中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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モロッコ訪問記(35):第10日目(5):フェズからメグネスへ

2010年01月08日 09時56分06秒 | モロッコ;ツブカル山

                    <メグネスの市場>

  モロッコ訪問記(35):第10日目(5):フェズからメグネスへ
           (アルパインツアー)
      2009年6月7日(土)~18日(木)

第10日目 2009年6月16日(火
)  つづき

<フェズを出発>

■市内観光を終えてバスに乗車
 昼食を終えた私たちは,14時32分にレストランを出る.
 再び,歩きながら,フェズの市内観光を続ける.相変わらず方向が全く分からなくなる狭い道を歩く.はぐれたら大変なので,現地ガイドのアブダラさんの後に懸命に続く.
 「・・・まるでカルガモの親子みたいだな・・・」
と妙な連想をして,苦笑いする.
 そして,どこをどう通ったのか良く分からないまま,13時45分,やっと広い道に出る.どうやら,フェズエルバリの一角にある広場らしいが,広場の名前を確かめる暇もなく,すぐに専用バスに乗り込む.
 14時49分,私たちが乗り込むと,すぐにバスは発車する.バスの中は涼しい.ここは,つい今しがたまでの喧騒,埃,猥雑さとは全く別の空間である.私は,バスに乗った途端に,何かから解放されたような安堵感を味わう.

■これまでのモロッコの印象
 バスはすぐにヤシ並木が見事な片道2車線の道路に入る.つい先ほどまでのゴミゴミとした街と,この素晴らしい道路の対比があまりに鮮烈なので,私は本当に同じ国の中を観光しているのだろうかと疑いたくなるほどである.
 バスの座席で落ち着いた私は,一息入れてから,ノートを取り出して,これまでのモロッコの印象を箇条書きにして書きとめる.
 以下がそのときのメモである.
 *ラテライトの赤い土
 *樹木のない世界.
 *回教の祈り.
 *ごみ.
 *悪臭.
 *動物:馬,やぎ,ニワトリ・・・生き生きとしている.
 *ネコのんびりの街角.
 *砂混じりの大都会,カサブランカ.
 *美味しいパン(大助かり).
 *野菜タップリの食事.
 *極めておいしいオレンジジュース
 *日本から持参した醤油が大活躍
 *日本から持参した瞬間接着剤が役に立った.

 *英語がほとんど通じない
 *狭い路地,沢山の人,ロバや荷車がゴチャゴチャに通り過ぎる
 *治安が悪そう(本当に悪いかどうか分からない)
 *市街地でのでたらめな車走行
 *立派な舗装道路
 *フランス人観光客が沢山いる.皆,太っている.
 *現地女性にも太っている人が多い.
 *ツブカル山付近の方々の写真嫌い
 *“先入れ後出し”の山積み商品
 *ハエがブンブン飛び回る菓子屋
 *ゲテモノをぶら下げている商店
 *鮮烈な臭いを発する香辛料店
 *お湯がまともに出ない五つ星高級ホテル
 *まともに映らないテレビ
 *ラクダの糞だらけの観光砂漠
   ・・・・・・・・・・・・・
 と,まあ,こんな具合である.順不同で思いつくままメモした項目を,後から見直すと,あのときの情景が頭の中に沸々と蘇ってくるから不思議である.このことからも,常に克明にメモを取ることが,その後の楽しみにとって如何に大切かが分かる.

<メグネスへ>



■のどかな牧草地が続く

 バスの中は,適度に冷房が利いていて心地良い.それにフワフワとしたバスの揺れが揺り籠のように眠気を誘う.いろいろと思い出しながらメモを取っているうちに睡魔が襲ってくる.
 私はいつの間にか居眠りをしてしまう.
 どれくらいの時間居眠りをしていたのだろうか.私はバスの走行音で突然目が覚める.14時27分である.
 バスは,のどかな田園地帯の真っ只中を走っている.道路の両側には,のどかな牧草地や林が続いている.林の緑は,日本の森林に比較すると弱々しい感じがするが,どこまでも続く牧草地を眺めていると,気分が落ち着いてくる.
 15時を過ぎたころから,沿道に民家が見え隠れするようになる.そして,道路は緩やかな登り勾配になる.

                   <牧場と林が続く平野>

■メグネスに到着
 緩やかな登り道を進んで,15時04分,私たちのバスは,街中の広場に停車する.古都メグネス(Meknes)へ到着である.
 私たちは,これから,暫くの間,メグネス市内観光を楽しむ.その後,今日の宿泊地であるカサブランカへ向かう予定である.
 私たちが下車した広場は,メグネス市街地の北西に位置するナントカという広場だが,私のメモの字が乱れていて読めないので,今となっては,広場の名前は分からない.
 私たちは広場から,いきなり商店街に入り込む.どちらの方向へ歩いているのかよく分からないが,現地ガイドのアブダラさんの後を必死に追う.

                     <古都メグネスの広場>


                <市場の中に入る>

                            (つづく)
「モロッコ訪問記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9601d3823dee2824181e8e4bcdca73cc
「モロッコ訪問記」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e4b3c457293e7702f8320ae892c8400b
「モロッコ訪問記」の最初の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/31b79faa79d02b8fe28dc5177880d2e4
「モロッコ訪問記」の索引
(編集中)



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