中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
最初に左下の“カテゴリー”を選んで,クリックして下さい.

2週間振りの大倉尾根は辛い丹沢;塔ノ岳(今年4回目)

2017年02月06日 19時40分38秒 | 丹沢の山旅

                            <塔ノ岳山頂から富士山を望む>

    2週間振りの大倉尾根は辛い丹沢;塔ノ岳(今年4回目)
             (単独山行)
         2017年2月4日(土) 晴れ

大倉から超スローで歩き出す
 何時ものように,4時10分,真っ暗な中,自宅を出発.寒い.
 大船から小田原経由で渋沢駅へ.まだ,真っ暗.大倉行のバス待ちをしている間に,夜が明け始める.
 1番バスに乗り合わせた常連は,毎日登山のTGさん,IIJさん,AIさん,YDさん,HNさん,HMさっm,MTさん,KIさん,後のバスで来られたMGさん,TTさん.
 7時09分,TGさん,AIさんと一緒に大倉から歩き出す.このところ雨が降っていないので,路面はカラカラに乾いている.克董窯を過ぎて,土道に入ると,歩く度に乾いた土が舞い上がる.
 例によって私は歩き出しが超スロー.たちまちの内に何人かの常連さんに追い抜かれる.したがって,今日もほぼ完全な独り旅である.
 7時30分,朝日が真横から射し込む心地よいトラバース道を歩いて,7時37分,観音茶屋を通過する.

<朝日のトラバース道>

■見晴階段
 7時52分,見晴山荘を通過し,大倉尾根最初の関門,見晴階段に差し掛かる.例によって定点観測の写真を撮る.相変わらず沢山の登山者の後ろ姿が見える.
 歩き出し付近で私を追い越して行った常連さん達の姿はもう見えないほど先を歩いているようである.

<見晴階段>

■駒止茶屋
 8時10分,一本松を通過する.大倉からの所要時間は1時間01分.今の私にはちょっと速すぎるかな.
 駒止階段を喘ぎ喘ぎ登って,8時25分.駒止茶屋に到着する.大倉からの所要時間は1時間16分.大倉からの所要時間は1時間07分.やっぱり今の私にはちょっと速すぎるかな.

<駒止階段>

■堀山の尾根道からの富士山
 堀山の尾根道に入る.中井木道を歩いて土道に入る.富士山が良く見える場所の手前で,TGさんに追い付く.
 「…お先に失礼します」
と挨拶して先に行かせてもらう.
 分③が良く見える場所で,富士山の写真を撮るが,例によって余り良く撮れない.
 8時32分,堀山の道標前を通過し,下り坂に差し掛かる.ここは思い切り飛ばして歩く.

<堀山の尾根道からの富士山>

■小草平(堀山の家)
 8時42分,小草平に到着する.小草平のベンチで数名の登山者が休憩を取っている.新装なった堀山の家は,まだ開店していない.
 相変わらず富士山が良く見えているが,私のカメラではどうせ上手く撮れないので,写真撮影は省略して,小草平を通過する.
 小草平で後から来られたNGさんに追い抜かれる.

<小草平>

■萱場平
 歩き出してすぐに,下山してくる常連さんとすれ違う.例によって,握手.
 「…今日は暖かいですよ」
と山頂の様子を教えてくれる.
 相変わらずの独り旅である.したがって,全くのマイペースでノンビリと登る.
 9時04分,ようやく萱場平に到着する.明るい太陽がタップリ降りそそいている.
 ”ありゃ~…,ちょっとノンビリしすぎたかな…”
 でも,まあ,いいか,ということで,その後もノンビリペースを続ける.
 路面の様子が萱場平から先で一変する.萱場平の平坦地は,相変わらずの泥道である.ただ,まだ朝が早いので,凍結した泥が融け始めたばかりだが,下山するときは泥んこになっているだろうと予想する.

<萱場平>

後七分坂下からの富士山
 萱場平から先の登山道は,アイゼンなど全く使わずに上れる程度の残雪が所々にある.2週間ぶりの登山なので,慎重の上にも慎重に歩行速度をセーブしながら登り続ける.
 9時21分,やっと後七分坂(花立階段)に到着する.
 春霞が少し掛かった富士山が見えている.勿論,ここで立ち止まって富士山の写真を撮る.でも,案の定…というか,やっぱり…というか,撮った写真の富士山は,肉眼で見る以上に朧である.
 数枚の富士山の写真を撮っている間に,2~3分のロスタイムが生じてしまうが,引き続き後七分坂を登り始める.

