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鉄砲木ノ頭・高指山縦走
(山旅スクール第10期)
2007年10月3日(水)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
<はじめに>
私が関係しているハイキンググループのひとつに「ARENAオフミ」がある。このグループの幹事長,Nさんに山旅スクールを紹介するために,鉄砲木ノ頭・高指山縦走に参加した。
雨こそ降らなかったが,終日,曇天で,肝心の富士山を眺めることはできなかったが,何時も高い山にばかり登っていると,たまにはこんなハイキングも良いなと実感する。偶然にも山旅スクール第5期のトドさん,紅さん,カモメさん,それに塔ノ岳ご常連のKさんも一緒だった。
参加者は20名弱。男性も結構参加していた。
■山行コース
横浜駅西口・町田=(貸切バス)=>パノラマ台駐車場→鉄砲木ノ頭→切通峠→高指山→石割の湯(入浴)=(貸切バス)=>町田・横浜駅西口
■プロフィールマップ
[ハイキング概要]
<鉄砲木ノ頭を目指して>
■パノラマ台で手ほどき
7時05分に,貸切バスで横浜駅西口を出発した私達は,途中町田に立ち寄ってから,一路,パノラマ台を目指す。足柄サービスエリアで休憩を取った後,10時25分にパノラマ台に到着する。
到着後,Kガイドから,
*登山靴の履き方(靴ひもの締め方)
*リュックの種類(雨ブタつきと雨ブタなしの違い)
*リュックの使い方(重いものの収納。背負い紐などの使い方)
などの基礎的な講義を受ける。
<Kガイドから登山靴の履き方・リュックの使い方の説明がある>
■パノラマ台を出発
まずは班分け。添乗員が極めて事務的に,バスの着席順に4名ずつ班分けする。私の班は第1班。偶然にも男性4名。しかも,顔なじみのNさん,Kさんが一緒のグループになる。結構。結構。
11時10分にパノラマ台(標高1,100m)を歩き出す。鉄砲木ノ頭のゆるやかな西側斜面を登る。辺り一面は見通しの良い草原である。途中,Kガイドから歩行の指導を受けながら,極めてユックリとした速度で登り続ける。途中から後を振り返ると,山中湖が良く見える。晴れていれば雄大な富士山が見えるはずだが,あいにくの曇天で,山麓が少し見えるだけで残念である。
<鉄砲木ノ頭への登り坂:なだらかな登り坂が続く>
私は何時もの癖で,25,000分の1の地形図と自作のプロフィールマップ,それにコンパスを見ながら,ときどき現在地の確認をする。ここは単純な地形なので,現在地の確認は,とても容易である。そんな私の仕草を見て,初参加の方々が,何をしているのと覗き込む。
新人の男性が,
「この登山学校で,地形図の見方や,プロフィールマップの作り方を教えてくれるんですか・・・?」
と私に聞く。
「勿論! ちゃんと教えてくれますよ・・・地図だけでなく,お天気のことなどもちゃんと教えますよ」
と答える。すると,
「そうですか・・・早く教えて貰いたいな・・」
と期待を込めながら,さらに話しかけてくる。
■鉄砲木ノ頭
12時06分,鉄砲木ノ頭(1,290m)に到着する。山頂は広場になっている。広場の真ん中には,立派な祠が祀られている。山中湖諏訪神社奥宮である。
<鉄砲木ノ頭:山中湖諏訪神社奥社>
昨年,同じ山旅スクールで,山伏峠から,大棚ノ頭(1,268m),高指山を経由して,鉄砲木ノ頭に抜け,さらに大洞山(1,383m)から平野まで縦走したことがある。この祠を見た途端に,以前,ここへ来たことを鮮明に思い出す。
祠を囲んで,昼食を摂る。今日の弁当は,クラツリから支給されたオムスビ2個である。少々卑しい話だが,私達,山旅スクール第5期生が入学した頃,支給された弁当にはオムスビが3個入っていた。私は,今回もテッキリ3個のオムスビが入っているとばかり思っていたので,先ほどのバスの中で,このオムスビ1個を,朝食代わりに,食べてしまっていた。昼食になって,テッキリ2個あると思っていたオムスビが1個しか残っていないのに気が付いて,急に心細くなる。それに,1個,オムスビを食べても,何となく空腹感が残っている・・・が,まあ仕方がないなと諦める。
