<金時山山頂から芦ノ湖を望む>
箱根:足柄万葉公園・金時山・夕日の滝縦走
(ARENA)
2009年9月23日(水)
<登山地図>
<プロフィールマップ>
■小田原から足柄万葉公園へ
9月も下旬になると,朝晩はさすがに冷涼になり,過ごしやすくなる. 今日はARENAの定例山行の日である.この所,2回ほど,定例会を欠席しているので,私にとっては久々の参加となる.
定刻,8時05分の少し前に,集合場所の大雄山鉄道小田原駅に顔を出す.すでに大方の参加者が集まっている.今日の参加者は10人.結構若い方も居られる.山旅スクール5期のIさんも参加している.
ARENAは山旅スクール10期のロングテールさんが幹事長をしておられる山の会である.この会をいつ頃から始めたのか忘れてしまったが,もうかれこれ10年以上になるかと思う.よくまあ,今日まで続いたものだと感慨一入である.
小田原8時12分発大雄山行の電車に乗車する.終点の大雄山駅に隣接するバス停関本からバスに乗り換えて,9時11分に終点の足柄万葉公園に到着する.
<足柄万葉公園に到着>
■足柄関所跡
支度を整えて,9時19分にバス停足柄万葉公園を歩き出す.暫くの間,結構,自動車が往来する尾根沿いの舗装道路を歩く.
9時28分,足柄関所跡に到着する.ここで数分,トイレ休憩.
関所跡から林の中の散策路を抜けて,赤い橋を渡り,広々とした丘に到着する.広場の先には大きな石柱が立っている.
<足柄関所跡>
<金時山遠望>
■猪鼻砦跡
再び,単調な自動車道を歩き続ける.
10時15分,ゲートを通過する.舗装道路が終わって砂利道になる.
10時39分,猪鼻砦跡に到着する.ここからの眺望は素晴らしい.晴れていれば富士山も良く見えるはずだが,あいにく今日は雲の中である.
ここは,夕日の滝への分岐点でもある.私たちは,金時山に登った後,再びここへ戻って,夕日の滝を目指して下る予定である.
<猪鼻砦跡>
■急坂とハシゴを登る
10時44分,猪鼻跡から歩き出す.やがて,金時山の山裾に到着,急勾配の登り坂が始まる.進むにつれて段々と登り勾配がきつくなる.すぐに階段道になる.ジグザグと続く九十九折りの階段道を進む.
10時55分,鳥居の下を通過する.道はますます急傾斜になる.階段が連続する.
下山してくる登山客とすれ違いながら,極々,ゆっくりとした速度で登り続ける.
<鳥居を潜ると急坂が始まる>
■金時山山頂
11時22分に金時山山頂に到着する.山頂は沢山の登山客で賑わっている.子ども連れの登山客も結構多い.私たちも山頂の片隅にあるベンチに座って,昼食を摂る.
眼下に仙石原や芦ノ湖が見えている.反対側には富士山が大きく見えるはずだが,今日は,一瞬,山頂が見えただけ.大変残念.
2軒の茶屋を覗いてみる.例の有名な金時姉さんは姿を見せない.売店の品物を一通り見回るが,特段,購入したいものはない,
<金時山山頂から富士山を望む>
<「金時娘」:おさげのオバさんの居る茶屋:今日は不在>
■金時山から往路を下山
12時01分,金時山山頂から往路を下り始める.狭い階段道で,ときどき下から登ってくる登山客とすれ違う.ゆっくりと下山し続けて,12時25分に鳥居を通過する.鳥居から先は,坂の勾配が多少緩くなる.
12時37分,再び猪鼻跡・夕日の滝分岐に戻る.ここでほんの数分休憩を取る.
今,下ってきた道を振り返ると,金時山が大きく聳えているのが見える.
<荒れた皮の中の道>
■あずま屋で休憩
12時39分,分岐から夕日の滝方面に向かう.やや急でザレた下り坂が続く.何人かが足が滑って転倒する.十分にゆっくり歩いているつもりだが,疲労する人が2人ほど出る.
やがて,林の中の伸びやかな遊歩道になる.歩いていても実に心地がよい.
下り勾配がやや急になる.そして,北東から流下する川筋に合流する.川を渡って,石ころだらけで足場の悪い左岸沿いの道を暫く下ると,13時50分,あずま屋に到着する.ここで,10分ほど休憩を取る.
