<有名レストランBUBBA GUMP>
ロッキー山脈紀行(29):第6日目(4): ブレッケンリッジの夜
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第6日目:2010年8月24日(火) (つづき)
<グレートデバイドロッジ>
■広々とした部屋
16時33分,私達はブレッケンリッジのザグレートデバイドロッジに到着する.まずは,割り当てられた部屋に入る.私の部屋は5階の566号室.広々とした大きな部屋である.そういえば,ガイドのネイトさんが,このホテルの部屋は広々としているので,停まるのが楽しみだと言っていた.
とりあえず荷物を部屋に置いて,すぐにロビーへ戻る.これから,夕食を摂りに街のレストランへ行く予定である.
<ロビーに集合:後ろ姿は左からジョッシュさんとネイトさん>
■巨大な食事ボックス
16時50分,ホテルのロビーに集合する.
まずは,明日の朝食ボックス(朝食弁当)が手渡される.明日は,いよいよ,グレースピークとトレイズピークの4000メートル級2座に登頂する予定である.そのため未明にホテルを出発する.したがって,朝食は食事ボックスを持参して,途中で食べることになっている.
馬鹿でかい段ボール箱に,パン,ジュース,リンゴ,ミカンなどが,雑然と放り込まれている.こんなに大きなボックスは,とてもリュックには入らない.どうやって持っていったら良いのだろうか.とにかくお国柄である.
まあ,それはともかく,大急ぎで食事ボックスを持って,自室に戻る.そして,すぐにロビーへ再び戻る.
<シティマーケット>
■大きなマーケット
17時05分,例によって2台の専用車に分乗して,ホテルを出発する.
ブレッケンリッジ市内の何処を走っているのか全く分からないが,ほんの少し走って,17時10分に,シティマーケット(City Market)に到着する.大きなマーケットである.ここで,各自,明日の昼食を購入する.
■お好みの昼食を調達
一同,ガイドのネイトさんの説明を伺いながら,適当に自分の好きなものを購入する.先ほど,どっさりと食べ物が入っている朝食ボックスを見たばかりなので,正直なところ,気分がゲンナリしている.とても昼食など買う気になれないが,全く買わないのも不安なので,少量のジュース類,ハンバーグ1個,それに嗜好品少々を購入する.
<BUBBA GUMPで夕食>
■とある広場で下車
買い物を終えて,17時39分,専用車に戻る.すぐに発車.また,何処を走っているか分からないが,17時53分に,見透しの良い広い道路の一角で,車から降りる.
明るい夕日が差し込む広い通りを,ネイトさんの後について歩く.
■ご当地有名レストランBUBBA GUMP
18時01分,白いペンキを塗った木造の小さな店,“BUBBA GUMP”に到着する.夕日が眩しい.暑くも寒くもない.とても心地よい気候である.
ここは,地元でもとても有名なレストランだという.ネイトさんが,
「お店の準備ができるまで,少し待ってて下さい・・・」
と私達に言い残して,店に入る.
18時08分,ネイトさんが,
「用意ができましたよ・・」
と私達を手招きする.すぐに,お店に入る.
店内に入ると,まずは高い天井に驚かされる.大きな壁がどこかのボルダリング練習場を連想させる.お店の面積はそれほど広くはないが,圧倒的な空間のボリュームである.何となくある種の威圧感・・というか,緊張感がある.正直,落ち着かない.
■串刺しの料理
例によって,ネイトさんから,いくつかのメニューが提示される.伺っている側から,すぐに忘れてしまい,なかなか内容が理解できないが,「ナントカのナントカ風・・」と伺ったところで,食べたことのないもののイメージは沸いてこない.せいぜい魚料理か肉料理か位の区別しか分からないので,適当に料理を指定する.
まずは飲み物.下戸である私は,例によってオレンジジュース.
やがて料理が出てくるが,果たしてこれが自分の頼んだものかどうか判断が付かないが,まあ,いいや,シーフードだ.
私が選んだのは,どうやら,エビ料理だったようである.前菜の野菜サラダに引き続いて,大きな串が2本載ったメインディッシュが運ばれてくる.例によって持参した醤油を少しかけると,風味が格段に良くなる.
デザートは,2人前は十分にあると思えるほどタップリとクリームを載せた代物.“もう沢山”という感じである.
何もかも,とにかく量が多い.ものがない戦時中から戦後に育った「残してはいけない」世代の私は,食べ物を残すことに,大変な罪悪感がある.だから,大量の食事には何時も閉口する.
結局は,前菜,メインディッシュ,デザートのすべてを半分程度食べたに過ぎない.
“・・・Very delicious, but, sorry,・・・, too much for me.”
私は,片付けに来た店員に,カタコト英語で言い訳をする.店員はニッコリ笑いながら,
“良いですよ,気にしないで・・・”
という.
