中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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グランドキャニオン谷底往復;第7日目;ロサンゼルスでトランシット;7日目の纏め

2017年05月03日 03時11分54秒 | アメリカ;グランドキャニョン谷底往復トレッキング

                             <ビールでのんびり空の旅>

   グランドキャニオン谷底往復;第7日目;ロサンゼルスでトランシット;
              7日目の纏め
                      (
アルパインツアー)
       2017年2月28日(火)~3月7日(火)

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第7日目;2017年3月6日(月) 


<ラスベガスの朝>

■アメリカ最後の夜を過ごす

 テント生活の余韻が残っている私は,ホテルの快適なベッドの寝心地を楽しみながら,アメリカ最後の夜を過ごした.ただ,例によって,随分早い時間に目が覚めてしまう.もっとも,グランドキャニョンとラスベガス,それにロサンゼルスの間には,七面倒くさい時差がゴチャゴチャとあって,正直なところ,身体の方は時差に十分対応しきれないので,本当に早起きをしているのか,正直なところ良く分からないが,とにかく,今,現地時間では1時30分である.
 まだ起床するには早すぎる.でも起床時間の3時までは1時間半しかない,これからもう一度寝たら寝過ごしてしまいそうである.でも,どうせモーニングコールがあるんだから,もう少し寝ようと思う.でも,寝過ごすのが心配でなかなか寝付けない.
 その内に,何時の間にか寝込んでシマッタらしく,突然のモーニングコールの電話にビックリして飛び起きる.今度は,とても眠くて堪らない.まだまだ時差ボケに悩まされているようである.
 とにかく起床して,衣服を着る.寝ぼけ眼で洗面をしている内に,スッキリと目が覚める.
       

■ホテルロビーで朝食弁当
 3時30分,まだ少し時間が早いなと思いながら,荷物を持ってロビーへ降りる.まだ早朝というか深夜なのに,ロビーは床つづきのカジノへ出入りする人達で賑やかである.
 ロビーにはツアーリーダーのHDさんが待機している.機内預けの荷物をHDさんの近くに纏め,ルームキーをHDさんにお渡しする.そして,朝食弁当を頂戴する.
 まだ集合時間には少し間があるが,全員が揃う・
 朝食弁当を開いてみる.オニギリ2個に鶏の唐揚げなどネーベンが若干入っている.それにオレンジjyフース1本である.
 これからこの弁当を持ち歩くのも難儀である.
 「…ここで食べてしまいましょう…」
ということになり,ロビー片隅のソファーに腰を下ろして,弁当の朝食を済ませてしまう.そして,容器などの食べかすは,ホテルのゴミ入れで処分してしまう.


<朝食弁当>

<ラスベガスからロサンゼルスへ>

■ルート地図

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■専用車でラスベガス空港へ
 程なく現地観光会社の専用車がホテルに到着する.空港までの案内人はADMさんと同じ会社の方である.お名前を伺ったが,途端に忘れてしまったが働き盛りの男性である.
 専用車に乗車した私たちは,4時丁度にホテル「モンテカルロ」を出発して,ラスベガス空港へ向かう.
 専用車は,4時15分にラスベガス空港に到着する.
 ここで,現地観光会社の方とはお別れである.ここから先はツアーリーダーのHDさんの先導で,出発前の諸手続を行う予定である.
         
         <搭乗券(ラスベガス→ロサンゼルス> 

■搭乗待合室へ
 4時30分,まず最初に搭乗手続きとバゲージクレイムを済ませる.続いて,4時50分,セキュリィチェックを受ける.
 5時丁度に空港内の電車に乗って,5時03分,搭乗口のあるゲートDで下車する.
 私たちが搭乗するデルタ航空6時30分発ロサンゼルス行の搭乗口はD39である.搭乗開始時間直前の5時50までは自由行動である.
 自由行動と言われても,特段,買いたいものもないし,見たいものもない.私は早々と搭乗口近くの椅子に座って,搭乗開始までボンヤリとすながら過ごす.

