中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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のんびり六甲山縦走旅(5)

2006年12月08日 06時54分11秒 | 南アルプス・西日本

          のんびり六甲山縦走旅(5)
           <第2日目:その1>
           (湘南カラビナ隊)
         2006年12月1日(金)~3日(日)

第2日目 12月2日(土)その1
 晴一時霙後曇

<ルートの概要>
 ビジネスホテルイリフネ→岩屋=(阪神電鉄)=>新神戸=(阪急電鉄)=>新開地=(神戸電鉄)=>鵯越(歩き出し)→菊水山→鍋蓋山→市ヶ原桜茶屋→摩耶山→星のえき(歩き終わり)=(ロープウェー)==>虹のえき→ビジネスホテルイリフネ(当初計画では,摩耶山から六甲山まで歩く予定であったが,途中で激しい霙が降ったため,摩耶山で山行を中止した。)


        <第2日目:ルートマップ>


<山行概況>

■信じられないほどの豪華な朝食

 いつもの通り,5時30分に起床する。東京より少々西に位置する神戸の朝は,東京に較べると明るくなるのが随分と遅い。外は真っ暗である。
 6時丁度から,1階のレストランで,バイキング形式の朝食を食べる。ここは,1泊(朝食付き)7,200円の安いビジネスホテルである。しかし,並べられている食材は素晴らしく豪華である。大満足。シャケの切り身,ゆで卵,野菜の煮物,サラダ,豆腐など,純和風のメニューを選ぶ。
 朝食が充実していると,何とも嬉しい気分になる。

      <ビジネスホテルイリフネの朝食バイキング>

■鵯越から歩き出し
 6時30分にホテルを出発し,昨日と逆の順序で電車を乗り継いで,7時14分に鵯越駅に到着する。結構寒い。
 駅の脇の狭い空き地で,軽くストレッチを行う。いい年をした爺さん婆さんが揃って「しこ」を踏んでいる姿は,何も知らない人から見たら異様な光景に映るだろう。ストレッチのついでに,空き地と道を挟んで反対側の食料品店を覗いてみる。店先に美味しそうな柿が5~6個入っている袋が,300円で売っている。少し重いかなと思ったが出来心で購入する。
 7時25分に鵯越駅から歩き出す。まずは,空き地の隅から下り坂の路地に入る。少し下って川を渡る。そこから先は,ほぼ東北東に向かう散策路になっている。数名の歩行者が横に並んで歩けるほどの道幅がある舗装道路である。何となく高級別荘地帯のような雰囲気がする。遊歩道の両側には見事に紅葉した木々が沢山植えられている。


■菊水山に到着
 舗装道路がだんだんと急坂になる。地図を頼りに急な坂道を登る。8時頃,石井ダムの堤防の真下に到着する。ここで,川を渡り,かなり急な上り坂に差し掛かる。この辺りから,何となく登山道らしい雰囲気になる。急な傾斜をスケルトンさんが先頭になってグイグイと登っていく。私も何となく惰性で,スケルトンさんの後を追う。そして,いつの間にか後にいたドッジさんとの間が開いてしまう。菊水山の山頂が間近なので,そのまま2人は坂道を登り続ける。そして,8時31分に菊水山山頂(459m)に到着する。
 山頂は少し傾斜しているが,広々とした広場になっている。広場の一番高いところに展望台がある。そこから,見下ろすと明石海峡が,朝日を眩しく反射させている。素晴らしい眺望である。広場の手前には,菊水山と刻まれた大きな石柱が建っている。石柱の前で記念写真を撮り合う。

          <菊水山からの眺望(1)>

           <菊水山からの眺望(2)>

神戸製鋼の六甲山全山縦走大会
 石柱の前で,段ボール箱に沢山のミカンを入れて,手持ちぶさたにしている2人の男性がいる。
 「今日は何かあるのですか・・・」
と伺ってみる。この2人は神戸製鋼の社員。今日は,毎年恒例の神戸製鋼六甲山全山縦走大会の開催日で,ここもチェックポイントの一つになっているそうである。すでに数名の参加者が通過しているとのことである。今年の参加者はOBを含めて約200人だという。神戸製鋼の情報システム部門に私の知人がいるので,参加しているかどうか調べて貰ったが,どうやら参加者名簿には名前がなさそうである。
 そうこうしている内に,私達2人より遅れた連中も次々と山頂に到着する。山頂は一段と賑やかになる。大会参加者の1人と思われる方が,雑談の輪に入ってくる。私達が遠く横浜辺りから神戸まで来て,しかも,大会参加者がたった1日で歩くところを,わざわざ3日間も掛けて歩く・・・・
 「アホかいな・・・・」
と呆れている。言われてみればアホな話である。でも50キロメートルを越える距離を,夜中まで無理をしてソソクサと歩くのは私の性に合わない。山旅は何よりも楽しくなければならない。ノンビリと初冬の風物を楽しみながら歩くのも乙なものである。
 そういえば,私達は途中で,2~3人の登山者に追い抜かれた。彼らは随分と先を急いでいた。きっと神戸製鋼の方々だったのだろう。
                       (つづく)



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