<後七分坂下からの富士山>

■花立山荘
 9時21分,花立階段を登る始める.正直,階段を登るのはシンドイ.
 今日は気勢が上がらず,結局,9分も掛けて,9時30分,漸く花立山荘に辿り着く.山荘前のベンチでは数名の登山者が休憩を取っている.
 相変わらず富士山は良く見えている.
 大倉から花立山荘までの所要時間は2時間21分.4~5年前の私だったら,塔ノ岳に到着している時間である.いやはや,年は取りたくないものである.小草平からの所要時間は48分.こちらもつい先だってまでは40分が私の標準の所要時間だった.登のに時間が掛かるようになったのが本当に口惜しい.
 
<後七分坂>                                    <花立山荘>

■富士山と鍋割山山稜
 花立山荘でも休憩を取らずにそのまま通過する.
 花立山荘から暫くの間続く階段道が私にとって一番辛いところである.まだかいな,まだかいなと思いながら喘ぐように登り続ける.
 階段が終わってガレ場に入ると視界が一気に広がる.遠くにちょっと朧の富士山が相変わらず見えている.その手前の鍋割山稜の斜面には.雪がかなり降り積もっているのが見える.


<富士山と残雪の鍋割山稜>

■花立山からの眺望
 花立山荘から13分も掛けてようやく花立山山頂に到着する.私にとっても使用時間13分とは
屈辱のラップである,
 ただ,花立山山頂からの眺望は,ずっと見ていても退屈しないほどの美しさである.富士山の遙か向こうに雪を頂く南アルプスの山々が見えている.

←クリック拡大

■雪の吹き溜まり
 9時45分,馬の背の手前で下山してくるチャンピョンとすれ違う.相変わらす,私の顔を見ながら,いつもと同じ台詞で,
 「やあ,やあ,…フラワーヒルさんですね…」
と私に挨拶をする.
 その後,9時49分に金冷シを通過する.金冷シを過ぎると,大量の雪が融けずに残っている場所が何カ所もある.
 金冷シから2番目の階段を半分ほど登ったところで,下山してくるMGさん,YDさん,NNさんの3人とすれ違う.ほぼ同じ時間に大倉から歩き出したのに,このお三方とこれだけの時間の差が付くとは…! やっぱり俊足のお三方が羨ましい.
 さらに,山頂直下の登り坂で,下山してくるAIさんとすれ違う.AIさんも私とほぼ同じ時間に大倉から歩き出した方である.

<吹き溜まりの雪>

■塔ノ岳山頂
 10時08分,やっと塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温はマイナス1℃.風も殆ど吹いていないので,めちゃくちゃ寒いというわけでもない.山頂は日当たりが良いので残雪も殆どない.
 私の直ぐ後に,HMさんも山頂に到着する.私は尊仏山荘には立ち寄らずに,山頂で少し休憩を取った後,すぐに下山する積もりである.HMさんは山荘に立ち寄るとのことなので,一旦お別れする.
 今日の大倉から塔ノ岳山頂までの所要時時間は2時間59分.辛うじて2時間台だが,計測時間にはプラマイ59秒の誤差があるので,ざっくり3時間である.
 花立山荘からの所要時間は38分.ここは30~32分程度で歩けるところである.それにもかかわらず,38分は,やっぱり,遅すぎる.遅くなった原因は,金冷シから山頂までの残雪であろう.

<塔ノ岳山頂>

■山頂からの眺望
 今回も,塔ノ岳山頂からの眺望を写真に収めるという儀式を済ませる.今回も富士山から南アルプスまでの素晴らしい眺望を十分に堪能する.何となく輝いている光芒に春の兆しが感じられる.
 富士山と反対側を望むと,大山と東京方面の広々とした平野が見渡せる.ただ早春の光芒のために,東京スカイツリーがどこにあるのか良く分からない.

