中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ロッキー山脈紀行:プロローグ(3):出発前日

2010年08月18日 23時16分30秒 | アメリカ;ロッキー山脈

                                          <行動予定表>

               ロッキー山脈紀行:プロローグ(3):出発前日
                          (アルパインツアー)
              2010年8月19日(木)~28日(土)

出発前日:2010年8月18日(水)

■セカセカと中山道の資料を纏める
 いよいよ明日,出発である.
 出発前に,いろいろやらなければならないことが沢山ある.まず,第一は,仲間内で続けている中山道中六十九宿巡りの資料作りである.
 実は,数日前から,かなりの時間を割いて,資料作りを進めてきた.沢山の参考資料からデータを抽出し,そのデータを地形図に転記する作業である.これが,なかなか骨の折れる作業で,数時間続けると,目がチカチカしてきて,頭がボ~ッとしてくる.それでも,アメリカへ行く前に何としても仕上げたいので,無理を承知で作業を続ける.そして,久々に,まるで現役サラリーマンのようにサービス残業をして.今朝,やっと作業を終えた.そして,お昼頃,ようやく鎌倉梶原郵便局から,3人の幹事の方宛てに郵送した.本当にヤレヤレ疲れましたよ・・である.
 
<中山道歩きのために作成した地図(一部)>

■ドルの準備
 さて,どうしても今日中に揃えておかなければならないことが,もう一つある.それはキャッシュの手当である.どうせビンボー旅行に甘んじるつもりなので,それほど多くの現金は要らないが,多少の現金は手当てしなければならない.そこで,円を少々と,当座必要な小額紙幣のドルを準備する.これまでの海外旅行で余った1ドル札が20数枚あるので,まあ,当座のチップなどはナントカなるか.
 TCもまだ多少あるので,今回わざわざ外貨を手配しなくても良さそうである.
 もっとも,この頃,円が急騰して1ドルが80数円台になっているので,旅行者として,本当ならば嬉しいはずだが,現在,私が持っているドルは,1ドル125円程度のレートのときに両替したものなので,円高の有り難みは全くない.

嗜好品の準備
 午後から細々とした用事があったので大船まで出掛ける.何時もは散歩を兼ねてブラブラ歩きをしながら,大船まで出るのだが,今日はとにかく暑い.テレビでは熱中症にならないように無駄な外出は避けなさいと言っている.そんな映像を繰り返し見てしまうと,自分も熱射病になってしまうのではないかと,何だか不安になってくる.もっとも,テレビでは,家の中にいて熱中症になる人も多いと言っている.でも,クーラーが利いている部屋にばかり閉じこもっていると,暑さに弱くなる・・だから暑い外を歩くことも必要だとも言っている.
 「一体,家の中なのか外なのかハッキリしてくれ~ぃ・・・ま,やっぱり,丹沢にでも行っているのが一番なんだな・・」
と,勝手に自分に都合の良いように解釈する.
 でも,まあ,強がりを言っていないで,今日は家の近くを通るバスを利用して大船へ出る.
 用事は,ほんの30分ほどで済む.
 帰りしなに,駅近くの西友に立ち寄る.1年ほど前に,西友は大幅なレイアウト変更をした.それ以来,1階の菓子飲料売り場を時々訪れるが,結構安いので気に入っている.ここで渡米中の無聊を癒す菓子類を数袋だけ購入する.
 まだ,外はヤケに暑い.久々に涼しいところで,コーヒーでも賞味してから帰ろうかと思う.行きつけの駅前の某コーヒー店を覗くと,若い人,年寄り,それこそ雑多な皆さんで満席.仕方なくルミネの中のコーヒー店に入る.ここはコーヒー1杯が290円.決して高くはないが,160円で飲めるところと比較すると,ちょっと損をした気分になる.

<ちょっと高めなコーヒー:上の袋が嗜好品>

■地図の検討
 午後になって,いよいよ時間がなくなる.
 私は旅行社から送られてきた地図を眺めながら,徒歩で登る4000メートル級の山,三山のプロフィールマップ作りに精を出す.コピーが不鮮明なので,地図の等高線がとても見にくくて,四苦八苦する.それでも,1時間ほど格闘している内に,怪しげなプロイールマップが何とか完成する.
 私はプロフィールマップを作るときに,縦横の縮尺何時も同じにしている.すると,これから登る山のプロフィールを,既知の山のプロフィールと頭の中で重ね合わせることができ,およその難易度が何となく推測することができる.これは実に面倒臭い作業だが,同時にとても面白い作業でもある.
 完成した,プロフィールマップを見る限り,標高がヤケに高いことを除けば,丹沢の大倉尾根程度の所だと推測することができる.
 プロフィールマップが完成したら,地図に磁北線を引く.これも結構面倒である.そのあと,太い茶色の色鉛筆を使って,尾根筋に線を入れる.これで,現地の様子が何となく見えてくる.
 旅が開始される前に,地形図を眺めながら,いろいろと想像を逞しくするのも,旅の面白さである.ただ,旅行社から貰った地図は.どうやら,5~6万分の1程度の地図をコピーしたもの.コピーが不鮮明で,細部が良く分からない.地図を見ている内にイライラしてくる.
 まあ,それはともかく,何とか地図の解読を終えた.その結果,標高はかなり高いものの,何とか私にも登れそうな山だと確信する.
 「そうだ! 明日,出がけにコンビニに寄って,この地図の拡大コピーを取ろう・・」

<やっと完成したプロフィールマップと磁北線を記入した地図>

■荷物の最終パッキング
 いよいよ,荷物の最終整備をしなければならない.どうせ細々したものは忘れているかもしれないが,大物だけは忘れないようにしたい.考えていても切りがないので,夕方,適当にパッキングを終了する.
 今回は,ピッケル,アイゼン,シュラフなどがないので,持ち物の量は案外少ない.殆どが80リットルの小型バッグに入ってしまう.
 リュックには,着替1組,ヤッケ1枚,貴重品,文房具,眼鏡,筆記具少々程度しか入っていない.
 ところで,リュックは機内持込,そしてバッグは携行品として機内に預け入れる.ところが,バゲージクレイムのときに,自分のバッグを簡単に見分けるために,私は,何時も目印になる布を括り付けておく(写真の赤白リボン).
 まあ,そんな,こんなをしている内に,夜となる. サッサと寝よう.

 <預け入れるバッグに取り付けた赤白の布が自分の荷物を見つけるのに効果的だ>

 なお,明日からの旅行期間中の行動は,ごく簡単ながら,毎日,このブログに掲載する予定である.
 詳細な旅行記は,帰国後,20~30回にわけて連載する積もりでいる.

[後記]
 昨日,東京の某大学の学生が北海道で遭難した.
 この所,山の事故が頻発している.お互いに,もっと,もっと,安全を意識して,慎重に行動したいものである.遭難された方には謹んで哀悼の意を表するが,以て他山の石とすべきである.
 山での遭難の報道がされるたびに,私も肩身が狭い思いをしながら山旅をしている.このような事故が続くと,山のことを全くご存じない方から,「山は100パーセント危険」と誤解されてしまうのが残念である.

                            (つづく)
「ロッキー山脈紀行」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7a3c36f6e742e5b009791feda199f8a9
「ロッキー山脈紀行」簡単な記事は.毎日連続
「ロッキー山脈紀行」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2144892976665f909be7c884696d11f3



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