グランドキャニョン谷底往復;プロローグ(1);迷いながらも参加確定
(アルパインツアー)
2017年2月28日(火)~3月7日(火)
<チャンスは今しかない!>
■晴耕雨読はダメ
私の趣味は,山登り,街道歩き,それに水彩画,さらに若干の研究活動である.この中で公的になにがしかの責任を追わなければならないのは,研究活動だけである.その他のことの大半は,すべて自分で勝手にやっていること.だから勝手に活動を止めたからといって,余所様に迷惑をお掛けするようなものは,ほとんどない.その意味では,私は気楽な存在だと言えよう.
今,一億聡活躍社会実現という合い言葉を良く耳にする.これは,現内閣の目玉の一つでもある.勿論,私も大賛成.いくらロートルの私でも総括役の一翼を担うことができればそれに越したことはない.でも,どうしたらこの活動に参加できるかの具体的な方法が,このロートルには見つからないのである.
余談だが…
一億聡活躍社会と聞いて,ついつい連想してしまうのが,幼少の頃,耳にたこができるほど聞かされた”一億火の玉,鬼畜米英,欲しがりません勝つまでは…”などの合い言葉である.
こんなことをついつい連想して,一人で苦笑する.正に”三つ子の魂百まで”を地で行っているような気分である.
閑話休題.
話を本題に戻そう.
私ごときロートルが社会に貢献できるもっとも確実で効果的な方法は,できるだけ健康で過ごすということだろう.そうすればうなぎ登りに拡大する医療費の抑制にいくらかでも貢献できるからである.
私と同年代の皆さんが退職するときに,多くの人は,
「…これからは晴耕雨読.ノンビリと余生を過ごします…」
と言っていた…が,結局は晴耕雨読と言いながら,天気の良い日もあまり動かずに過ごしているのか,僅か半年ほどの間に,随分と年寄りっぽくなってしまう方が多いののに驚かされる.
”う~ん…,やっぱり安易に晴耕雨読なんて言っていたらダメだな…”
まあ,そんなこんなの経緯もあったが,私は何となくいろいろな趣味を重ねている内に,この年になっても,まあ,まあ,の健康状態のまま過ごしている.
■ツアーに参加したいが…
さて,山に登ると言っても.平素から登っている塔ノ岳のようなところなら,いくら高齢になっても,山の細部まで良く分かっているので.一人でドンドン登ることができる.でも,経験のない山は,一人で行くには危険すぎる.こんな場合は,どうしても山岳ガイドのお世話にならない.
ところが,70歳代後半になると,大抵の山専門のツアー会社でも,一見(いちげん)の客だと門前払いを喰らうことになる.現に,ツアー会社に電話をして申し込もうとしても,自分の年令を言った途端に,断られてしまう.断られると頭にくるが,高齢者の事故が多いのも事実なので,こればかりは致し方ない.
現在,高齢者である私を受け入れてくれる唯一のツアー会社がアルパインツアー社である.もっとも,もうかれこれ10数年も,年に1~2回の頻度で,アルパインツアー社主催のツアーに参加し続けている.それも「靴印3個以上」のツアーを中心である.そんな経緯もあって,私の登山力を応分に評価してくれている.有り難い話である.
さて,今年1月,同社からのPCメールで,表記のツアーが開催されるのを知った.
私は,現役サラリーマン時代,飛行機の上からグランドキャニョンを見下ろしたことがある.もうかれこれ40年も前のことである.そのとき,グランドキャニョンの雄大さに驚いたのは言うまでもない.
”生きている間に,一度,グランドキャニョンを訪れて見たいな…”
とそのとき以来,思い続けてきた.また,同社のツアーに参加する度に,グランドキャニョンのツアーを企画してくれと要望し続けていた.
同社でグランドキャニョンのツアーがあることを知った私は小躍りした…が,連れ合いの体調が今ひとつスッキリしなくて,長期間家を開けることが難しい.
当たり前の話だが,ツアーは自分も家内も元気でなければ実現できない.どちらが病気でも参加できない.私はツアー参加を諦めた.
■やっぱり行くぞ…
2月初旬に,また同社のDMがPCに送られてくる.
このDMを見て,まだ,件のツアーが締め切られていないのに気が付く.
”参加したいな…”
という気分が,再びメラメラと燃え上がる.
幸いなことに家内の体調も,このところ,投薬を続けながらだが,小康状態のまま安定している.
私は,今のうちに旅をしてしまおうと決心する.
DMを受信してから,2~3日経過していたが,私はアルパインツアー社に件のツアーを申し込んだ.
「…このツアーの受付は終了しました…すでに航空機の予約などしてしまいましたが,まだ何とか追加できるかと思いますので,すぐに手続きをして下さい…」
とのことだった.
私はすぐに手続きを済ませる.
そんなこんなの経緯があって,私もついに表記のツアーに参加することになった.
****今回のツアーのあらまし****
■ツアーの名称;特別企画;世界遺産グランドキャニヨン谷底往復トレッキング8日間
■主催;アルパインツアー
■ツアーリーダー;HDさん
■参加者;6名(参加申込み時点)
■旅行期間;2017年2月下旬~3月上旬
<日程概要>
■第1日目;東京(羽田)→ロサンゼルス(トランシット)
ロサンゼルス発 ラスベガス着
■第2日目;ラスベガス→ツサヤン(専用車)
ツサヤン→グランドキャニョン(サウスリム)(徒歩2時間)
グランドキャニョンリムハイキング(ホテル泊)
■第3日目;トレッキング1日目
サウスリム→ブライトエンジェルキャンプサイト(徒歩12キロメートル)
(テント泊)
■第4日目;トレッキング2日目
終日キャンプサイト滞在(テント泊)
■第5日目;トレッキング3日目
ブライトエンジェルトレッキングサイト→サウスリム(徒歩16キロメートル)
サウスリム→ツサヤン(専用車)(ホテル泊)
■第6日目;ツサヤン→サウスリム(朝焼け観賞)
サウスリム→ラスベガス(専用車)(ホテル泊)
■第7日目;ラスベガス→ロサンゼルス
ロサンゼルス→(機中泊)
■第8日目;→東京(羽田)
グランドキャニョン概念図
(何れの地図もインターネットから転用)
(つづく)
次の記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/83c69b38296943843c1cfd234ed32a24
「グランドキャニョン谷底往復」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5af65f36dc434f32b7f18600720f25c7
「グランドキャニョン谷底往復」の索引
(未着手)
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.