<あずま屋に到着>
■夕日の滝
14時丁度にあずま屋を出発する.ここからの道路はとても歩きやすくなる.
左岸沿い道路を下り続けると,段々と谷間が広くなり,田畑が広がり始める.山側には民家が見え始める.やがて舗装道路になる.
14時19分,夕日の滝入口の分岐に到着する.分岐を右折して,5分ほど進むと,キャンプ場や広場が見え始める.辺り一帯が観光施設になっている.
施設を通過して暫く歩いて,14時24分,夕日の滝に到着する.滝の高さは20メートルほどだろうか,穏やかな印象を受ける滝である.暫くの間,滝を眺める.
■金太郎の力水
14時20分,夕日の滝を出発する.往路を引き返す.
途中,金太郎の力水を試飲する.一行の一人が,
「うん,美味しい.軟水だ・・」
というが,私には少し渋い味がするように思える.
■金太郎遊び石広場
14時37分,先ほどの分岐に戻る.その後は単調な舗装道路をひたすら下る.
14時41分,金太郎遊び石広場に到着する.ここで見物を兼ねて,暫く休憩を取る.
広場の奥には,金太郎が遊んだという大きな石が安置されている.どこまで本当の話か分からないが,石の前には大きな鳥居が建っているので,本当の事としておこう.その手前には,地元の子ども達が作ったおびただしい数の金太郎像が置かれている.
<路傍の見事なススキ>
<金太郎の遊び石>
■バス停地蔵堂
14時49分,金太郎遊び石広場を出発する.ダラダラと緩やかな下り坂を進んで,14時54分にバス停地蔵堂に到着する.バスの時間までに30分ほどある.
私は,近くにある地蔵堂を見学する.御堂の脇に地蔵堂の説明文があるが,古くて読みにくい.
バス停の近くに有名なうどん屋があるというので,外だけ見に行く.茅葺きの趣のある店構えである.その内に,仲間の1人が“だんご”とやらを買いに行くというので,私も,買うつもりはないが,一緒に付いていく.ここも茅葺きの屋根をトタン(?)で覆った民家のようである.庭先に白い彼岸花が咲いている.
<立派な薬師堂>
■小田原経由で帰宅
時間を見計らって,バス停に戻る.
地蔵堂発新松田駅行バスは,定刻通り15時25分に地蔵堂を発車する.私たちの仲間10人以外には,ほんの3~4名の乗客しか居ない.
15時45分,バスは関本に到着する.小田急沿線にお住まいの方々は,そのまま新松田まで,このバスで行くという.私を含めて,小田原経由の連中は,ここで分かれて,大雄山鉄道で小田原へ.
17時半頃,無事,帰宅.
何となく疲れた.
[ラップタイム]
9:19 足柄万葉公園から歩き出し
9:28 足柄関所跡
10:39 猪鼻跡(10:44まで休憩)
10:55 鳥居
11:22 金時山山頂 着
12:01 〃 発
12:25 鳥居
12:37 猪鼻跡(12:39まで休憩)
13:50 あずま屋(14:00まで休憩)
14:24 夕日の滝(14:30まで見物)
14:41 金太郎遊び石広場(14:49まで休憩)
14:54 バス停地蔵堂着
[山行記録]
■水平歩行距離 9.0km
■累積登攀高度 566m
■累積下降高度 893m
■登り所要時間(休憩時間込み)
足柄万葉植物園 発 9:19
金時山山頂 着 11:22
(所要時間) 2時間03分(2.05h)
登攀速度 566m/2.05h=276.1m/h
■下り所要時間(休憩時間込み)
金時山山頂 発 12:01
バス停地蔵堂 着 14:54
(所要時間) 2時間43分(2.72h)
下降速度 893m/2.72h=328.3m/h
■水平歩行速度
(所要時間) 2時間03分+2時間43分=4時間46分(4.77h)
歩行速度 9.0km/4.77h=1.89km/h
(おわり)
「ARENA」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/716217463d5e09f322a6a1405b57d501
「ARENA」の次回の記事
(なし)
「伊豆・箱根・富士山の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/716217463d5e09f322a6a1405b57d501
「伊豆・箱根・富士山の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/20065eaf2382a5f6881f421141a72ec5
箱根:足柄万葉公園・金時山・夕日の滝縦走
(ARENA)
2009年9月23日(水)
<登山地図>
<プロフィールマップ>
■小田原から足柄万葉公園へ
9月も下旬になると,朝晩はさすがに冷涼になり,過ごしやすくなる. 今日はARENAの定例山行の日である.この所,2回ほど,定例会を欠席しているので,私にとっては久々の参加となる.