←クリック拡大

■ユックリ下山
 写真撮影の儀式を終えて,10時17分,下山開始.
 私は自分の年令と両足膝のことを考えて,下り階段はとくに慎重に下山するようにしている.そのために,下山速度はかなり遅い.
 まだ,所々に吹き溜まりになった残雪があるが,アイゼンは使用せずに下山し続ける.
 1-時32分に金冷シ,10時48分に花立山荘を通過する.その後,萱場平までのガレ場や階段道も慎重に下り続けて,11時04分に萱場平に到着する.
 萱場平から小草平までの下り階段は比較的歩き易いので,萱場平まで下山すると,すこし
ホッとした気分になる.階段道が終わると,暫くの間,ガレ場が続く.
 11時23分,小草平に到着する.大倉発13時11分のバスに乗車する予定なので,まだまだ十分に時間がある.そこで私はちょっとだけ堀山の家に立ち寄ることにする.
 堀山の家に入る.改修工事が終わったばかりの堀山の家は,以前に比べると随分と明るくなっている.堀山の家の真っ新な腰掛けに座って,ジュースを所望する.
 私が堀山の家で休憩をとている間に,KIさん,TTさん,MTさんのお三方が小草平に到着する.TTさんとMTさんは,堀山の家にちょっと顔を出しただけ.
 11時27分,堀山の家を出発する.ここから先,大倉までの間にある難所は駒止階段と日当たり階段だけである.それ以外は楽な下り坂である.下り坂では,あまり体力は要らないので,私ごとき老トルでの,かなり快調に下り続けることができる.
 11時40分,駒止茶屋を通過.
 12時03分,見晴茶屋を通過.
 ”この分だと,大倉発12時40分のバブにも間に合いそうだな…”
 私は歩行速度を上げる.下り坂なので,重力任せである.丹沢ベース付近で,TTさんとMTさんの後ろ姿が見え始める.克董窯付近でこのお二人に追い付く.ここから先はすこし歩行速度を落として3人一緒,12時23分にバス停大倉に到着する.
 
<堀山の家でジュースを所望する>                   <渋沢駅の水田-ドーナッツへ>

■ミスタードーナッツでコーヒー
 大倉発12時41分の路線バスに乗車する.同じバスに乗り合わせた常連は,一緒に大倉に到着したTTさん,MTさんの他に,TGさん,HNさん,IIJさん,MGさん,AIさん,NNさん,他.
 12時53分,渋沢駅に到着する.
 TGさん,HNさん,AIさん,YDさん,IIJさん,それに私の6名は,ミスタードーナッツに立ち寄ってコーヒーブレークである.
 土曜日に塔ノ岳に登る楽しみの一つに,このミスタードーナッツでのコーヒーがある.ほんのひとときだが,コーヒーを賞味しながら他愛のない雑談をしていると,今日も塔ノ岳まで出てきて良かったナとつくづく思う.

<ミスタードーナッツでコーヒーブレーク>

■車窓からの松田の河津桜,富士山と矢倉岳
 私は明日(2月5日)から1泊2日で,亡姉の法事や諸事を片付けるために,故郷の信州へ
戻らなければならない.その準備もあるので,皆さんより一足先にミスタードーナッツを出る.
 渋沢から小田原までの電車の車窓から,新松田の河津桜の咲き具合を確かめる.
 電車の窓ガラスを通して撮影した画像をトリミングして拡大しているので,大分荒れた画像になっているが,大分開花しているのが分かる.
 来週中頃常連有志の方々と,ここの河津桜を見に行く予定になっているが楽しみである.
 つづいて,富士山と矢倉岳が重なる所を写真に収める.
 
<松田の河津桜遠望>                              <富士山と矢倉岳>

■無事帰宅
 小田原駅でJR東海道本線の電車に乗り換える.車内では居眠りをし続けて.15時40分頃無事帰宅する.
 今日も無事塔ノ岳山頂を往復することができた.よかった,よかったである.

<ラップタイム>

 7:09  大倉歩きだし
 7:35  観音茶屋
 7:52  見晴茶屋
 8:25  駒止茶屋
 8:42  堀山の家
 9:30  花立山荘
 9:49  金冷シ
10:08  塔ノ岳山頂着
10:17    〃    発
10:32  金冷シ
10:48  花立山荘
11:23  堀山の家(11:27まで立ち寄り)
11:42  駒止茶屋
12:03  見晴茶屋
12:13  観音茶屋 
12:32  大倉着

[山行記録]

■水平歩行距離        7.0km(片道)

■累積登攀下降高度     1,269m

■上り所要時間(休憩時間込み)
  大倉発             7:09
    塔ノ岳山頂着         10:08
    (所要時間)        2時間59分(2.98h)
  水平歩行速度      7.0km/2.98h=2.35km/h
  登攀速度         1,269m/2.98h=426m/h

■下り所要時間(休憩時間込み)
  塔ノ岳発           10:17
    大倉着            12:30
   (所要時間)        2時間15分(2.25h)
 水平歩行速度      7.0km/2.25h=3.11km/h
  下降速度         1,269m/2.25h=564m/h
                                                                                  (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0c60ee655d2ce882cf0685b53dd2b8be
「丹沢の山旅」の次回の記事
シタンゴ山;

http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4cc424c47d426a54a3b705db19f6b8cb
塔ノ岳
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/58956b5c7f1b78381d1a583607a359e8









最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。