<ラスベガス空港着>

<ロサンゼルスでトランシット>

■ロサンゼルスへ
 6時10分,ボーディング開始.
 私の席は24B.参列シートの真ん中,イヤな席である.でも,ロサンゼルスまでのフライトはごく短い時間なので,別にどうということもない.
 6時29分,飛行機が動き出す.
 6時40分,無事離陸する.私は離陸直後から居眠りをし始める.ロサンゼルス到着まで,のとんど居眠りをしたまま過ごしてしまう.
 7時22分,飛行機はロサンゼルス空港に着陸する.
 7時43分,ディセンバーグ.
 そのまま空港内を移動して,
 8時02分,デルタ航空007便東京(羽田)行の搭乗ゲート69に到着する.
 ボーディング開始予定時間は9時00分である.まだ,そこそこの時間はあるが,あちこち動き回る気にもなれないので,その辺りの椅子に座ったまま,搭乗開始を待ち続ける.
       
             <搭乗券(ロサンゼルス→東京(羽田))>

■搭乗開始
 9時30分,搭乗開始である.
 私の席は38D.今度は通路側である.待ち行列が長いので,なかなか機内に入れなかったが.数分後,漸く自分の席に辿り着く.
 幸いなことに,私の隣の席は空席のようである.

<デルタ航空東京(羽田)DL007便の機内>

<東京(羽田)を目指して>

■ルート地図

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■ロサンゼルス空港を離陸
 10時10分,私たちが搭乗したDL007便は,搭乗口から動き出す.
 10時20分,離陸.
 そういえは,アメリカでは出国審査は全くなかった.「去る者は追わず」ということなのだろうか.
 ほどなく水平飛行に入る.

機内ドリンクサービス
 11時02分,ドリンクサービスが始まる.何を聞き違えたのか,フロアアテンダントが私の所にキリンビールを置いていく.
 ”たまにはビールも良いかナ…!”
ということで,成り行きに任せて,ビールを美味しく頂戴する.
 ”これで,ますます眠くなるな…トイレに行きたくなっても,席が通路側だから気楽だな…”

<機内サービスのビール>

■機内食(昼食)
 11時40分,機内食が配られる.
 ”ホホゥ…結構,生かすじゃないか!”
 これが私の第一印象である.最近,機内食の内容がだんだんと貧相になってきたなと感じていた私には,デルタ航空の機内食はとてもまともだと思える.贔屓目かも知れないが.私には他の一般的な航空会社の機内食よりは大分豪華に見えてしまう.
 まずは,機内食の概要をノートに書き留める.そして写真を撮ってから,いよいよ頂戴することにする.
 丁度,お腹が空いてきた頃なので,美味しく頂戴する.

<機内食(昼食)>

<気怠い時間>

■気怠い雰囲気が漂う
 12時20分頃,昼食が終わる.
 食事が済むと,何だか一仕事をし終えたような,さすらぎ感が沸いてくる.
 ”幾つになっても,’食べる’は気分的にも大事なことなんだな”
を実感する.
 気が付くと,客室のブラインドが全部下ろされていて,機内の明かりは全て照明だけが頼りになっている.
 その内に機内の照明も薄暗くなり,何となく夜になったような雰囲気になる.
 折角機内が薄暗い状態になっているのに,わざわざスポットライトを点けてまで何かをしようという気もないので,暫くの間,ボンヤリ,何も考えずに過ごす…が,どうもジッとして居られない.
 ”何かしていないとイライラするなんて,オマエバカか!”
と私の体内に巣喰っているもう一人の私が,私に悪口を言う.
 ”そう悪態をつきなさんな…何年のサラリーマン生活をしていたんで,セカセカした性分になっちゃんだよ.”
と言い訳をしてみるが,この私の性分は,なかなか治らない.まるで”三つ子の魂百まで”を地で行っているようなものである.
 隣の席が空いているので,そこに雑記帳やら,旅行中に入手した資料などが置いてある.私は,暫くの間,これらの資料をボンヤリと眺めたり,メモ帳を開いて,機内のスケッチをしたりしながら,気儘な時間を過ごす.
 12時27分,私がボンヤリと虚空を眺めていると,視界に突然キャビンアテンダントがヌッを現れる.そして,ニコリともしないままで,私に水を差しだし,目で
 ”水,欲しいですか?”
と聞く,
 そういえば,ちょっと喉が渇いているようである.
 私も目とボデーランゲージで,
 ”水を下さい…”
と返事をする.
 キャビンアテンダントは,無言のまま,ペットボトルに入った水とコップをテーブルに置いていく.
 貰った水をコップに注いで,ユックリと一口だけ飲んでみる.軟水だ.水を飲んだお陰で,口の中が清々した気分になる.