<高指山へ>
■切通峠
13時43分,鉄砲木ノ頭を出発する。雑木林の中の緩やかな散策路が続く。暑からず寒からずの天候で,とても気分良く歩ける。ノンビリとした調子で,小さなアップダウンの道を進む。途中,進行方向右手,つまり東側の斜面が急傾斜で切れ落ちているところもあるが,総じて安全な散策路である。
<なだらかな尾根道が続く>
13時29分に,私達は切通峠(1,075m)に到着する。ここで,数分休憩を取り,13時43分に切通峠を出発する。
■高指山山頂
なだらかな坂道を標高差で50メートルほど登って,13時50分に1,086メートル峰を通過する。ここからやや急な下り坂を標高差で約40メートル下って鞍部(1,045m)を通過する。この鞍部からは真っ直ぐ山中湖へ降りる登山道が分岐している。
鞍部を通過すると,やや急な登り坂になる。この急坂を過ぎると上り勾配が緩くなる。
13時56分に,荒井方面に下る道を分岐する。この辺りから再び急な登り坂になる。この坂を登りきって,14時25分に高指山山頂(1,174m)に到着する。
雲に覆われた富士山は山麓しか見えないが,一段と高いところから眺める山中湖は素晴らしい。今登ってきた方向を眺めると,先ほど通過した鉄砲木ノ頭の頂上が三角形に尖って聳えている。辺りは一面は枯れススキに覆われている。もうすっかり秋の気配である。
<高指山山頂>
<高指山から鉄砲木ノ頭を望む>
<高指山から山中湖を望む>
■なんぶの湯
14時46分に高指山山頂を出発する。高指し山の山麓はススキに覆われている。ススキの中の踏み跡を辿って,西の方向へ真っ直ぐに斜面を下る。そして,山麓の別荘地に入り込む。別荘地に入った途端に,道路が複雑になり,地図上の現在地が分からなくなる。たまたま持参したGPSや,別荘地内の案内標識を頼りに,山中湖畔の道を西からだんだんと北の方に方向を変えて,15時58分に「南部の湯」に到着する。
<なんぶの湯>
この「南部の湯」には,過去,数回,来たことがあるような気がする。まずは風呂に入る。今日は平日にもかかわらず,風呂場は,結構,混雑している。
今日は殆ど汗をかかなかったので,下着類は乾いたままである。でも,折角だから,持参した下着に着替える。
風呂から上がって,食堂で「天ぷらうどん」を注文する。なかなかの美味。広場で私がうどんを食べていると,山旅スクール5期生が,だんだんと集まってくる。
■家路を急ぐ
17時04分に,「南部の湯」を出発する。途中,道路の渋滞もなく,18時13分に海老名SAに到着する。ここで小休止。18時38分に海老名SAを出発,19時02分,町田に到着する。私は町田で下車。小田急線で藤沢,東海道線で大船へ出る。20時20分頃,無事に帰宅する。
[ハイキング記録]
7:05 横浜駅西口発(貸切バス)
8:00 町田バスターミナル着(8:24発)
9:23 足柄SA着(9:40発)
10:25 パノラマ台着
11:10 歩き出し(1,110m)
12:06 鉄砲木の頭着(1,290m)(12:36発)
13:29 切通峠着(1,075m)(13:43発)
13:50 1,086mピーク
14:06 分岐着(1,095m)(14:12発)
14:25 高指山山頂着(1,174m)(14:46発)
15:58 なんぶの湯着(入浴)(17:04発)(貸切バス)
18:18 海老名SA着(18:35発)
19:02 町田着
■登攀・下降高度 (登攀) (下降)(m)
350 300
■所要時間(休憩時間込み)
4時間48分(4.80h)
■標準所要時間 2時間35分(2.58h)
■所要時間比率 4.80(h)/2.58(h)=1.86
(おわり)
「伊豆・箱根・富士山の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8b197685e0417ba28d6c66e24748f0bc