<前菜>
<メインディッシュ>
<デザート>
<ホテルへ戻り,やっと就寝>
■夜が遅い!
夕食を終えて,20時10分,お店を出る.
当たり前のことながら,外はすっかり暗くなっている.私の癖としては,“明るい内に自分の家に帰りたい”が基本である.暗くなるとソワソワして落ち着かない.だから,平素,盛り場のネオンなど殆ど見ない変わり者である.
この癖は,旅行中でも同じ,どんなに遅くても19時頃にはホテルの自室に入っていないと落ち着けない.だから,今夜みたいに,帰りが遅いと,私は不機嫌になる.
20時20分,やっとホテルに到着する.
■慌てて明日の支度,就寝
明日は,深夜3時にモーニングコールである.
今日は,ホテルに到着して,すぐに夕食に出掛けてしまった.だから,明日の登山の準備は全くできていない.
「・・何も有名店があるからといって,わざわざ遠くまで食事に行かなくたって良いじゃないか・・たまには自由行動にして欲しいよ・・」
と内心でブスブスと愚痴を言う.
大急ぎで明日の準備をしながら,同室者と交代で入浴.
21時30分頃,やっと就寝する.
やれ,やれ!
今日も専用車での移動に大半の時間を費やしてしまった無駄の多い一日だったな.
■BUBBAGUMPについて
帰国後,インターネットでBUBBAGUMPを調べたら,シュリンプの有名チェーン店だと初めて知った.
資料1には,次のような紹介記事がある.
“The Bubba Gump Shrimp Co. Restaurant and Market is a chain of seafood restaurants inspired by the 1994 film Forrest Gump. As of September 2010, Thirty-two Bubba Gump restaurants operate worldwide. Twenty-two of these locations are in the United States, three are in Japan, two are located in Mexico, two are in Malaysia, and one each in the Philippines, Indonesia and Hong Kong.The first Bubba Gump restaurant opened in 1996 in Monterey, California by Viacom Consumer Products. Viacom is owner of Paramount Pictures (the distributor of Forrest Gump), and also owns the Rusty Pelican restaurant chain. The Bubba Gump restaurant is named after the movie's main characters Benjamin Buford "Bubba" Blue and Forrest Gump. Bubba suggested the shrimping business and ultimately Forrest pursued the idea after Bubba's death when they served in the Vietnam War.”
ロッキー山脈紀行(29):第6日目(4): ブレッケンリッジの夜
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第6日目:2010年8月24日(火) (つづき)
<グレートデバイドロッジ>
■広々とした部屋
16時33分,私達はブレッケンリッジのザグレートデバイドロッジに到着する.まずは,割り当てられた部屋に入る.私の部屋は5階の566号室.広々とした大きな部屋である.そういえば,ガイドのネイトさんが,このホテルの部屋は広々としているので,停まるのが楽しみだと言っていた.
とりあえず荷物を部屋に置いて,すぐにロビーへ戻る.これから,夕食を摂りに街のレストランへ行く予定である.
<ロビーに集合:後ろ姿は左からジョッシュさんとネイトさん>
■巨大な食事ボックス
16時50分,ホテルのロビーに集合する.
まずは,明日の朝食ボックス(朝食弁当)が手渡される.明日は,いよいよ,グレースピークとトレイズピークの4000メートル級2座に登頂する予定である.そのため未明にホテルを出発する.したがって,朝食は食事ボックスを持参して,途中で食べることになっている.
馬鹿でかい段ボール箱に,パン,ジュース,リンゴ,ミカンなどが,雑然と放り込まれている.こんなに大きなボックスは,とてもリュックには入らない.どうやって持っていったら良いのだろうか.とにかくお国柄である.
まあ,それはともかく,大急ぎで食事ボックスを持って,自室に戻る.そして,すぐにロビーへ再び戻る.
<シティマーケット>
■大きなマーケット
17時05分,例によって2台の専用車に分乗して,ホテルを出発する.
ブレッケンリッジ市内の何処を走っているのか全く分からないが,ほんの少し走って,17時10分に,シティマーケット(City Market)に到着する.大きなマーケットである.ここで,各自,明日の昼食を購入する.
■お好みの昼食を調達
一同,ガイドのネイトさんの説明を伺いながら,適当に自分の好きなものを購入する.先ほど,どっさりと食べ物が入っている朝食ボックスを見たばかりなので,正直なところ,気分がゲンナリしている.とても昼食など買う気になれないが,全く買わないのも不安なので,少量のジュース類,ハンバーグ1個,それに嗜好品少々を購入する.
<BUBBA GUMPで夕食>
■とある広場で下車
買い物を終えて,17時39分,専用車に戻る.すぐに発車.また,何処を走っているか分からないが,17時53分に,見透しの良い広い道路の一角で,車から降りる.
明るい夕日が差し込む広い通りを,ネイトさんの後について歩く.
