中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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三浦アルプス南尾根縦走(今年2回目)

2010年01月17日 19時42分17秒 | 関東・伊豆箱根・上信越

                  <田浦梅の里:展望台からの眺望>

         三浦アルプス南尾根縦走(今年2回目)
       (山旅スクール5期「鎌倉トレッキング会」)臨時例会
            2010年1月14日(木)

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 1月11日(月・成人の日)に,「鎌倉トレッキング会」今年度第1回例会,大山初詣を開催した.そのときに,三浦アルプスに行こうという提案があったので,1月14日(木)に実施することになった.急な話だったので,参加者は結局4名だけだった.
 今回は,JR田浦駅から田浦梅の里を経由して,南尾根を風早橋まで縦走する標準的なコースを歩いた.
 途中,湘南地方にある某歩け歩け協会の150人の団体と遭遇.山道に馴れていない参加者が多いようで,登山道で大渋滞を引き起こした.一般登山客は大迷惑を被った.
 そんなこともあって,当初予定よりも,大分時間が超過してしまったので,帰途は風早橋からバスを利用して逗子駅に戻った.
 風が冷たかったが快晴.仙元山展望台からの眺望は素晴らしかった.
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<登山地図>




<プロフィールマップ>



■JR田浦駅集合
 昨日の雨も止んで,朝から天気は上々である.
 今日の山行仲間は,山旅スクール5期の同窓生ばかり.お互いの力量も分かっているだけでなく,同じ登山文化の中で育てられた仲間なので,ご一緒するのも,大変,気楽である.スクールで3年以上にわたって同じ釜の飯を食べた方々との山行は実に楽しいものである.
 集合時間に遅刻してはいけないので,十分時間を取って,大船駅から横須賀線を利用して田浦駅に9時45分頃到着する.集合時間の15分前である.スクールの人たちは概してパンクチュアルである.参加予定者全員が,集合時間の10時前に現れる.
 本日の参加者は,漬物さん,野詩歌さん,馬子さん,それに私ことFHの4名である.
 10時03分,JR田浦駅を歩き出す.

■横須賀のグループに遭遇
 何時ものように,田浦郵便局の前から,田浦梅の里へ向かう.ただ,私一人で歩くときに比較すると,歩行速度がかなり遅いので,何時頃,風早橋に到着するのかが,ちょっと読めない.万一,想定時間よりかなり遅れた場合,どのエスケープルートを取ろうかと,頭の中で思案し続ける.
 10時30分,田浦梅の里入口に到着する.ここで5分ほどトイレ休憩を取る.その後,田浦梅林内の展望台を経由して,11時11分,横横高速道路を跨ぐ橋を渡る.いよいよ,山道に入る.
 東尾根手前の急勾配の道に差し掛かった時に,先行していた数十人の団体に追い付く.横須賀在住のグループらしい.急で狭い山道なので,簡単に追い抜くことができないので,仕方なくこのグループの後ろから付いていく.

                <田浦梅の里> 

■乳頭山の眺望
 11時32分,漸く三浦アルプス東尾根に登る.田浦駅を歩き出してから,すでに1時間30分も経過している.幸いなことに,この横須賀のグループは,三浦アルプス北尾根の途中から東逗子に下山するとのことで,私たちとは別ルートである.
 私たちは,このグループとは反対側に左折して,南尾根を目指す.漸く,グループから解放されて,11時39分に乳頭山山頂に到着する.ここで風景を眺めるために,ほんの2~3分,立ち休憩を取る.
 

■またまた巨大グループに遭遇
 暫くの間,南尾根を順調に歩き続ける.
 11時43分,畠山分岐を通過する.さらに進むと,前方から人の声が聞こえ始める.そして,間もなく,巨大グループの末尾に追い付いてしまう.このグループは湘南地方の某市の歩け歩け協会の方々だという.末尾の世話人の話によると,なんと150人が参加しているとのことである.緑色の帽子をかぶった人が,
 「もう一寸,辛抱してください.すぐ先の鉄塔下で食事をすることにしています」
と私たちに言う.
 「そうですか・・実は私たちも鉄塔下でお昼にしようかと思っていましたが・・・」
いずれにしても,鉄塔下までは追い越すわけにもいかないので,大グループの後ろに付いて,ユックリ,ゆっくりと進む.
 12時01分,鉄塔下に到着する・・・が,かなり広い鉄塔下の広場が蟻の這い出る隙もないほど,このグループの人たちでビッシリである.私たちは,ここで食事をするのを諦める.大グループのリーダーが,大声で,
  「一般の方が通ります.道を開けてください・・」
と大声で叫ぶ.

                <竹やぶの道を進む>

■小さなコルで大餐会
 人をかき分けるようにして,鉄塔下の広場を通り抜ける.そのまま,暫くの間,昼食を摂る適当な場所を探しながら歩き続ける.
 12時32分,標識番号#31の小さなコルで昼食を摂ることにする.
 早速,店開き.
 漬物さん,馬子さん,野詩歌さんのリュックから,次から次へとご馳走が出てくる.特に農業をやっている漬物さんが提供してくれる白菜漬けが素晴らしい.自家製無農薬の白菜そのものに,何とも言えない甘みがある.素晴らしい.それに,料理をしない私には説明のしようがないが,多彩な具を混ぜ合わせたコロッケがまた凄い.
 このコルでの昼食は,ご馳走づくめで小一時間掛けてしまう.