鉄砲木ノ頭・高指山縦走
(山旅スクール第10期)
2007年10月3日(水)
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<はじめに>
私が関係しているハイキンググループのひとつに「ARENAオフミ」がある。このグループの幹事長,Nさんに山旅スクールを紹介するために,鉄砲木ノ頭・高指山縦走に参加した。
雨こそ降らなかったが,終日,曇天で,肝心の富士山を眺めることはできなかったが,何時も高い山にばかり登っていると,たまにはこんなハイキングも良いなと実感する。偶然にも山旅スクール第5期のトドさん,紅さん,カモメさん,それに塔ノ岳ご常連のKさんも一緒だった。
参加者は20名弱。男性も結構参加していた。
■山行コース
横浜駅西口・町田=(貸切バス)=>パノラマ台駐車場→鉄砲木ノ頭→切通峠→高指山→石割の湯(入浴)=(貸切バス)=>町田・横浜駅西口
■プロフィールマップ
[ハイキング概要]
<鉄砲木ノ頭を目指して>
■パノラマ台で手ほどき
7時05分に,貸切バスで横浜駅西口を出発した私達は,途中町田に立ち寄ってから,一路,パノラマ台を目指す。足柄サービスエリアで休憩を取った後,10時25分にパノラマ台に到着する。
到着後,Kガイドから,
*登山靴の履き方(靴ひもの締め方)
*リュックの種類(雨ブタつきと雨ブタなしの違い)
*リュックの使い方(重いものの収納。背負い紐などの使い方)
などの基礎的な講義を受ける。
<Kガイドから登山靴の履き方・リュックの使い方の説明がある>
■パノラマ台を出発
まずは班分け。添乗員が極めて事務的に,バスの着席順に4名ずつ班分けする。私の班は第1班。偶然にも男性4名。しかも,顔なじみのNさん,Kさんが一緒のグループになる。結構。結構。
11時10分にパノラマ台(標高1,100m)を歩き出す。鉄砲木ノ頭のゆるやかな西側斜面を登る。辺り一面は見通しの良い草原である。途中,Kガイドから歩行の指導を受けながら,極めてユックリとした速度で登り続ける。途中から後を振り返ると,山中湖が良く見える。晴れていれば雄大な富士山が見えるはずだが,あいにくの曇天で,山麓が少し見えるだけで残念である。
<鉄砲木ノ頭への登り坂:なだらかな登り坂が続く>
私は何時もの癖で,25,000分の1の地形図と自作のプロフィールマップ,それにコンパスを見ながら,ときどき現在地の確認をする。ここは単純な地形なので,現在地の確認は,とても容易である。そんな私の仕草を見て,初参加の方々が,何をしているのと覗き込む。
新人の男性が,
「この登山学校で,地形図の見方や,プロフィールマップの作り方を教えてくれるんですか・・・?」
と私に聞く。
「勿論! ちゃんと教えてくれますよ・・・地図だけでなく,お天気のことなどもちゃんと教えますよ」
と答える。すると,
「そうですか・・・早く教えて貰いたいな・・」
と期待を込めながら,さらに話しかけてくる。
■鉄砲木ノ頭
12時06分,鉄砲木ノ頭(1,290m)に到着する。山頂は広場になっている。広場の真ん中には,立派な祠が祀られている。山中湖諏訪神社奥宮である。
<鉄砲木ノ頭:山中湖諏訪神社奥社>
昨年,同じ山旅スクールで,山伏峠から,大棚ノ頭(1,268m),高指山を経由して,鉄砲木ノ頭に抜け,さらに大洞山(1,383m)から平野まで縦走したことがある。この祠を見た途端に,以前,ここへ来たことを鮮明に思い出す。
祠を囲んで,昼食を摂る。今日の弁当は,クラツリから支給されたオムスビ2個である。少々卑しい話だが,私達,山旅スクール第5期生が入学した頃,支給された弁当にはオムスビが3個入っていた。私は,今回もテッキリ3個のオムスビが入っているとばかり思っていたので,先ほどのバスの中で,このオムスビ1個を,朝食代わりに,食べてしまっていた。昼食になって,テッキリ2個あると思っていたオムスビが1個しか残っていないのに気が付いて,急に心細くなる。それに,1個,オムスビを食べても,何となく空腹感が残っている・・・が,まあ仕方がないなと諦める。