■ご当地有名レストランBUBBA GUMP
18時01分,白いペンキを塗った木造の小さな店,“BUBBA GUMP”に到着する.夕日が眩しい.暑くも寒くもない.とても心地よい気候である.
ここは,地元でもとても有名なレストランだという.ネイトさんが,
「お店の準備ができるまで,少し待ってて下さい・・・」
と私達に言い残して,店に入る.
18時08分,ネイトさんが,
「用意ができましたよ・・」
と私達を手招きする.すぐに,お店に入る.
店内に入ると,まずは高い天井に驚かされる.大きな壁がどこかのボルダリング練習場を連想させる.お店の面積はそれほど広くはないが,圧倒的な空間のボリュームである.何となくある種の威圧感・・というか,緊張感がある.正直,落ち着かない.
■串刺しの料理
例によって,ネイトさんから,いくつかのメニューが提示される.伺っている側から,すぐに忘れてしまい,なかなか内容が理解できないが,「ナントカのナントカ風・・」と伺ったところで,食べたことのないもののイメージは沸いてこない.せいぜい魚料理か肉料理か位の区別しか分からないので,適当に料理を指定する.
まずは飲み物.下戸である私は,例によってオレンジジュース.
やがて料理が出てくるが,果たしてこれが自分の頼んだものかどうか判断が付かないが,まあ,いいや,シーフードだ.
私が選んだのは,どうやら,エビ料理だったようである.前菜の野菜サラダに引き続いて,大きな串が2本載ったメインディッシュが運ばれてくる.例によって持参した醤油を少しかけると,風味が格段に良くなる.
デザートは,2人前は十分にあると思えるほどタップリとクリームを載せた代物.“もう沢山”という感じである.
何もかも,とにかく量が多い.ものがない戦時中から戦後に育った「残してはいけない」世代の私は,食べ物を残すことに,大変な罪悪感がある.だから,大量の食事には何時も閉口する.
結局は,前菜,メインディッシュ,デザートのすべてを半分程度食べたに過ぎない.
“・・・Very delicious, but, sorry,・・・, too much for me.”
私は,片付けに来た店員に,カタコト英語で言い訳をする.店員はニッコリ笑いながら,
“良いですよ,気にしないで・・・”
という.
<前菜>
<メインディッシュ>
<デザート>
<ホテルへ戻り,やっと就寝>
■夜が遅い!
夕食を終えて,20時10分,お店を出る.
当たり前のことながら,外はすっかり暗くなっている.私の癖としては,“明るい内に自分の家に帰りたい”が基本である.暗くなるとソワソワして落ち着かない.だから,平素,盛り場のネオンなど殆ど見ない変わり者である.
この癖は,旅行中でも同じ,どんなに遅くても19時頃にはホテルの自室に入っていないと落ち着けない.だから,今夜みたいに,帰りが遅いと,私は不機嫌になる.
20時20分,やっとホテルに到着する.
■慌てて明日の支度,就寝
明日は,深夜3時にモーニングコールである.
今日は,ホテルに到着して,すぐに夕食に出掛けてしまった.だから,明日の登山の準備は全くできていない.
「・・何も有名店があるからといって,わざわざ遠くまで食事に行かなくたって良いじゃないか・・たまには自由行動にして欲しいよ・・」
と内心でブスブスと愚痴を言う.
大急ぎで明日の準備をしながら,同室者と交代で入浴.
21時30分頃,やっと就寝する.
やれ,やれ!
今日も専用車での移動に大半の時間を費やしてしまった無駄の多い一日だったな.
■BUBBAGUMPについて
帰国後,インターネットでBUBBAGUMPを調べたら,シュリンプの有名チェーン店だと初めて知った.
資料1には,次のような紹介記事がある.
“The Bubba Gump Shrimp Co. Restaurant and Market is a chain of seafood restaurants inspired by the 1994 film Forrest Gump. As of September 2010, Thirty-two Bubba Gump restaurants operate worldwide. Twenty-two of these locations are in the United States, three are in Japan, two are located in Mexico, two are in Malaysia, and one each in the Philippines, Indonesia and Hong Kong.The first Bubba Gump restaurant opened in 1996 in Monterey, California by Viacom Consumer Products. Viacom is owner of Paramount Pictures (the distributor of Forrest Gump), and also owns the Rusty Pelican restaurant chain. The Bubba Gump restaurant is named after the movie's main characters Benjamin Buford "Bubba" Blue and Forrest Gump. Bubba suggested the shrimping business and ultimately Forrest pursued the idea after Bubba's death when they served in the Vietnam War.”
[参考資料]
資料1:http://en.wikipedia.org/wiki/Bubba_Gump_Shrimp_Company
(つづく)
「ロッキー山脈紀行」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/aabb6a1a814eb993879630d4c7f4f09d
「ロッキー山脈紀行」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/52d613078518a86a1f3eaec94fc22412