 

■傍若無人で不愉快な巨大グループ
 長時間の昼食の後,いよいよ出発しようかと思っている矢先に,先ほどの150人のグループの先頭集団に追い付かれてしまう.どうしようかと迷っていると,このグループのリーダーらしい緑色の帽子氏が,
 「この後,沢山来ますので,追い越してください・・」
と言う.そして,大声で,
 「一般の方,4人が先に行きます・・・通してあげてくださあ~ぃ・・」
と指示する.
 私たちは,緑色の指示に従って,追い越させてもらう.ところが,谷側に避ける人が沢山居て,追い越す私たちも気が気ではない.中には,
 「こんなところで追い越すのは非常識だ・・」
 「早く行けよ・・」
と小声で罵声を浴びせる人もいる.不愉快.
 さらに先へ行くと,緑色の指示が伝わっていない.悪いことに,狭い山道の途中で,もう一人の緑色が,
 「休憩!」
と指示する.正に傍若無人の振る舞いである.頭にくる.

                 <ドングリ並木の尾根> 

■素晴らしい富士山の展望
 何とか巨大グループの先に出て,やっと快調に歩き出す.
 14時丁度にドングリ並木のある尾根に到着する.ここからの大楠山の眺望が良いので,10分ほど休憩を取る.
 ここからガレ場を下って,標識番号#16,石塔のある山を経由し.快調に飛ばして,15時15分に仙元山展望台に到着する.
 今日は快晴.ここからの富士山の眺めは実に素晴らしい.
 展望台のテーブルを囲んで,リュックからお菓子類を取りだして,風景を眺めながら雑談に花を咲かせる.余りに見事な景色なので,ついつい時間が過ぎるのを忘れる.
 30分ほど景色を眺めながら遊んでいると,先ほど追い越した大グループの先頭集団の姿が見えだす.
 「これは,いかん・・・!」
私たちは,大グループに追われるようにして,展望台を出発する.

             <仙元山展望台からの眺望> 

■バスが来ない!!
 本来は,展望台から教会脇の坂道を下って,トンネル脇の三叉路を左折してバス停風早橋に向かうが,今日は,教会手前から右折してショートカット.15時47分にバス停風早橋に到着する.ここでタッチの差でバスを乗り損ねる.
 何時もは,逗子駅まで歩いている.今日は時間が押しているので,初めてのバス利用である.
 ところが,次のバスがなかなか来ない.その内に大グループの人たちが次々にバス停に到着する.うるさいのなんのって・・!!!
 16時13分,漸くバスが到着する.列の先頭に並んでいた私たちは難なく乗車できるが立ち席.大ブループの人たちで,たちまちバスは超満員になる.多数の人たちが乗れない.かなりの人たちが逗子方面に向かって歩き出す.バスの中もうるさい!!

■逗子駅でコーヒー
 16時20分,バスはJR逗子駅に到着する.
 駅ビルの中のコーヒーショップで,コーヒーを味わいながら一休み.登山学校同期の仲間なので,気楽な雑談に時の経つのも忘れる.小一時間雑談のあと,漸くお開きになる.
 1人の方は京浜急行を利用してお帰りになるが,残り3人は大船まで一緒.
 18時少し前に帰宅する.
 傍若無人の大グループには,気分を阻害されたが,素晴らしい景色を堪能できたのは良かった.また,近々,三浦アルプスを散策したいと思っている.
 

[ラップタイム]

10:03  JR田浦駅歩き出し
10:30  田浦梅の里入口(10:35まで休憩)
11:11  横横道路高架橋
11:32  三浦アルプス東尾根
11:39  乳頭山山頂
11:43  畠山分岐
12:01  鉄塔下
12:32  指示標識#31(13:21まで昼食)
14:00  指示標識#26ドングリ尾根(14:11まで休憩)
14:18  一色方面分岐
14:21  指示標識#16石塔のある山
14:31  公園内周回道路に出る
15:15  仙元山展望台(15:38まで休憩)
15:47  風早橋 着

[山行記録]

■水平歩行距離
   8.2km

■累積登攀高度   594m

■累積下降高度   586m

■所要時間(休憩時間込み)
  田浦駅 発    10:03
  逗子駅 着    16:20
 (所要時間) 6時間17分(6.28h)

水平歩行速度
 8.2km/6.28h=1.31km/h
                        (おわり)

「関東・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/13df633d728d5f62dc20104e5f1b234f
「三浦アルプス」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/13df633d728d5f62dc20104e5f1b234f
「関東・上信越の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f36c1b055611befb2547f15a50604349
「三浦アルプス」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f36c1b055611befb2547f15a50604349 



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2 コメント

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お疲れ様でした (若葉マーク)
2010-01-18 00:06:40
150人ものグループというのもかなり迷惑な団体ですねぇ。しかも追い越すのに何故文句を言われないといけない???(^^;
同じように三浦アルプスを楽しむ人間としては残念というか情けないですね。
私はそういうグループと道を同じくしたくないので、彼らが通らないルートを歩くことが多いです。
三浦アルプスにあるすべてのルートを網羅するのが今のところの目標です。^^
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コメント有難うございました. (FH)
2010-01-18 07:00:53
若葉マークさん

 コメント有難うございました.おっしゃる通りです.

 三浦アルプスは,低山とはいえ,ハイキング気分で,ろくな体制も作らずに,150人もの登山未経験者を連れて入山すること自体が,危険極まりないと思っています.

 私も,三浦アルプスのすべての枝道を知りたいなと思っています.

 また,当ブログにお立ち寄りください.  
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