<男坂を登りきると阿夫利神社下社が見えてくる>
新春登山:丹沢大山初詣
(山旅スクール5期同窓「鎌倉トレッキング会」)臨時例会
2010年1月11日(月・成人の日)
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昨年12月に発足した「鎌倉トレッキング会」では,当面,1年間,毎月第4日曜日に,鎌倉およびその周辺を散策することになった.ところが,メンバーの一部から,新年に大山の阿夫利神社を初詣しようという提案があり,本日(1月11日),同窓生6人で大山初詣を実施した.
前日まで,天気予報は晴だったが,当日の朝になって,天気予報は曇りに変わっていた.
登りは男坂.阿夫利神社下社から,急階段を登って山頂を目指す.途中,数回,休憩を取る.今日は祝日.登山道は沢山の観光客で賑わっていた.
山頂の気温は0℃.冷たい風が吹き上げてくる.主婦の皆さんが沢山の食べ物を提供してくれる.帰りは,かごや坂,女坂経由で下山.参道の途中にある「かんき楼」で懇親会を開催する.
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<登山地図>
<プロフィールマップ>
水平歩行距離 6.5km
累積登攀高度 978m
■沢山の登山客で賑わう伊勢原駅前
今日は恒例の大山初詣.
平素,塔ノ岳へ出かけるときに比較すれば,1時間も遅い6時10分に家を出発する.
湘南モノレールで大船へ.東海道本線と小田急線を乗り継いで,7時28分に小田急線伊勢原駅に到着する.集合時間の8時まで大分時間があるが,バス停で立ったまま参加メンバーが揃うのを待つ.
今日の参加者は,順不同敬称略で,漬け物,野詩歌,痛子,保志,馬子の各氏,および私ことFHの総勢6名である.
伊勢原駅前は,沢山の大山詣でに登山客や観光客で賑わっている.私たちは,参加者が揃うのを待って,伊勢原8時25分発のバスに乗車する.7時台中ごろのバスに乗車する登山客が一番多く,私たちがバスに乗るころには,登山客のピークは少し過ぎてきたようである.
<沢山の登山客で賑わう参道>
■バス停大山ケーブルから歩きだす
バス停大山ケーブル前で,登山の準備を終えて8時57分,いよいよ大山山頂へ向けて歩き出す.
9時15分,追分社に到着する.ここで,登山道は男坂と女坂に分岐する.
「帰りは女坂を下るかもしれない・・・登りは男坂を経由して登ろう」
誰とはなしに,登りは男坂を経由して登ることになる,さすがに男坂.登りでも怖い.数年前に,雪で凍りついた男坂を,軽アイゼンを装着して下ったことがある.あのときは,とても怖かった.
参道付近の寒桜が咲いている.春がすぐ先だと実感する.
<追分:ここから男坂を登る>
■阿夫利神社下社
10時05分に阿夫利神社下社下の広場に到着する.ここで,10分余り休憩を取る.大山ケーブルで登ってきた観光客が沢山訪れている.広場の片隅に並んでいる茶屋から,休んで行けと盛んに声を掛けてくる.
どこの学校かわからないがお揃いのユニフォームを着た数十名の子どもたちが神社の前に屯している.
私たちも一般の観光客に混じって,神社の輪を八の字に潜って,今年の無病息災を祈願する.
■夫婦杉
下社から,いきなり急階段を登る.いよいよ大山登山の核心部に差し掛かる.私たちも,沢山の登山客に混じって,ゆっくり,ゆっくりと登る.
途中で,夫婦杉を通過する.なるほど,2本の大木の幹が融合している.誰かが,
「・・幹の中途から出ているのは,子どもかな・・・」
という.
「なるほど・・・!」
■途中で食事
途中で,お腹が空いたという方が居られたので,臨時休憩.
漬け物さんが持参した沢山の食べ物を,登山道脇の空き地に広げる.美味しいお寿司.それに何よりも美味しい白菜の漬物に,思わず歓声を上げる.ネコなら「にゃおん,にゃおん」と歓声を上げるところである.
<漬け物さんから提供された白菜漬け:実に美味しかった>
■富士山が見えない富士見台
結構長い登り坂が続く.
ゆっくりとした速度だが,坂道を登っているので,寒くはない.しかし,手許の寒暖計の目盛りは4℃.冷たい空気を呼吸するので,絶え間なくさらりとした鼻水が出てくる.お年寄りのオバサン仲間が揃って鼻水を啜りながら歩く姿は,見ようによっては珍妙である.
11時25分,蓑毛登山口からの登山道と合流する.行き交う登山者の数がさらに多くなる.登山者の中には幼児を連れた家族連れも多い.すれ違う子どもたちが,とても可愛い.
11時38分,富士見台に到着する.ここまで来れば大山の山頂も間近である.あいにくの曇り空で,富士山は全く見えない.
