フットボール観戦記

新聞で大きく取り上げられることがないクラスのサッカー・フットサル観戦記です

体罰の問題(3)選手は指導者の所有物ではない

2013-01-28 00:52:50 | 日記

 体罰問題ですが、また新たな話が出てしまいました。

 駅伝強豪校の豊川工業高校の陸上部で監督の暴力行為(報道では『体罰』との表現ですがケガ負わせている以上暴力行為です)で退学・転校に追い込まれてしまった事件が発覚しました。

 Yahooの記事のリンクです。

 この記事で一番問題に思えたのが、『監督は学校に対し「指導の一環で体罰ではない」と説明した』ということ。この説明に関しては憤りを感じました。

 この監督そのものが『暴力ふるっても指導と言えば許される、俺がメンバー選べるんだから何やってもいいんだ』という思考に陥っていたとしか思えないです。

 また、保護者会で経緯の説明があった際、『保護者からは「駅伝の全国大会出場には監督の力が必要」などと監督続投を求める声がほとんどだったという』ことについてもある種の怖さを感じました。

 自分の息子・娘がパワハラ同然の暴行受けてもいいと言ってるようなもので、このことは実は学校がウソついてんじゃないの?とさえ思えました。


 こうなってくると、根本の問題は「一部の指導者が『指導の名の下では何やっても許される』と思考で、選手(生徒)を消耗品同然に扱っていて、そのことに対する罪の意識が全くない」ということなのでしょうね。

 このサイトはフットボールのことを取り上げてますが、Jリーグの百年構想でも『指導に名を借りた暴力行為の撤廃』、先頭に立って進めてほしいです。(サッカーでも指導者の名を借りて暴力振るう輩がいますから)


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