春暁
春眠不覚暁 処々聞啼鳥
(春眠暁を覚えず 処々啼鳥を聞く)
夜来風雨声 花落知多少
(夜来風雨の声 花落つること知る多少)
この句は覚えやすいだけでなく、なんとなく
心にのこる。(中国は好きではないけど)
更に高校の時習った、この漢詩には思い出があって。
友人がテストの答えに”多少ぞ知る”と書いて減点された。
彼が言うには”漢詩は下から上えへ戻れと習った?
現に上の2行は戻っているではないですか”と。疑問を呈した。
確かに”多少ぞ知る”のほうが口調もいいし。
友人の言っていることに納得した。
ただ教師はなんと答えたかわ覚えていない。
たぶん、うやむやで終わったのだろう。