<水を貰う>

■退屈しのぎの映画鑑賞
 ときどき,今,どの辺りを飛んでいるんだろうと気になる.もう大分前からアラスカからアリューシャン列島に差し掛かる辺りの南側を飛んでいる.
 ”まだまだ日本までは遠いなあ…”
 私は退屈しのぎに映画をちょっと見してみようかと思う.
 目の前のスクリーンを操作しながら,適当な映画がないか調べてみる.英語のヒアリングは超苦手なので,日本の映画か,英語のテロップ付きの映画を選ぼうとするが,なかなか見当たらない.
 アイスクリームを食べながら,
 ”The First Monday in May”
という映画を見始める.
 15時半頃,結局この映画を全部を見終ってしまう.この映画が特に面白いとも思わなかったが,結構退屈しのぎができたのが良かった.
 続いて,
  ”The Girl on the train”
という映画を見始める.
 この映画も,結局,全部見終わってしまう.
 14時20分,スクリーンに,
 「…東京(羽田)まで,あと6時間…」
という表示が出ている.
 ”…(飛行機は)一体,どの辺りを飛んでいるんだろう? そろそろ日付変更線を越えるはずだが…”
 16時37分頃から,
 ”Florence Foster Jekins”
という映画を見始める.
 この映画も何となく全部を見終わってしまう.映画の内容は一口で言えば現代版はだかの王様という所かな.

<日付変更線通過>

■アイスクリーム

 15時56分,またキャ分アテンダントが,ヌッと現れる.今度は目言葉で,
 ”アイスクリームどうぞ”
と言う,すかさず私も目言葉で,
 ”アイスクリーム下さい…,”
 何となく火照ったような気怠い体調のときに食べるアイスクリームは実にこざっぱりしていて美味しい.
 ”デルタ航空さんよ…なかなかやるじゃないか”
 私は,このアイスクリームが切っ掛けで,何となくデルタ航空のファンになる.
 ”ちょっと良いぞ! デルタ航空さんよ

<アイスクリームが美味しい>

■機中泊で最終日を迎える
 私がアイスクリームを称している頃,飛行機はどうやら日付変更線を通過したようである.
 17時25分,"Florence…”の映画を見終わる.時差を計算すると,日本時間(JST)で,9日目の3月7日(火)になっている筈である.
 私たちは機中泊をして,8日目の最終日を迎えたことになる.

<7日目のラップタイム>

 4:00  ラスベガスモンテカルロ発(専用車)
 4:15  ラスベガス空港着
=========================================
 6:29  ラスベガス空港発
 7:22  ロサンゼルス空港着(トランシット)
 10:10      〃      発
   (機中泊)

<行動記録>

■移動距離(概算)
 ラスベガス→ロサンゼルス       400km

所要時間(滑走路移動時間を含む)
 ラスベガス発              6:29
 ロサンゼルス着             7:22
   (所要時間)              53分(0.88h)
 移動速度              400km/0.88h=455km/h 
                                                                                      (7日目終わり)
                                        (8日目に続く)

つづき(8日目)の記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e70a551e8433403b58240c43c95a79e8

「グランドキャニョン谷底往復」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5af65f36dc434f32b7f18600720f25c7

「グランドキャニョン谷底往復」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c18667bacc5d6d7634fb6ebe265177b2


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