中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ルアペフ山・タラナキ山登頂記:第5日目(5):登頂証明書

2014年02月10日 06時37分54秒 | ニュージーランド:ルアペフ・タラナキ

                              <みそ汁パーティ>

[復刻版]
   ルアペフ山・タラナキ山登頂記:第5日目(5):登頂証明書 
 
            (山旅スクール5期同窓生)
        2006年1月27日(金)~2月4日(土)


第5日目;2006年1月31日(火)
 (つづき)

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<みそ汁パーティと登頂証明書>


■大広間で懇親会
 タマ湖・タラナキ滝周遊を終えた私達は,一旦,自室に戻る.
風呂に入り,洗濯をしている内に,瞬く間に時間が過ぎる.
 18時28分,会食に出席するためにロビーへ降りる.
 実は,ロビー脇の大広間で,18時30分から,バーダーさんが日本から持参したインスタント味噌汁を賞味することになっている.つまり味噌汁パーティを開く予定である.
 大広間に入ると,ガイド頭をはじめとして,お世話になったガイドが顔を出している.ガイド頭は奥さんを連れて来ている.ガイドもニュージーランド人,つまりキュウイハズバンドである.奥さんを大切にしている.
 添乗員のSさんが,奥さんを私達に紹介する.
  ホテルから借用したカップに,ホテルで用意してくれたお湯を入れて味噌汁を作る.ガイドの皆様にもお裾分けをする.
 大広間の片隅に車座になって,久々の日本の味を堪能する.実に美味しい.
 

■登頂証明書授与式
  ややあって,ツアーリーダーのSさんが車座になった私達の前に立って,今夜のスケジュールを披露する.まず,登頂証明書の授与式が,この場所で行われる.ついで夕食にはガイドの皆様も参加されるので,英語のできる人はガイドの近くに座って欲しいといわれる.
 18時50分,いよいよ登頂証明書の授与式が始まる.
  ガイド頭が,一人ずつ名前を呼ぶ.呼ばれた人は,ガイド頭から登頂証明書を受け取って,握手をして引き下がる.
 お互いに登頂証明書を授与された瞬間をカメラに収めて貰う.

<登頂証明書授与式>

■格好いい登頂証明書
  登頂証明書はB6の大きさである.証明書には,
--------------------------------------------
 Mr.XXXXXXXXX has made a successful crossing of The Tongariro Treck
       Date 2006.1.31
--------------------------------------------
と書いてある.
 残念ながら,ルアペフ山へ登頂したことは書いてない.
  「まあ,,,いいか…」 でやりすごす.

<登頂証明書>

■明日の行動予定
 授与式が終わった後,Sさんから明日の行動予定の詳しい説明がある.
   モーニングコール   6:30
   朝食           7:00
   バゲージダウン     8:30
   ロビーへ集合      8:50
   出発           9:00
    セフティティーボックスの中身は,今日中に出しておく.
   集合前にチェックアウトを済ますこと.
 ニュープリモスまでの所要時間は約5時間である.移動の途中の何処かで昼食を摂る.
 明日の夕食は,ホテルで18時00分から.
  山岳ガイドとの打合せは,明日,17時00分00から.
  以上が,Sさんの説明である.

<ワカパパビレッジ最後の夜>

■英語で雑談しながら夕食
 19時00分,レストランへ移動する.
 私達は二つの円形テーブルに分かれて座る.偶然,私の座ったテーブルにはガイド頭のニューマンさん夫妻が座る.多少英語ができると言うことで,大阪のTさんと私が夫妻の両側に座る.
 Tさんの英語は凄い.やや大げさなジェスチャーを交えながら,何とか陽気に意思疎通をしてしまうから立派なものである.
 また,ドッジさんが英語で良くお話をするのには,大変ビックリした.
 英語の四方山話の話題は多岐に渡った.
 まずはビールで乾杯.
 ついで前菜はwasabi何とかというフワフワしたものを賞味する.どこにワサビがあるのか判然としないが,まあ,,,いいか.
 続いてメインディッシュのビーフである.私は,持参していた小さな醤油瓶を取りだして,ビーフに数滴垂らす.すると醤油の風味がついて,何ともまろやかでコクのある味になる.
 私は,ガイド頭夫妻に,醤油を試すように薦める.
 奥さんの方が,私の持っている醤油に大変興味を示す.私は,
 「これは,日本から持ってきた生粋の醤油ですよ」
と勿体を付けて,この醤油を奥さんにプレゼントする.
 そのうちにガイド頭の年齢に話題が移る。彼は私より10数歳若い.私が××歳だというと,奥さんが私の頭を見ながら,
  「何でそんなに髪が黒いの・・」
と不思議がる.
 私には寄る年波で,髪が薄くなったことと,白髪が交じっていることが,普段から多少気になっている.その気になっていることを,まともに褒められると逆に戸惑ってしまう.
 隣の席では,ガイド2人が座っている.後で聞いたところでは,このガイドが,私達湘南カラビナ隊のメンバーの登山レベルは10段階の9だと褒めていたという.お世辞でも褒められるのは悪い気はしない.これも山旅スクールで受けた指導のお陰である.
 “やっぱり,ちゃんとした山岳ガイドに付いて習ったのが良かったナ…”
とつくづく思う.

<前菜>


<メインディッシュ>



<デザート>


■日記帳を整理して就寝
 21時40分,やっと夕食会がお開きになる.
 毎晩,宴会をやっているので,正直なところ,夜がせわしなくて,とても戸惑っている.ダラダラと長い夕食には,心底,“もう沢山”という気分である.随分と無駄な時間を費やしてしまったとイライラしてくる.下戸のこの気分,お酒好きの方には,多分,理解頂けないだろうなと思う.逆に上戸からは,
 “下戸には人生の機微が分からないだろうな…”
と上から目線で言われてしまいそうだ.
 私はすぐに部屋に戻る.そして,そそくさと荷物を整理した後,日記帳を整理する.
 一方,同室のTさんは,
 「ちょっと,付き合ってきます・・・」
と私に挨拶して,酋長さんとドッジ旦那が居られる「お酒部屋」へ出掛ける.
  一人になった私は,日記帳の整理を終えて,22時30分頃就寝する.
 Tさんが,何時に部屋に戻られたか,分からない.
 
                                 <日記帳の整理>

<第5日目のラップタイム>

 6:30  モーニングコール
 7:00  朝食(7:45まで)
===============================
 8:34  ホテルから歩き出し
 9:39  溶岩流終端
 9:59  タラナキ滝トラックと合流
10:24  1355m地点(10:30まで小休止)
10:48  プラトーに出る(1355m)
11:16  オールドワイハムハット方面分岐(11:17まで立ち休憩)
11:26  ロワータマ湖の標識(1360m)(11:46まで休憩)(ザレレた急坂)
12:00  山頂(1465m)(12:13休憩)
12:19  アッパータマ湖シェルター着(12:52まで昼食)
13:21  ロワータマ湖の標識
13:31  オールとワイハムハット方面分岐
13:39  1345m地点(13:43まで小休止)(なだらかな登り坂)
14:12  1400m地点(14:18まで小休止)
14:42  タラナキ滝トラック分岐(14:45まで展望休憩)
14:50  タラナキ滝着
15:15     〃  発
16:04  ホテル着
==============================
18:28  味噌汁パーティ開始
18:50  登頂証明書授与
19:00  夕食( 21:40まで)
22:30  就寝
                                    (つづく)

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「目次および索引」
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