中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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東海道五十三次宿場巡り(2)

2007年03月09日 11時12分13秒 | 街道:東海道五十三次

     歩いて巡る東海道五十三次宿場巡り全15回(2)
            日本橋を出発
         第1回 2007年3月4日(日)

<日本橋から大森海岸まで>

2007年3月4日(日)(その1)

■東京駅日本橋口へ
 いよいよ,今日は,東海道五十三次宿場巡り第1回の開催日である。
 flower-hillは,何時もの山行の日よりも,少々興奮気味である。昔ながらに徒歩で東海道の全行程を歩くというのだから前途多難である。ただ,この宿場巡りのように一つのテーマに沿って歩み続けるという旅に,大変な魅力を感じている。
 今日は東京駅日本橋口に10時集合である。
 私も,一時は,丸の内に通うサラリーマンだったことがある。それももう昔,昔のことである。その頃は東京駅に日本橋口などという改札口は無かったように思える。そういえば,あれから幾星霜,丸ビルは建て替えられるし,最近では東京駅周辺にも何本もの高層ビルが立ち並び始めている。鎌倉の片田舎に住み着いてから,大都会の混雑に揉まれるのが厭になり,以前は毎日通っていた東京にも滅多に行かなくなってしまった。 集合場所の東京駅日本橋口の所在が覚束ない私は,少々早めに家を出ることにした。そして,大船8時40分発の東海道線で東京へ向かった。9時32分に東京駅に到着する。折から日曜日とあって,東京駅は沢山の乗降客で大変混雑している。私は広い駅構内をウロウロしながら,9時45分,漸く集合場所の日本橋口に辿り着いた。

          <小田急トラベルの受付>

■混雑する集合場所
 ここは東京駅の一部だとはいえ,私には初めての場所である。広い待合室には沢山の団体観光客が屯している。その中でも人数が多いのはクラブツーリズム関係(以下クラツリ)のツアー客である。添乗員がクラツリの旗を振りかざしながら,大きな声で何かを叫んでいる。辺りを見回してもクラツリだけがやたらと目立ってしまい,他のツアー会社の影はとても薄い。特に私が参加する今回のツアー主催の小田急トラベルの受付は,何処にいるのかなかなか分からない。私は集合場所を間違えたかなと慌て出す。 もう一度探そうと思い直して,広場の隅の方へ移動する。そして,外への出口近くで,案内板を控えめに持っている案内の方を漸く探し出すことができた。辺りには沢山も参加者が集まっている。一見して,何時も登山の時にご一緒する方々とは一寸違った雰囲気が漂っている。
 10時丁度に,日本橋口から外へ出た場所で,参加者は5列縦隊に並ばされる。参加者人数の確認である。主宰者によると,今日の参加者は約80人とのことである。辺りを見回してみると,男女比は約4対6位である。女性の年齢層は若い方から年輩者までかなり広く分布しているようだが,男性はかなりの高齢者が多いように見受けられる。

■出発点の日本橋へ
 ツアーガイドは,小美野さん,柴さん,および加藤さんの3名の男性である。
 参加者が80名を越える大部隊に参加するのは初めての経験である。実に壮観な眺めである。10時05分,一同,まずは日本橋へ向けて歩き出す。久々の東京である。この辺りも歩いたことはあるが,大分,昔とは変わっているようである。やがて前方に,あの三越の建物が見え始める。そして,10時14分,東海道五十三次の出発点である日本橋に到着する。橋の上を大きな高架道路が走っていて,とても落ち着かない雰囲気だが,ここで15分ほど休憩になる。私にとっても,それこそ10年ぶり日本橋である。記念に橋の欄干などをデジカメで撮る。
     
        <東海道五十三次出発点日本橋>

■いよいよ出発
 10時30分,いよいよ東海道五十三次の歩き出しである。小美野さんが三角の小旗を持って先頭を歩く。その後を,80人余りがゾロゾロと歩く。日曜日とあって,自動車の数も少なく,歩行者も疎らである。かなりの歩行速度で京橋方面へ向かって歩く。高島屋周辺まで来ると東京駅に近いので,何となく見覚えのある町並みになる。そのままドンドン歩き続けると,次第に歩行者の数が増えてくる。
 外国人の姿も多くなる。若い男女も増え出す。さすがに銀座である。皆,素晴らしいファッションの洋服を着ている。このような場所でリュックを背負っていると何とも場違いな気分になる。

■銀座通りを通過
 10時35分,銀座4丁目を通過する。そのまま銀座通りを南下する。日本で一番地価が高い鳩居堂前を通過する。両側には綺麗なお店が並んでいる。古くからある松坂屋の建物が,少し薄汚く見えてしまうのは,廻りの建物が綺麗すぎるからかも知れない。

        <銀座鳩居堂前:写真の人物はツアーとは無関係>

 11時07分,新橋の首都高速都心環状線のガード下に到着する。ここでトイレ休憩。11時25分,また5列縦隊に並んで人数の確認をする。そして再び歩き出す。この辺りまで来ると,町並みが何となく猥雑な感じになる。そして,11時32分,JR新橋駅のガード下を通過,11時36分に新橋5丁目を通過する。さすがに,この辺りまで来ると,辺りはオフィスビルが主体になり,通行人は殆ど居なくなる。

■泉岳寺へ
 11時47分,大門交差点を通過する。進行方向右手に大門,左手にJR浜松町の駅がある。オフィスビル中心の町中をそのまま歩き続けて,11時53分に高速道路のガードを潜る。そして,12時00分に芝4丁目の交差点を通過する。この辺りから再び通行人が増え出す。12時10分,JR田浦駅前を通過する。日曜日にもかかわらず,沢山の人が駅周辺に集まっている。
 12時23分,地下鉄泉岳寺駅付近を通過する。再び通行人が殆ど居ない静かな街になる。三叉路を右折して,12時25分,泉岳寺に到着する。ここで昼食を摂ることになっている。
                          (つづく)



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