ヨーロッパの保険事情です。
フランスやドイツでは、不動産を買った人が住宅ローンを
返済できなったときの傷害保険があります。
日本では“団体信用生命保険”といって死亡や高度障害、
最近では、三大疾病(がん・急性心筋こうそく・脳卒中)をカバーするものです。
死んだり、それに近いことがない限り、保険金は支払われません。
しかし、ヨーロッパの保険では、事故死をはじめ、失業、離婚、転勤、
双子や三つ子の誕生などによるローンの返済ができなくなったときのリスクを保障します。
さぞかし、保険料が高そうですね。
ほかにも、不動産を転売するときの価格下落リスクをカバーする保険もあります。
もっとも日本と違って、不動産の価格は入居したからといって下がりません。
日本は入居と同時に、2割下がるといわれているため、
転売価格との差額を補てんするような保険はありえないでしょう。