<富士見台からの眺望:残念ながら富士山は見えない>
■寒い大山山頂
11時56分,ヤビツ峠からの登山道と合流する.この辺りからは上り勾配もやや緩くなる.山頂直下の,木道の一部が綺麗に補修され,とても歩きやすくなっている.
間もなく,一の鳥居を潜る.そして,12時13分,二の鳥居を潜って大山山頂の阿夫利神社奥院に到着する.ここで,今年一年の無業息災を祈念して参拝する.
山頂の気温は,手許の寒暖計で0℃.冷たい海風が吹き上げてくる.眼下には,秦野市内が広がっている.その先に茫洋と曇る相模湾が広がっている.どんよりとした雲の一部から火の光がこぼれおちていて,海の一部が鈍く光っている.
山頂には,沢山の参拝客が休憩を取っている.私たちも漸く場所取りをする.
再び,詰め物さんや主婦の方々が持参した食べ物が並べられる.どれもこれも,それぞれ味に特徴があって美味しい.私たちは寒さに震えながらも,昼食を楽しむ.たちまちのうちに満腹になる.
<山頂からの構造>
<阿夫利神社上社>
■女坂を大山不動尊へ
とにかく寒い.
昼食を終えた私たちは,12時55分,そそくさと下山を開始する.いつもは見晴台を経由して下るが,今日は,寒いせいもあって,早く下山したいので,往路をそのまま下る.
これから山頂を目指す人たちとすれ違いながら,13時15分に富士見台を通過する.
13時24分,「女人禁制碑」が建っている分岐から蓑毛道に入る.かごや坂を経由して,14時06分,阿夫利神社下社広場に到着する.
ここで,痛子さん,保志さんの2人はケーブルで下山.他の4人は女坂を経由して下山を開始する.
女坂も下り始めは急な階段道.階段の上から見下ろすと怖くなる.ユニフォームを着た子どもたちと混じりながら慎重に階段道を降りる.
14時31分,大山不動尊に到着する.私はここで参拝したかったが,先を行くお二人がそのまま階段を下りていくので,やむを得ず,参拝を省略して下山し続ける.
<大山不動尊>
<女人禁制碑>
■かんき楼で懇親会
大山不動尊を過ぎると,緩やかな階段道になり,歩きやすくなる.
14時47分,ケーブル駅に到着する.ケーブルを利用して下山してくる2人は,まだ到着していない.結局,ケーブルよりも徒歩の方が早く下山できたことになる.
15時丁度に,参道沿いの商店街の一角にある「かんき楼」に立ち寄る.
お互いにお腹は空いていないが,縁起ものなので,店に入って,今年始めての懇親会を開催する.一同,1,575円也のコース料理を楽しむ.さらに,保志さんを中心に美酒を楽しむ.
<かんき楼のコース料理>
■真っ暗になって帰宅
15時53分,懇親会を終える.
参道沿いの商店街を覗き込みながら,16時06分にバス停大山ケーブルに到着する.16時12分発のバスに乗車する.バスは意外に空いている.
その後,伊勢原,相模大野,藤沢,大船を経由して,18時17分に,無事帰宅する.
家に着いたときは真っ暗.平素,塔ノ岳へ行くときは,昼下がりには帰宅しているので,真っ暗になってからの帰宅は,久々のことである.
とにかく寒かった.
[ラップタイム]
8:57 バス停大山ケーブル歩き始め
9:13 ケーブル駅
9:15 追分(9:17まで衣服調整)<<男坂経由>>
10:05 阿夫利神社下社(10:20まで休憩)
11:25 蓑毛分岐
11:38 富士見台
11:56 ヤビツ峠分岐
12:13 大山山頂 着
==================================
12:55 大山山頂 発(0℃)
13:15 富士見台
13:24 蓑毛分岐<<かごや坂経由>>
13:46 下社分岐
14:06 阿夫利神社下社(14:18まで休憩)<<女坂経由>>
14:31 大山不動尊
14:46 追分社
14:47 大山ケーブル駅(14:51まで待ち合わせ休憩)
15:00 かんき楼 着
[山行記録]
■水平歩行距離 6.6km
■累積登攀下降高度 978m
■登攀所要時間(休憩時間込み)
大山ケーブル 発 8:57
大山山頂 着 12:13
(所要時間) 3時間16分(3.27h)
登攀速度 978m/3.27h=299.1m/h
■下降所要時間(休憩時間込み)
大山山頂 発 12:55
かんき楼 着 15:00
(所要時間) 2時間05分(2.1h)
下降速度 978m/2.05h=477.1m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8d3187bac441caa012be78b11264357b
「大山」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9689f45c27a23829db610c2795effcb0
「大山」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/378d1bc82ef4eb9920a10a2810356963
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/95669fd2a1889117e23eaf89df37bc84
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