<高指山へ>
■切通峠
13時43分,鉄砲木ノ頭を出発する。雑木林の中の緩やかな散策路が続く。暑からず寒からずの天候で,とても気分良く歩ける。ノンビリとした調子で,小さなアップダウンの道を進む。途中,進行方向右手,つまり東側の斜面が急傾斜で切れ落ちているところもあるが,総じて安全な散策路である。
<なだらかな尾根道が続く>
13時29分に,私達は切通峠(1,075m)に到着する。ここで,数分休憩を取り,13時43分に切通峠を出発する。
■高指山山頂
なだらかな坂道を標高差で50メートルほど登って,13時50分に1,086メートル峰を通過する。ここからやや急な下り坂を標高差で約40メートル下って鞍部(1,045m)を通過する。この鞍部からは真っ直ぐ山中湖へ降りる登山道が分岐している。
鞍部を通過すると,やや急な登り坂になる。この急坂を過ぎると上り勾配が緩くなる。
13時56分に,荒井方面に下る道を分岐する。この辺りから再び急な登り坂になる。この坂を登りきって,14時25分に高指山山頂(1,174m)に到着する。
雲に覆われた富士山は山麓しか見えないが,一段と高いところから眺める山中湖は素晴らしい。今登ってきた方向を眺めると,先ほど通過した鉄砲木ノ頭の頂上が三角形に尖って聳えている。辺りは一面は枯れススキに覆われている。もうすっかり秋の気配である。
<高指山山頂>
<高指山から鉄砲木ノ頭を望む>
<高指山から山中湖を望む>
■なんぶの湯
14時46分に高指山山頂を出発する。高指し山の山麓はススキに覆われている。ススキの中の踏み跡を辿って,西の方向へ真っ直ぐに斜面を下る。そして,山麓の別荘地に入り込む。別荘地に入った途端に,道路が複雑になり,地図上の現在地が分からなくなる。たまたま持参したGPSや,別荘地内の案内標識を頼りに,山中湖畔の道を西からだんだんと北の方に方向を変えて,15時58分に「南部の湯」に到着する。
<なんぶの湯>
この「南部の湯」には,過去,数回,来たことがあるような気がする。まずは風呂に入る。今日は平日にもかかわらず,風呂場は,結構,混雑している。
今日は殆ど汗をかかなかったので,下着類は乾いたままである。でも,折角だから,持参した下着に着替える。
風呂から上がって,食堂で「天ぷらうどん」を注文する。なかなかの美味。広場で私がうどんを食べていると,山旅スクール5期生が,だんだんと集まってくる。
■家路を急ぐ
17時04分に,「南部の湯」を出発する。途中,道路の渋滞もなく,18時13分に海老名SAに到着する。ここで小休止。18時38分に海老名SAを出発,19時02分,町田に到着する。私は町田で下車。小田急線で藤沢,東海道線で大船へ出る。20時20分頃,無事に帰宅する。
[ハイキング記録]
7:05 横浜駅西口発(貸切バス)
8:00 町田バスターミナル着(8:24発)
9:23 足柄SA着(9:40発)
10:25 パノラマ台着
11:10 歩き出し(1,110m)
12:06 鉄砲木の頭着(1,290m)(12:36発)
13:29 切通峠着(1,075m)(13:43発)
13:50 1,086mピーク
14:06 分岐着(1,095m)(14:12発)
14:25 高指山山頂着(1,174m)(14:46発)
15:58 なんぶの湯着(入浴)(17:04発)(貸切バス)
18:18 海老名SA着(18:35発)
19:02 町田着
■登攀・下降高度 (登攀) (下降)(m)
350 300
■所要時間(休憩時間込み)
4時間48分(4.80h)
■標準所要時間 2時間35分(2.58h)
■所要時間比率 4.80(h)/2.58(h)=1.86
(おわり)
「伊豆・箱根・富士山の山旅」の次回の記事
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