定刻,8時05分の少し前に,集合場所の大雄山鉄道小田原駅に顔を出す.すでに大方の参加者が集まっている.今日の参加者は10人.結構若い方も居られる.山旅スクール5期のIさんも参加している.
ARENAは山旅スクール10期のロングテールさんが幹事長をしておられる山の会である.この会をいつ頃から始めたのか忘れてしまったが,もうかれこれ10年以上になるかと思う.よくまあ,今日まで続いたものだと感慨一入である.
小田原8時12分発大雄山行の電車に乗車する.終点の大雄山駅に隣接するバス停関本からバスに乗り換えて,9時11分に終点の足柄万葉公園に到着する.
<足柄万葉公園に到着>
■足柄関所跡
支度を整えて,9時19分にバス停足柄万葉公園を歩き出す.暫くの間,結構,自動車が往来する尾根沿いの舗装道路を歩く.
9時28分,足柄関所跡に到着する.ここで数分,トイレ休憩.
関所跡から林の中の散策路を抜けて,赤い橋を渡り,広々とした丘に到着する.広場の先には大きな石柱が立っている.
<足柄関所跡>
<金時山遠望>
■猪鼻砦跡
再び,単調な自動車道を歩き続ける.
10時15分,ゲートを通過する.舗装道路が終わって砂利道になる.
10時39分,猪鼻砦跡に到着する.ここからの眺望は素晴らしい.晴れていれば富士山も良く見えるはずだが,あいにく今日は雲の中である.
ここは,夕日の滝への分岐点でもある.私たちは,金時山に登った後,再びここへ戻って,夕日の滝を目指して下る予定である.
<猪鼻砦跡>
■急坂とハシゴを登る
10時44分,猪鼻跡から歩き出す.やがて,金時山の山裾に到着,急勾配の登り坂が始まる.進むにつれて段々と登り勾配がきつくなる.すぐに階段道になる.ジグザグと続く九十九折りの階段道を進む.
10時55分,鳥居の下を通過する.道はますます急傾斜になる.階段が連続する.
下山してくる登山客とすれ違いながら,極々,ゆっくりとした速度で登り続ける.
<鳥居を潜ると急坂が始まる>
■金時山山頂
11時22分に金時山山頂に到着する.山頂は沢山の登山客で賑わっている.子ども連れの登山客も結構多い.私たちも山頂の片隅にあるベンチに座って,昼食を摂る.
眼下に仙石原や芦ノ湖が見えている.反対側には富士山が大きく見えるはずだが,今日は,一瞬,山頂が見えただけ.大変残念.
2軒の茶屋を覗いてみる.例の有名な金時姉さんは姿を見せない.売店の品物を一通り見回るが,特段,購入したいものはない,
<金時山山頂から富士山を望む>
<「金時娘」:おさげのオバさんの居る茶屋:今日は不在>
■金時山から往路を下山
12時01分,金時山山頂から往路を下り始める.狭い階段道で,ときどき下から登ってくる登山客とすれ違う.ゆっくりと下山し続けて,12時25分に鳥居を通過する.鳥居から先は,坂の勾配が多少緩くなる.
12時37分,再び猪鼻跡・夕日の滝分岐に戻る.ここでほんの数分休憩を取る.
今,下ってきた道を振り返ると,金時山が大きく聳えているのが見える.
<荒れた皮の中の道>
■あずま屋で休憩
12時39分,分岐から夕日の滝方面に向かう.やや急でザレた下り坂が続く.何人かが足が滑って転倒する.十分にゆっくり歩いているつもりだが,疲労する人が2人ほど出る.
やがて,林の中の伸びやかな遊歩道になる.歩いていても実に心地がよい.
下り勾配がやや急になる.そして,北東から流下する川筋に合流する.川を渡って,石ころだらけで足場の悪い左岸沿いの道を暫く下ると,13時50分,あずま屋に到着する.ここで,10分ほど休憩を取る.
<あずま屋に到着>
■夕日の滝
14時丁度にあずま屋を出発する.ここからの道路はとても歩きやすくなる.
