓着に，何匹ものネコが，香箱を作っている．私には驚きの光景である．ネコたちにとって街の騒音は何ともないのだろうか．
＜何匹ものネコが香箱を作っている＞
一番驚いたのは，このネコの一家である．
沢山の人が絶えず往来している街角で，悠々と子育てをしている．警戒心は全くないようである．私が近づいて写真を撮っても，全く無関心だ．これには驚いた．
マラケシュの旧市街は，正に，ネコたちの天国のようである．
＜露天であっけらかんと子育てをするネコ＞
マラケシュのネコは幸せ者のようである．誰も虐めないようだ．私は，こんなに警戒心のないネコたちを見たことがない．
丹沢塔ノ岳尊仏山荘の営業部長ばかり見ている私には，マラケシュ旧市街で出会ったネコたちが，どれもこれも随分と目が吊り上がっていて，頬がこけているように見える．私は，
「・・やっぱり，尊仏山荘の営業部長が一番可愛い顔をしているな・・」
と思いながら，旧市街のネコたちを，飽きずに眺めていた．
（つづく）
「モロッコ周遊記」の前回の記事
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/eb/7f5e87b30033086627345692ed51e7a6.jpg
「モロッコ周遊記」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/212345ccd35c44ab31d889313b251833
「モロッコ周遊記」の最初の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/31b79faa79d02b8fe28dc5177880d2e4
「モロッコ周遊記」の索引
（編集中）