左岸沿い道路を下り続けると,段々と谷間が広くなり,田畑が広がり始める.山側には民家が見え始める.やがて舗装道路になる.
14時19分,夕日の滝入口の分岐に到着する.分岐を右折して,5分ほど進むと,キャンプ場や広場が見え始める.辺り一帯が観光施設になっている.
施設を通過して暫く歩いて,14時24分,夕日の滝に到着する.滝の高さは20メートルほどだろうか,穏やかな印象を受ける滝である.暫くの間,滝を眺める.
■金太郎の力水
14時20分,夕日の滝を出発する.往路を引き返す.
途中,金太郎の力水を試飲する.一行の一人が,
「うん,美味しい.軟水だ・・」
というが,私には少し渋い味がするように思える.
■金太郎遊び石広場
14時37分,先ほどの分岐に戻る.その後は単調な舗装道路をひたすら下る.
14時41分,金太郎遊び石広場に到着する.ここで見物を兼ねて,暫く休憩を取る.
広場の奥には,金太郎が遊んだという大きな石が安置されている.どこまで本当の話か分からないが,石の前には大きな鳥居が建っているので,本当の事としておこう.その手前には,地元の子ども達が作ったおびただしい数の金太郎像が置かれている.
<路傍の見事なススキ>
<金太郎の遊び石>
■バス停地蔵堂
14時49分,金太郎遊び石広場を出発する.ダラダラと緩やかな下り坂を進んで,14時54分にバス停地蔵堂に到着する.バスの時間までに30分ほどある.
私は,近くにある地蔵堂を見学する.御堂の脇に地蔵堂の説明文があるが,古くて読みにくい.
バス停の近くに有名なうどん屋があるというので,外だけ見に行く.茅葺きの趣のある店構えである.その内に,仲間の1人が“だんご”とやらを買いに行くというので,私も,買うつもりはないが,一緒に付いていく.ここも茅葺きの屋根をトタン(?)で覆った民家のようである.庭先に白い彼岸花が咲いている.
<立派な薬師堂>
■小田原経由で帰宅
時間を見計らって,バス停に戻る.
地蔵堂発新松田駅行バスは,定刻通り15時25分に地蔵堂を発車する.私たちの仲間10人以外には,ほんの3~4名の乗客しか居ない.
15時45分,バスは関本に到着する.小田急沿線にお住まいの方々は,そのまま新松田まで,このバスで行くという.私を含めて,小田原経由の連中は,ここで分かれて,大雄山鉄道で小田原へ.
17時半頃,無事,帰宅.
何となく疲れた.
[ラップタイム]
9:19 足柄万葉公園から歩き出し
9:28 足柄関所跡
10:39 猪鼻跡(10:44まで休憩)
10:55 鳥居
11:22 金時山山頂 着
12:01 〃 発
12:25 鳥居
12:37 猪鼻跡(12:39まで休憩)
13:50 あずま屋(14:00まで休憩)
14:24 夕日の滝(14:30まで見物)
14:41 金太郎遊び石広場(14:49まで休憩)
14:54 バス停地蔵堂着
[山行記録]
■水平歩行距離 9.0km
■累積登攀高度 566m
■累積下降高度 893m
■登り所要時間(休憩時間込み)
足柄万葉植物園 発 9:19
金時山山頂 着 11:22
(所要時間) 2時間03分(2.05h)
登攀速度 566m/2.05h=276.1m/h
■下り所要時間(休憩時間込み)
金時山山頂 発 12:01
バス停地蔵堂 着 14:54
(所要時間) 2時間43分(2.72h)
下降速度 893m/2.72h=328.3m/h
■水平歩行速度
(所要時間) 2時間03分+2時間43分=4時間46分(4.77h)
歩行速度 9.0km/4.77h=1.89km/h
(おわり)
「ARENA」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/716217463d5e09f322a6a1405b57d501
「ARENA」の次回の記事
(なし)
「伊豆・箱根・富士山の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/716217463d5e09f322a6a1405b57d501
「伊豆・箱根・富士山の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/20065eaf2382a5f6881f421141a72ec5
先月、金時山に登りましたが、若いころと違って何度も休みやすみしながら登りました。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4aedbbeda7c3bed47c426e4e5e220f58
あいにくと、富士山が見えなかったため、足柄峠に場所を変え、絶景の富士を眺めてきました。
夕日の滝は、これからアップいたします。